社会そのほか速
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東京電力福島第1原発の汚染水貯蔵タンク群を囲むせき(高さ30〜50センチ)から放射性物質を含む雨水が漏れた問題で、東電は11日、周辺の地下水から1リットル当たり1万1000ベクレルが検出されたと発表した。検出したのは、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質。前回(9日採取)に比べ、濃度は約30倍に急増しており、漏れた雨水が地下水を汚染した可能性がある。
せきには放射性物質が付着しているため、降った雨も汚染されてしまう。10日になって、タンク周辺を二重に囲うせきのうち、外側のせきのつなぎ目などから約747トン漏れ、土壌に染みこんでいることが判明していた。せき内での放射性物質の濃度は最大で同8300ベクレルに上った。
東電は汚染範囲の把握のために監視を強化するとともに対策を急ぐ。海に流出する可能性については「現時点で判断できない」としている。【斎藤有香】

東京電力の広瀬直己社長は11日、福島第一原子力発電所の免震重要棟で社員に向けて訓示した。
地震が発生した午後2時46分に黙とうした後、「安全はすべてに優先する。我々は加害者だが、被災者の方に寄り添い、同じ方向を向いて仕事をすることが極めて大事だ」と語った。
広瀬社長は訓示の後、記者団に対して「東電として地元に仕事を作って貢献したい。国や自治体と協力して復興に取り組む」と述べ、政府が夏までに策定を目指す復興支援の新たな枠組みに協力する考えを示した。
一方、福島復興本社の石崎芳行代表は「復興のつち音の背後に、避難された方の苦しい人生の選択があることを心に留めて仕事をしてほしい」と話した。

ブラザー工業が3月11日、イギリスの産業用プリンティング企業Domino Printing Sciences plc(以下、Domino社)を買収すると発表した。買収額はグループとして過去最大の約1,890億円を想定。全株式の取得は6月下旬を予定している。
ブラザー 産業プリンティング企業買収の元木々を読む
1908年に創業しミシンを中心とした事業を展開してきたブラザー工業は近年、事業領域を多角化。プリンティング関連事業も拡大させてきたが、オフィスや家庭向けのプリンター・複合機の事業展開が主体で、パソコン上で作成したイメージを衣類に印刷するガーメントプリンターのような産業用は一部にとどまっている。今回Domino社を完全子会社にすることで同社は、産業用プリンティング領域の中でも成長が見込まれるコーディング・マーキング分野および商品パッケージへのデジタル印刷分野での事業基盤獲得を目指す。

アンディ・マレー(イギリス)の陣営に、元選手でもあるヨナス・ビヨルクマン(スウェーデン)を加えた。当面はテストとしての採用だという。ビヨルクマンは晩年はダブルスのスペシャリストとして活躍していたが、シングルスでも1997年11月に4位という実績を持つ。
マレーは現在世界4位。11月に長年のパートナーだったダニ・バルベルドゥと袂を分かって以降は、アメリー・モレスモーに次ぐセカンドコーチを探していた。
ビヨルクマンは42歳。来月までの数週間はテスト期間としてチームに加わり、今後のことを決めたいとのことだが、マレー側としては、常任のコーチとして期待しているという。
マレーはロッテルダムやドバイなど、ここ数大会の残念なパフォーマンスについて(いずれもベスト8で敗退)、コーチのモレスモーがフランスのフェド杯チームのために離脱していたためだと話している。モレスモーとは元々年に25週間という契約になっている。
ビヨルクマンは2008年に引退。グランドスラムのダブルスでは通算9勝を挙げている。(C)AP
※写真右がビヨルクマン。中央はマンスール・バーラミ、左がマイケル・チャン
Photo:MELBOURNE, AUSTRALIA – JANUARY 31: (L-R) Michael Chang, Mansour Bahrami and Jonas Bjorkman arrive at the annual Legends Lunch during the 2015 Australian Open at Melbourne Park on January 31, 2015 in Melbourne, Australia. The lunch celebrated the achievements of former world No.1 and Australian great Neale Fraser AO MBE. (Photo by Scott Barbour/Getty Images)

1990年代の初めに、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれていた、ニューヨーク・ニックスの試合をテレビで見ていたことを、ロジャー・フェデラー(スイス)は楽しそうに振り返っていたが、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、「僕が生まれたのは90年代だったからね」と口を挟んでいた。
17度グランドスラムを制したフェデラーが、10歳近く歳下の選手とマディソン・スクエア・ガーデンで試合をするというのは、決して偶然のことではない。彼らのテニスはとてもよく似ている。ディミトロフには「Baby Fed」というニックネームが付けられているほどだ。
火曜日の夜、1991年生まれの23歳のブルガリア人は、フェデラーを6-2 1-6 7-5で破った。最後はバックのダウンザラインで勝利を決めた。
ディミトロフは公式戦ではフェデラーに対して0勝3敗。今回の勝利を大きなものにはしたくないのだという。
「僕はすごくかれを尊敬している」と11位のディミトロフは話す。彼は昨年のウインブルドンで準決勝に進出した。
フェデラーはディミトロフが素晴らしかったと話している。
「彼のプレーがとてもよかったと思う。彼は本当にうまく試合を立ち直したと本気で思うよ」とフェデラー。「彼には自信を与えてしまったね。初めてのガーデンでのプレーで、大きなプレッシャーもあったと思うけど」。
二人の試合の前には、44歳のガブリエラ・サバチーニ(アルゼンチン)と、41歳のモニカ・セレス(アメリカ)の試合があり、サバチーニが8-5で勝利した。両者ともに引退後はほとんどプレーしていなかったが、セレスが勝った1990年のWTAツアーファイナルの名勝負から25周年を記念しての試合に向けて、トレーニングを積んできたのだと話していた。
フェデラーとディミトロフの試合の第3セットでは、ディミトロフがスタンドから観客の一人をコートに連れ出し、1ポイントをプレーさせる場面があった。コートに連れ出された少年は、フェデラーからロブを決めた。また、両者ともにクリエイティブなショットの応酬を観客に披露していた。
「今日は本当に苦しい場面が何度かあったよ」とフェデラーは言う。「僕たちは素晴らしいショットを打ち合ったと思う。それが最終的には試合がとてもハイレベルになった理由だろうと思うよ」。(C)AP
Photo:NEW YORK – MARCH 10: Grigor Dimitrov of Bulgaria greets Roger Federer of Switzerland during the BNP Paribas Showdown at Madison Square Garden on March 10, 2015 in New York City. (Photo by Rich Schultz /Getty Images)