社会そのほか速
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遺伝子治療に新手法が登場した。DNAの遺伝情報はRNAに転写され、さらにタンパク質に翻訳される。DNAからタンパク質への翻訳を担うメッセンジャーRNA(mRNA)をナノミセルという小さなカプセルに入れて組織に導入すると、安定した治療効果が期待できることを、東京大学医学系研究科の大学院生だった馬場美雪(ばば みゆき)さんと位髙啓史(いたか けいじ)特任准教授、片岡一則(かたおか かずのり)教授らがマウスの実験で初めて示した。mRNAによる遺伝子治療に道を開く成果として注目される。3月10日付の国際科学誌Journal of Controlled Releaseに発表した。
図1. 細胞内のmRNAの役割(提供:東京大学)
図2. 嗅覚神経因子のBDNFのmRNAナノミセルを投与したマウス実験の概要(Journal of Controlled Releaseの論文から引用)(提供:東京大学)
神経まひやアルツハイマー病などの神経障害は、神経が再生しないため、根本的治療が難しい。遺伝子治療は、障害された神経細胞を根本から治す戦略と考えられているが、天然のウイルスを用いて遺伝子を入れたり、天然の遺伝子を投与したりする、これまでの手法は、細胞自身のゲノムを傷つけてしまう懸念があり、治療への応用は困難だった。
理論的には、必要なmRNAを人工的に合成し、細胞に適切に送り込めれば、安全で効率的な遺伝子治療ができる。しかし、mRNAはそのままでは極めて不安定で、生体内で速やかに分解されてしまう。また、自然免疫を刺激して体内で強い炎症反応を引き起こすため、細胞に直接mRNAを送達することは容易でなく、mRNAによる治療への応用はほとんどなかった。
研究グループは、ポリエチレングリコールなどの高分子膜からなる小さな袋状のナノミセルのなかにmRNAを入れて、細胞に運び込む手法を考案した。この手法で、嗅覚障害を起こさせたマウスの鼻の組織に、神経栄養因子のBDNFを作るmRNAナノミセルを投与した。このmRNAは一度の投与で鼻の組織では2日間、安定にBDNFを作り続け、鼻の上皮組織を再生して、嗅覚を回復した。これは、神経障害に対する、mRNAを用いた世界初の成功例となった。
位髙啓史特任准教授らは「毎日、このmRNAをナノミセルで投与すれば、治療効果を持続できる。新しい遺伝子治療医薬品として、mRNAの可能性が実証され、多くの神経疾患の治療に応用が期待される。動物実験では副作用も少なく、有望だ。遺伝子治療のまったく新しい戦略になるだろう」と指摘している。

イザヴェルはこのほど、お悩み専門通販イザヴェルドットコム、カタログ通販にて「黒ネコのお散歩傘」を発売した。
「黒ネコのお散歩傘」(2,500円/税別)
カップルでも使える幅広サイズ
同商品は、雨が降ると傘の生地の白ネコが黒ネコに変身するレインチェッカー付の傘。雨の強さに反応して、「白ネコ」が「灰色ネコ」「黒ネコ」に変化し、雨の強さを知らせる。
かわいいだけではなく機能性にも優れ、日本洋傘振興協議会が定めるJUPA基準の3倍にあたる基準のテストでも「伝水・伝滴ゼロ」と高基準をクリアした。急な豪雨でも安心して使える。
猫が黒くなって「豪雨だニャン!」とおしらせ
305gと軽量タイプだが、サイズは通常よりも大きい120cmサイズ。幅広サイズなので、2人での使用にも適している。価格は2,500円(税別)。イザヴェルドットコム、カタログ、ネット通販、生協、店舗などで販売している。

バーゼルに所属するFW柿谷曜一朗(右)[写真]=Getty Images
セレッソ大阪は10日、今季のホームゲームで『YOICHIROシート』を設置することを発表した。
同シートは、C大阪に在籍経験のあるバーゼル所属のFW柿谷曜一朗の申し出により実現。ホームゲームで、メインスタンドに100席設置して毎試合100名を招待する。なお、柿谷の意向から、幅広く子どもたちを招待する予定となっている。
柿谷はクラブ公式HPを通じて、「僕がサッカーを始めたきっかけは、たまたまセレッソの選手に出会って、手を振ってもらったことからでした。そこからセレッソのスクールでサッカーを始めて、ずっと成長させてもらってきました。一人でも多くの子どもたちがスタジアムに来て、そういうきっかけを作ってくれたら嬉しいです」とコメント。
「サッカーを始める、セレッソを応援する、そういう子どもがどんどん増えていって欲しいと思い、『YOICHIROシート』を設置してもらうことにしました」との思いを明かし、「いつかまた僕がセレッソに帰ってきたときに、『YOICHIROシート』がきっかけでサッカー選手を目指そうと思った子どもたちに会いたいです」と語っている。
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ドイツのメルケル首相は10日、民主党の岡田克也代表と東京都内のホテルで戦後70年の歴史認識について意見交換し、日韓両国の懸案となっている慰安婦問題の早期解決を促した。「きちんと解決した方がいい。日本と韓国は価値観を共有しているので和解が重要だ」と述べた。
外相経験者の岡田氏は「歴代首相の間で一定の理解が進んだが、なかなか難しい状況だ」と説明。その上で「痛みを与えた方は早く忘れたいが、受けた方は容易に忘れられない。それらを踏まえ、和解の問題は対応しなければならない」と強調した。
【共同通信】

プライベートも注目を浴びるメッシとC・ロナウド [写真]=Europa Press via Getty Images
スペインもすっかり監視社会となってしまったようだ。
クリスティアーノ・ロナウドはリーガ・エスパニョーラ第22節のアトレティコ・マドリード戦で大敗した直後、自身30回目の誕生日を祝うパーティーを盛大に開き、大きな批判を浴びた。『大敗の後にパーティーなんて』という批判がマドリディスタから集まり、案の定、翌節のホームゲームではサンティアゴ・ベルナベウの観衆はクリスティアーノ・ロナウドに好意的ではなかった。
ポルトガル人ストライカーの代理人であるジョルジュ・メンデスは「プライベートなこと」と出演したラジオ番組で派手な誕生日パーティー開催を擁護していたが、クリスティアーノ・ロナウドが熱唱する姿などがソーシャル・ネットワーク上に掲載され、メディアがそれを報道。現代はプライベートなこともソーシャル・ネットワークに掲載されれば、公と捉えられてしまう。
第24節のマラガ戦で久々に敗戦を喫したバルセロナは同日夜、リオネル・メッシとジェラール・ピケが“ロンドンから遊びに来た友人”と合流し、カジノに行ったとイギリスメディアに報道された。その“友人”とは昨シーズンまでバルセロナに在籍していたチェルシーMFセスク・ファブレガスのことで、3人が一緒に夕食を食べている写真がメディアに掲載された。
その後、彼らはカジノで遊んでいたと報道され、その時間はルイス・エンリケ監督が選手たちに定める“門限”を過ぎていたという。マラガに敗れたバルセロナは、その3日後にチャンピオンズリーグのマンチェスター・C戦を控えており、試合翌日もトレーニングがあった。つまり夜遅くに外出していい日ではなかったのだ。(シティ戦は2-1で勝利)
選手たちのプライベートなことが今はいろんな方法によって世に出されてしまう。例えば、ピケは交通事故の女性の介護に当たっていた写真をメディアに報じられた。写真はたまたまその場に居合わせた人が携帯電話のカメラで撮ったものだろう。このように世間に対して良いイメージを残すこともある。
その一方で敗戦後に気晴らしで遊びに出かけたというのは、いくら工夫しても良いイメージにはならない。億万長者の若者がそれぞれのやり方でリラックス、気分転換を図っているのだが、負けているとプライベートなことでさえ、批判される。
選手たちは自分の言葉をソーシャル・ネットワークを通じてダイレクトに応援してくれるファンに届けることができるようになった反面、一方で誰でも情報を発信するツールを持つがゆえに、まるで誰からも監視されるようになってしまった。
勝っていれば何も言われないが、負ければ例えそれがプライベートとはいえ、どんな些細なことでも文句を言われる。2つのニュースはレアル・マドリード、バルセロナのクラブに所属した選手への周りの重圧、要求の大きさを示している。
サッカー選手はピッチの中のことだけで批評されるのが本来の姿だと思うが、現代は違う。
文=座間健司
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