社会そのほか速
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多くの専門家が、子どものスクリーンタイム(テレビ・ゲーム・スマホなどを見る時間)を制限することを勧めています。でも、タブレットやスマートフォンはユビキタス化が進み、そのような制限は現実的でなくなりつつあります。しかもこのスクリーンタイム、子どもにとって必ずしも有害とはいえないのです。
これまでにも、子どもとスクリーンタイムに関する研究が多くなされてきました。この記事では、それらの研究結果を引用しながら、早期言語発達の研究者であり、スピーチおよび言語セラピストでもあるクレア・スミスさんに意見を聞きました。あれこれ心配する前に、これだけは知っておいてください。
すべてのスクリーンタイムが同じではない
米国小児学会(AAP)では、スクリーンタイムについて語るとき、タブレットやスマートフォンをテレビやその他のデバイスと同様に扱っています。でも、多くの研究で制限対象として指摘されているのはテレビとゲーム(特に暴力的なゲーム)のみで、タブレットやスマホが対象の研究はあまり多くありません。テレビはスマホやタブレットよりもずっと長期にわたって研究されているため、これは納得できる結果です。しかし、AAPのようにすべてを一緒くたに扱ってしまうと、デバイス間の違いや、用途の違いを覆い隠してしまうことになりかねません。
スミスさんはこう言います。
テレビやコンピューターの使用に関する研究結果を引き合いに出したくなる気持ちもわかりますが、どの程度それを適用できるかは、何を知りたいかによるでしょう。
テレビは、子どもにとって注意欠陥障害の原因になると言われ続けてきました。ところが、「Slate」のMelinda Wenner-Moyerさんによると、社会経済的状況やコンテンツの種類など、他の要素を研究に含めると、そのような影響は消滅することが多いそうです。
個人的に、『Endless Alphabet』と『Grand Theft Auto』が同じだとは思えませんし、メディア研究者もそうは思っていません」
テレビは受け身です。スタッフが作り、視聴者が見る。スタッフはあなた個人の専属ではありません。誰かのおばあちゃんがテレビに出ていても、それはあなたのおばあちゃんではないのです。
米国小児学会の提言を書いた小児科医の1人が、「JAMA Pediatrics」にこう書いています。iPadで遊ぶことは、受け身でTVを見るよりも、ブロック遊びや絵本読みにずっと近いという内容です。…