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島から子どもが消える 「その日が来てしまったんじゃ」

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島から子どもが消える 「その日が来てしまったんじゃ」

島から子どもが消える 「その日が来てしまったんじゃ」

福山・鞆の浦から南東へ約6キロ、人口約600人の走島(はしりじま、広島県福山市)。高齢化が進み、今、島の学校に通う子どもは5人。今月、島に一つずつあった小・中学校と幼稚園が閉じる。子どもたちは島を去り、4月から本土の学校に通う。島の人たちが「宝物」のように大事にしていた子どもの声が消えてゆく。

【写真】文化祭で「走島ソーラン」を披露した子どもと卒業生たち。舞台上の一番左が小林法弘君=2014年11月22日、走島中学校

■子ども急減、高齢者6割に

 3月、走島の家々の庭には、春を告げるワカメがつるされていた。男たちは春からの漁に備え、網を繕っていた。

 島の中心産業は漁業。男たちの多くが漁師だ。漁港の近くで座って海を眺めていた漁師の男性(66)が言った。「子どもは『島の宝』。年寄りの『生きる糧』じゃ」

 1周8・8キロの走島。4カ月前の土曜の朝、原付きバイクの軽い排気音を響かせ、島民が続々と走島中学校にやってきた。この日は島の小中学校・幼稚園合同の最後の文化祭だ。体育館に約200人が集まった。

 「みんな元気そうじゃのう」。島で生まれ育った村上コトヨさん(77)は声を弾ませた。

 体育館の舞台で、中学3年の女子生徒3人、小学6年の男児1人、幼稚園年中の男児1人の計5人が「銀河鉄道999」などを合奏。中3の女子3人は「私たちが届けます!走島魂☆」と題し、島の特産ちりめんじゃこで作ったせんべい250枚が島外で全て売れたと報告した。

 財宝探しの旅に出る創作劇「かいぞくボスの宝探し」の主役は、島民のアイドル、小林法弘(のりひろ)君(5)だ。走島幼稚園の唯一の園児。お父さんは島の漁師で、法弘君と弟(3)は島民にかわいがられて育った。法弘君がせりふを言えば、客席はどっと沸き、上手に踊ると大きな拍手が起きた。

 小林さん一家は今春、島を出て行く。法弘君の姿を見つめながら、村上さんがぽつりと言った。「のり君も、もうすぐいなくなるんじゃ」

 漁業一本で栄えてきた島で最近、魚が捕れなくなった。タイやサワラ、トラフグはわずかしか網にかからず、県内有数の水揚げを誇ったシラス漁も不調。漁業だけで生活が成り立たず、生活の利便性を求めて若い漁師たちが家族で島を出て行った。10年前、78人いた島の子どもは急減。今、65歳以上の高齢者が島民の6割余りを占める。

■「のりくん、ともだちがほしい」

 今春で小中学校に通う4人が卒業。島では、夫妻が望めば、法弘君の卒園まであと1年、市が幼稚園を続けてくれるのではないか、と期待があった。

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