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『ダークナイト』シリーズや『インセプション』(2010)で知られる巨匠クリストファー・ノーラン監督が、最近のお気に入りの映画や自身の映画で気に入っているシーンについて語った。
現地時間15日にニューヨークで開幕した「トライベッカ映画祭」。トークイベントに参加したノーラン監督は、弱冠30歳の新人監督デイミアン・チャゼルが制作費約3億円で作り上げた『セッション』(現在公開中)が最近のお気に入りだと明かした。「昨年だと『セッション』は本当に気に入ったよ。信じられないほど素晴らしい作品だった。緻密に作られていることがわかって、嫉妬するような作品だったよ」。
また、自身の映画で気に入っているシーンは、『ダークナイトライジング』(12)のオープニングシーンとのこと。悪役のベインが飛行機をハイジャックして、空から飛び降りるこのシーンは、スコットランドで2日間をかけて撮影された。クルーが実際に飛行機から飛び降りるなど、リアルな映像美にこだわるノーラン監督らしい方法で行われ、完成したシーンは臨場感のある壮大な映像に仕上がっている。
【ハリウッドニュース編集部】