社会そのほか速
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新卒採用のコンサルティングの経験を生かし、就職活動をする学生に役立つ情報を発信します。
今回は、「就活は何から始めるべきか」を考えます。第一歩として「企業研究」を挙げる人が多いでしょう。企業研究では、興味のある会社から調べるのが一般的です。それで構いませんが、代表的な商品やサービスなど、当たり前の事実を確認するだけでは意味がありません。
その会社が、「本当は何屋さんなのか」という視点が必要です。例えば、写真フィルムのメーカーが、フィルム製造から派生した技術で化粧品部門に参入していることをご存じですか? テレビ局は、番組を制作して配信するだけでなく、イベントの運営なども業務にしていることを知っていますか? また、その会社が「何」を作っているかは分かっていても、「どのように」作っているかは、意外と知らないものです。仕入れ、付加価値の付け方、販売の仕組みなども調べてみてください。
こうした情報は、会社のホームページや就活の情報サイトだけでは分かりにくいことがあります。その会社について書かれた本や、ビジネス雑誌のバックナンバーを図書館などで探して読むと理解が進むでしょう。先輩のつてなどで、社員に会って話を聞くのもおすすめです。
「へぇ」と思わずつぶやく事実をたくさん発見してください。分析するポイントがわかりますし、志望動機が明確になります。(人材コンサルタント)
(2014年4月22日の読売新聞朝刊に掲載)