社会そのほか速
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東京都の就職支援機関「東京しごとセンター」で34歳以下の若い世代を対象にした「ヤングコーナー」を統括する。キャリアカウンセラーが常駐し、相談者の就職が決まるまで無料でサポートする。「働く意欲のある人が全員、働くことのできる社会にしたい」と語る。
インテリジェンスの前身の学生援護会で若者の就職支援事業に携わって以来、20年間一貫して就職を希望する高校生や大学生らの支援プロジェクトを担ってきた。
31歳の時、重い病気で半年間、仕事を休んだ。「生きて元気になったのは、自分には何かやるべき仕事があるのでは」との思いを持った。この時に考え出したのが、高校生の就職サポートプログラムだ。職場復帰後に具体化させ、これまでに全国で40万人以上の高校生が受講した。
「ヤングコーナー」には毎月約2000人が訪れる。就職活動中の大学4年生をはじめ、就職先が決まらないまま卒業したり転職を考えているなど相談者の立場はさまざまだが、「仕事について自分だけで悩み誰にも相談できずにいる」。カウンセラーは相談者の就職に向けた行動計画を立て、応募書類を添削し、面接についてプロの視点からアドバイスする。「若い人は可能性にあふれている。ちょっとしたきっかけで前に一歩踏み出すことができる」。
最近の若い世代の地域志向にも目を向ける。自分が生まれ育った地域など地方で働きたいと考えても満足して働ける場所は多くはない。「地方で若い人が魅力を感じて働ける場所を増やしたい」と次のプロジェクトも描いている。
やなぎさわ えみこ
1988年、学生援護会入社。求人情報誌「an」の営業企画を経て94年から学生・若年層の就職支援を担当。2006年、インテリジェンスとの経営統合で、インテリジェンス雇用開発本部公共事業部ゼネラルマネジャー。現在に至る。教育機関や官公庁などから受託した就職支援事業プロジェクトを統括。高校生向け就職ガイダンスのプログラムも開発。
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<メモ>
東京しごとセンターのヤングコーナーでは新卒者向けの求人情報を発信し、東京都内の優良な中堅・中小企業情報も提供している。