社会そのほか速
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この時期、大学3年生の女子に、就職活動について何が不安か尋ねると、皆が口をそろえて「面接が心配だ」と言います。
面接の何が心配なのかと聞くと、「自己PRが苦手だから」。人前で自己PRをすることは、「自慢げで気が引ける」と考える女子が多いようですね。
でも、まずはどこの会社を受けるか先に検討すべきでは? 面接のことばかり気にして、どんな会社でも同じ自己PRをしようとしていませんか。
志望する業界や職種がはっきりしないまま、就活の本番を迎えてしまう人が結構います。エントリーシートを提出するときになっても、まだ迷っていて、様々な業界の会社にエントリーする女子が少なくありません。
今の時期は、大学で勉強してきたことなどを振り返り、それをアピールできそうな業界を仮の志望先にするとよいでしょう。例えば、経済学部で地域の商店街の活性化について学んだなら、信用組合を志望先の候補にし、その業界を研究してみるのです。自分に合わないなと思ったら、ほかにも自分の強みがないか洗い出して、同じことを繰り返してみてください。
どんな業界でどんな仕事をしたいか決まらないうちから、自己PRの内容を考えても、その会社が求めているものと違えば、意味がありません。自己PRになりうるアピール点や強みは、それに見合う相手があってこそ発揮されます。説得力のある自己PRなら「自慢げ」になどなりませんよ。(ハナマルキャリア総合研究所代表)
(2014年10月7日の読売新聞朝刊に掲載)