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メジャーリーグ機構(MLB)が試合での得点数を増やすためにストライクゾーンの改正を検討していると、米ヤフースポーツの名物記者ジェフ・パッサン記者が報じた。すでにMLBの「プレイング・ルール委員会」で議論されており、2015年シーズンからストライクゾーンの問題に注視するという。早ければ2016年シーズンから本格導入される可能性が出ている。
メジャーでは2009年以降、ストライクゾーン拡大で投手有利となり、これがリーグの得点不足の一因だったと記事では指摘。2014年シーズンは1試合平均4.07点で、1981年以降では最小。戦後でも13番目に少ない数字だったという。
特集では、2009年シーズンでは0.28平方メートルだったストライクゾーンが、昨シーズンは0.31平方メートルにまで拡大され、低目のボールがストライクに含められるようになったという統計を紹介している。
低めへの制球力が評価される日本人投手には厳しい状況になる可能性も?これによりピッチャーは低目のコースで勝負することが可能となり、打者が空振りする確率は高まっていたという。現在のメジャーはピッチャー優位で、専門家は得点不足の理由の2割から4割がストライクゾーンに起因するという分析をしている。
派手な打撃戦が増えれば、野球人気を押し上げる可能性もある。ただ、特集では「ストライクゾーン改正により攻撃が間違いなくスパークすると誰もが認めている。だが、攻撃力が高まれば、それは試合時間が長くなることと同義だ。新コミッショナー、ロブ・マンフレッドの最優先事項の1つに試合時間短縮がある。この2つのバランスは非常に難しい」と締めくくっている。
これまでストライクだった低めへの投球がボールになれば、日本人投手の投球に厳しい状況が増えることも考えられる。日本人投手は、全体の傾向として直球だけでなく、変化球を低めに制球できることが強みで、メジャーでもこの点が高く評価されている。昨年、青木宣親外野手とロイヤルズで同僚だったメジャー通算83勝のジェレミー・ガスリー投手も「日本人投手は本当にレベルが高い。特に、低めへの変化球のコントロールが素晴らしい。実はとても難しいことだが、どの投手も簡単にやってしまう」と認めていた。
低めに落ちる「スプリット」を決め球とする田中将大投手(ヤンキース)、岩隈久志投手(マリナーズ)、上原浩治投手、田澤純一投手(いずれもレッドソックス)のピッチングに影響を与える可能性も出てくる。ピッチャー優位から一転、受難の時代がやってくるかもしれない。本人も「走・攻・守、三拍子そろった長野選手のようになりたい」
阪神の21歳が、新人離れした活躍でキャンプの注目の的になっている。ドラフト3位・江越大賀外野手(駒澤大学)が13日、韓国プロ野球のサムスンとの練習試合に「1番・センター」でスタメン出場し、5打数4安打をマークした。
昨年、明治神宮大会を制した駒澤大学の右のスラッガー。右中間へ強い打球を放つことができるリストの強さが売りで、プロのスカウトからも「巨人の長野のようなバッターになれる」と評価されていた。
長崎・島原で過ごした少年時代は巨人ファンで、松井秀喜氏のホームランに魅了された。そして、高校、大学で野球に本格的に取り組んでいるうちに「走・攻・守、三拍子そろった巨人の長野久義選手のようになりたい」と憧れを抱くようになった。
練習試合でも持ち前の打力を発揮。相手は韓国チームでデータがなかったため、バッテリーの攻め方に工夫はなかったものの、江越のセンスの良さとスケールの大きさは目立った。視察した他球団のスコアラーも「長野のような選手になるかもしれない」と警戒している。トリプルスリーも夢ではない。期待の外野手に注目だ。