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イタリアの名門インテル・ミラノが、FC東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)の獲得に乗り出していることが9日、分かった。関係者によれば、インテルは武藤の実力とスター性を高く評価。身分照会を終え移籍金も提示済みで、今後、正式オファーとなる可能性もある。武藤に関してはプレミアリーグの名門チェルシーからの正式オファーが8日に判明したばかり。他にも複数の欧州クラブが獲得に興味を示しており、今後激しい争奪戦が繰り広げられそうだ。
【写真】武藤もこの仲間に?長友(前列中)らインテル・ミラノイレブン
チェルシーだけではなかった。武藤の獲得に向け、別の世界屈指の名門が動いていることが判明した。FC東京関係者は「既に複数クラブから獲得の打診が来ている」と明かしていたが、その一つがセリエA優勝18回を誇るインテル・ミラノだった。関係者によれば、武藤の実力はもちろん、そのスター性も評価しているという。身分照会にとどまらず移籍金の提示も行っていることから今後は正式オファーに発展するとみられる。
日本代表DF長友も所属するインテルはここ数年は低迷しているが、イタリアで唯一2部への降格がない名門だ。09~10年シーズンには現在チェルシーを率いるモウリーニョ監督の下で欧州CL、リーグ、イタリア杯の3冠を達成するなど、世界屈指の強豪として知られる。今季途中にはマンチーニ監督が就任。復活を期す来季に向けてオフには大型補強を画策しており、その中で日本のスターにのし上がった武藤に白羽の矢が立った。
8日にプレミアの強豪チェルシーが今夏の獲得に向け正式オファーしたことが判明。一夜明けたこの日は東京都小平市のクラブハウスが“武藤フィーバー”に揺れた。民放全局を含む記者約50人が集結。クラブ関係者は「長友の時以来」と、くしくもインテルに所属する長友がFC東京在籍時に欧州移籍と騒がれた時を思い出して目を細めた。
渦中の武藤はこの日、首と右腰を痛めた4日の甲府戦後は初めて全体練習に合流し、紅白戦を含む全メニューをこなした。その後は患部を入念にマッサージ。「腰は大丈夫だけど首にまだ少し痛みがある」というものの、12日のアウェー湘南戦に向け「試合には問題ない」と出場の意欲を示した。チームはリーグ戦で2連勝中で、首位浦和に勝ち点差2の2位と好調をキープ。「チームの流れは凄く良い。勝って流れに乗ることが大事。負けないことではなく、とにかく勝つことにこだわってプレーしたいと思います」と力を込めた。
当面は「ファーストステージで優勝することに全力を注ぐ」と目の前の一戦に集中するが、チェルシー、インテル以外にも興味を示しているクラブもある。日本の若きスターは、一気に今夏の移籍市場の注目の的となった。
◇セ・リーグ DeNA2―1阪神(2015年4月9日 甲子園)
DeNAが投手戦を制して4連勝。中日がヤクルトに敗れ、単独首位に立った。
【写真】単独首位にスタンドの声援に両手を挙げて応える中畑監督
DeNAが10試合以上消化して首位に立つのは07年5月以来8年ぶり。
8回1死一、三塁でバルディリスが右前適時打を放ち、待望の1点が入ると、続く飛雄馬が右越え適時二塁打で加点。試合を決めた。先発の高崎は再三走者を背負いながらも7回7安打無失点で今季初勝利をマークした。
阪神は5連敗で借金2。甲子園での開幕カードで同じ相手に3連敗するのは、95年の広島戦以来20年ぶり。先発の岩崎が8回途中まで好投も筒香、ロペスに連打され降板。リリーフに立った福原が痛打を浴びた。打線は先制機がありながら高崎を攻略できず、8回に無死二、三塁の好機ではゴメスの内野ゴロの間の1点に終わった。
<競泳日本選手権>◇第2日◇8日◇東京辰巳国際水泳場◇男子100メートル平泳ぎ決勝
【写真】千紗熱唱…北島見守ったガルネク解散公演
五輪2大会連続2冠の北島康介(32=日本コカ・コーラ)が0秒14差で日本代表の座を逃した。
男子100メートル平泳ぎ決勝で今季自己ベストの1分0秒18を出したが、3位で世界選手権(8月、ロシア)代表枠の2位以内に入れなかった。
優勝は小関也朱篤(23=ミキハウス)で2位は立石諒(25=ミキハウス)。ともに派遣標準記録を突破したため、代表権を獲得した。「桜のように散ってしまいました。来年も桜を咲かせたい気持ちもある」と北島。今後、家族らと話し合うが、現役続行に含みを残した。
【球界ここだけの話】
DeNAがユリエスキ・グリエル内野手(30)との契約を解除してから1週間。キューバの至宝は、すっかり“ヒール”になってしまった。
キューバのスポーツ庁関係者は、「われわれも、DeNAの求めに応じるよう彼を説得した」と話し、日本とキューバの関係悪化を回避しようと最大限の努力はしたという。これが本当であれば、“キューバ危機”の真相は、DeNAとキューバ国内リーグの両方でプレーし続けなければならない現状に、グリエルが音を上げたということになる。一昨年の11月の国内リーグ開幕から先月までオフがなく、いつ“パンク”しても不思議ではない状況だった。
再三の来日拒否は、重大な契約違反に違いなく、わがままだとしかいえないが、キューバの所属チームでDHだったセペダやデスパイネと違い、グリエルはインダストリアレスで三塁、二塁に加え、遊撃も守っていた。セペダはちゃんと来てるのに、というのは少々、酷だ。
キューバ野球連盟の幹部、アントニオ・カスティーヨ氏は「日本で学んだことを国内に持って帰ってきてもらうことが重要。だから、体力的に無理を強いるのは承知の上で国内リーグでプレーさせる」と“掛け持ち”の意義を語っていたが、オフがないままプレーし続けることは難しい。いずれ無理が出てくるのは当然で、その不幸な第1号がグリエルだったというだけだろう。
グリエルには、メジャー志向があり、メジャー移籍のため、意図的に契約をこじれさせたという見方もできるが、その可能性は低い。現時点では亡命以外の手段でキューバ選手が米国でプレーする方法はなく、グリエルにその意思はない。
間が悪いことに、DeNAとの契約解除直後に、米メディアの取材に対し、「ヤンキースに入りたい」と答えている動画がウェブに掲載されたが、この取材が行われたのは、国内リーグの期間中で、DeNAとの契約が解除になる前だ。
あるメジャー球団の編成担当者は、グリエルをマークしていることは認めながらも、「亡命者以外のキューバ選手との交渉は、政府間の交渉がまとまるまではできない」と話し、今の時点では手が出せない選手だという。カスティーヨ氏も2月の時点で、「現時点でわれわれとメジャーの間で、選手の移籍に関する交渉を行っていない」と話しており、グリエルがすぐにメジャー入りできる状況とはとうてい考えられない。
グリエルのメジャー行きがあるとすれば、キューバが日本に対し“二枚舌外交”を仕組んでいて、“合法的”に派遣する算段をしていたか、グリエルが密かに亡命を企てているというシナリオしかない。(清水公和)
右前挫石で阪神大賞典を回避したトーホウジャッカル(牡4=谷)は来月3日の天皇賞・春(京都芝3200メートル)への出走を見送ることが決まった。
【写真】斑点模様で人気急上昇のブチコ
トーホウジャッカルは昨秋、菊花賞を制した後、年内は休養していた。その後、阪神大賞典からの始動が予定されたが3月18日の追い切り後に右前脚の挫石で阪神大賞典を回避。3月末には、谷師が「爪の内出血が抜けなくて、思ったより良化に時間が掛かっている」と説明。「天皇賞までに使うのはしんどいかもしれない」と見通しを語っていた。
来週から乗り込みを再開する予定で次走は状態次第になる。