社会そのほか速
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東京都檜原村にある国指定重要文化財「小林家住宅」の保存修理が完了した。
修理を機に観光客を呼び込もうと、管理棟やトイレ、小型のモノレール(乗客定員8人)なども整備。5月31日の落成式後に正式オープンとなるが、現在も山道を歩いて登れば見学することができる。
村教育委員会によると、小林家住宅は江戸時代中期(18世紀前半)、標高750メートルの尾根筋に建てられた入り母屋造りの山岳民家。小林家はこの地域で代々、組頭を務めた家柄で、養蚕などで生計を立てていた。
保存修理では、老朽化が進んだ住宅を解体し、屋根はトタンからかやぶきにふき替えるなどし、入り母屋造りの屋根に戻して復元した。展望デッキを備えた管理棟などのほか、工事用モノレールを活用し、山道を登るのが難しい人にも訪れてもらえるように、延長405メートルのモノレールも整備した。
修理は2011年12月に始まり、周辺整備を含めて今年3月に完成。総事業費は約3億7000万円。藤倉バス停や駐車場のあるモノレール発着場所から徒歩25~35分の場所にある。見学時間は午前10時~午後4時(11月~3月は午後3時まで)。
住宅周辺にはツツジが植えられており、見頃を迎えている。モノレールが利用できるのはオープン後で、利用には村教委への事前予約が必要となる。
問い合わせは村教委(042・598・1011)へ。
子育て世代の移住を促すため、島根県津和野町が建設していた「つわの暮らし推進住宅」計5棟が完成し、入居が始まった。
25年間住み続ければ、入居者に敷地ごと無償譲渡する条件で、町は2015年度も同町中川に3棟を整備する。
同住宅は木造平屋の一戸建て(約95平方メートル)で、ほぼ高津川流域産材で建築。間取りや外観は入居者の希望を取り入れて、青原地区に3棟と左鐙地区に2棟を初めて建設した。
小学生以下の子供を持つ世帯に限って入居者を公募したところ、北海道や九州などからも問い合わせがあり、地元住民も加わった審査委員会で地域活動に対する考えなどを聞いて、益田市や東京都、兵庫県からの移住希望者5世帯21人を選んだ。
家賃は月額3万円で、町内の建設会社や設計事務所などでつくる特別目的会社が25年間は指定管理者として維持管理する。事業費は25年間の維持管理費を含めて1億5900万円。
町は14年度からの5年間で、希望する地域に計25棟を整備する方針で、町つわの暮らし推進課は「子供のいる世帯が減っており、若い人が地域に入ることで活性化につながることを期待したい」としている。(熊谷暢聡)
パナソニックと横浜市などは25日、港北区綱島東の同社事業所跡地(3万7900平方メートル)に、環境に配慮した技術開発施設や商業施設、集合住宅などで構成する街「サスティナブル・スマートタウン(SST)」を2018年までに整備すると発表した。
用地の一画には米アップルの「技術開発センター」が建設される予定だ。
SSTでは、太陽光や水素などの次世代エネルギーを活用するほか、情報通信技術(ICT)や多言語翻訳技術などの先進技術を集積する。パナソニックは1960年から、この事業所で通信・計測機器を生産していたが、11年から再開発を検討していた。今後、同社は野村不動産などと「まちづくり協議会」を設け、環境やエネルギーに関する全体目標や、実現に向けた指針を策定し、15年度中の着工を目指す。
SSTの技術開発ゾーン(1万2500平方メートル)には、アップルの技術開発センターが、生活利便ゾーン(1万8300平方メートル)にはユニーの商業施設が進出し、約100戸の集合住宅や保育施設なども設置される予定だ。
アップルジャパン広報部によると、技術開発センターのエネルギー使用量は従来比40%減とするほか、敷地内に新たに1200本以上の樹木を植えるという。屋上緑化や水の再利用なども計画しており、同広報部は「環境に優しい施設にすることを横浜市と共に進めていく」としている。
パナソニックは藤沢市の同社工場跡地でも、太陽光パネルや蓄電池を配置した戸建て住宅が集まるSSTの開発を行っており、18年度の完成を目指している。
人気雑貨ストア「FLYING TIGER COPENHARGEN(フライング タイガー コペンハーゲン)」が6月、福岡・天神にオープンする。
「FLYING TIGER COPENHARGEN」が6月、福岡・天神にオープン(画像は表参道ストア)
スカンジナビアンデザインを手頃な価格で
「FLYING TIGER COPENHARGEN」は、1995年に北欧デンマーク・コペンハーゲンに誕生した雑貨ストア。ユーモアや色彩に富んだスカンジナビアンデザインのアイテムが手頃な価格で購入できるとあり、注目を集めている。
日本国内では2012年の大阪・心斎橋ストアを皮切りに、旗艦店の東京・表参道ストアや吉祥寺ストア(2015年3月20日オープン)を展開、現在では全14店舗まで広がっている。
国内では14店舗展開(画像は表参道ストア)
6月にオープン予定の福岡・天神の店舗は、九州初の出店となる。店舗ではかわいいキッズアイテムやキッチン用品、ユニークなインテリア用品やデジタル用品、ウイットに富んだステーショナリーやゲームアイテムなどを販売予定。
歴史ある学生街・高田馬場で愛される名画座「早稲田松竹」とは?
学生街・高田馬場の一角に、今年で創業64年を迎える老舗映画館「早稲田松竹」があります。今では数少ない名画座(旧作映画を主体に上映する映画館のこと)で、一度閉館となりながらも、復活をとげた過去があるそうです。そんな「早稲田松竹」の支配人・菊田さんに、これまでの歴史や高田馬場という街について伺いました。
――映画館のこれまでの歴史について教えてください。
菊田さん「昭和26年に、当初は封切館(新作映画を初めて上映する映画館)として開業しました。昭和50年より二本立てを専門とする名画座として親しまれましたが、平成14年3月に一度休館を迎え、その年の12月に再オープンとなり、現在に至ります」
――長い歴史があるんですね。“再オープン”されたのは、どういった経緯だったんですか?
菊田さん「閉館した際、早稲田大学の学生さんが中心となり、“早稲田松竹復活プロジェクト”として署名活動などをしてくれたんです。そこで場所や施設は以前のまま、内装を少しリニューアルして再オープンとなったんですよ」
――ファンの愛情で復活したんですね! ではお客さんも、やはり学生さんが多いのでしょうか?
菊田さん「どちらかというと、大人の方が多いかと思います。年配の常連さんは、大学時代に観に来られていた方が、50代位になってもいらしているということが多いみたいですね。先日は、昔早稲田に住んでいて、50年ぶりに来たとおっしゃる方がいらしたんです。“まだあったなんて。よく頑張って続けてこられましたね”と言われて、そういうのがあるとやっぱりうれしいですよね」
――歴史があるからこその、すてきなお話ですね。では、高田馬場という街についてはどんな街だと思われますか?
菊田さん「やはり学生街なので、飲食店が多くて、学割や大盛りサービスなど学生さんに優しいサービスが多いと思います。新宿区ですが、都心の新宿より離れているので、派手さはないけど安心して住める街だと思いますよ。もともと地元の方っていうのは少ないので、あまり個人商店はなく、チェーン店が多いかなと思いますね」
――若い方が多いのですね。それでは最後に、高田馬場へ住むことを考えている学生さんへメッセージをお願いします。
菊田さん「高田馬場に住まれた際には、ホームシアター感覚でぜひ『早稲田松竹』へお越しください。当日限り有効の外出証で出入りは自由なので、学生さんは授業の時間に合わせて、一度抜けたりしながら鑑賞されていますよ。若い方はあまりなじみがない言葉かもしれませんが、“二本立て”だと自分が知らなかった映画にも出会えると思います。学割を使えば2本で1100円ですし、通常の映画館と比べると行きやすいですよね。映画はやっぱり、大きな画面と迫力ある音響と共に観ると違うものです。近くは通るけどいらしたことがないという方も、お時間があるときにぜひいらしてください」
――ありがとうございました!
歴史ある学生街・高田馬場。この街に暮らし、街を見続けてきた映画館でさまざまな映画と出会い、新しい自分を発見しながら学生時代を過ごしてみるのも、すてきではないでしょうか。
≪取材協力≫
早稲田松竹映画劇場
http://www.wasedashochiku.co.jp/
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