社会そのほか速
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日本は長らく、椅子などの家具を使わず、床面全体を生活空間とする「床座」で暮らしてきた。
家具の置き場所に縛られず、日当たりのいい場所や風通しのいい場所など、その季節で最も居心地のいい場所に座布団を持っていき、そこでくつろぐライフスタイルだ。
京都・伏見の大東寝具工業は、ソファと座布団のいいところを掛け合わせた、三角形の大型クッションを作っている=写真=。この形に意味があるそうだ。
人が座っていない時にも三角形が保たれ、だらしなく見えない。座れば自然に背もたれが立ち上がり、身体を支えてくれる。中に入っているのは大きめの発泡ビーズのため軽く、柔らかで、どんな姿勢にもフィットする。
三角形のクッションには、和室で使うことを想定した、つむぎ風カバーが特徴の「座・気まま」と、洋風インテリアにも合う「tetra(テトラ)」という二つのシリーズがある。カバー素材は綿100%が主だが、合成皮革のものも。カバーを取り外して洗える商品も展開している。
床に座るとなぜか落ち着く。部屋にソファがあると、その近くに座布団などを敷いてくつろぐのは違和感があるが、この三角クッションなら不思議と釣り合う。洋と和の要素を上手に取り入れながら、快適な暮らしを手に入れたい。(インテリアコーディネーター くろだあきこ)