社会そのほか速
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空港、駅、美術館、学校などの公共建築。その施設に配置された家具。必要な情報が簡単に認識できる案内標識。デザインを発注する側とデザイナー双方のセンスを感じることができる。
白地に黒のアルファベットがプリントされた、同国の「デザインレターズ」社の食器が人気だ。この書体は、1942年に完成した同国のオーフス市庁舎内部の案内標識用として、設計者のアルネ・ヤコブセン自らデザインしたもの。書体の美しさに着目した「デザインレターズ」が、数年前に食器などの生活雑貨に採用した。家の中を美しい文字でスタイリングするという、新しい提案だ。
中でも、メラミン製の子ども用シリーズ=写真=は特に好評だ。カップはAからZまで一文字ずつそろっており、家族のカップをイニシャルで選ぶこともできる。「H」「O」「M」「E」のように組み合わせて言葉も作れる。海外ではプランターとして窓辺に並べている人も多い。
クリエイティブな仕事に就いている人で、「幼い頃に親が与えてくれたモノや環境が今につながっている」と話す人は多い。良いデザインに触れる機会を日常的に子どもに与えることは、とても大切なことだと思う。(「アクタス」ブランド戦略室長 大重亨)