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SPA!本誌の特集では「40歳独身サラリーマン」や「40歳既婚サラリーマン」について何度も取り上げてきたが、“幸福度”という観点で見ると、どちらが不幸なのだろうか? 周りを見渡せば「孤独死の不安にさいなまれる独身サラリーマン」もいれば、「家事ハラに耐えまくっている既婚サラリーマン」もいる。どちらも不幸には違いないが、いかにして不幸の穴に陥り、ひどい生活を送っているのかは気になるもの。
ここでは独身サラリーマンのケースを紹介しよう。
◆婚活パーティでは無視!? 40歳を境にモテなくなり生涯独身まっしぐら!
<堀江孝之さん(仮名・43歳)/年収490万円/彼女ナシ歴3年>
40歳を迎えたところで、6年間同棲していた彼女と破局。以来、まったくモテずに独身生活を続けている堀江孝之さん(仮名)は、独り身の不幸をこう語る。
「“年貢の収め時かなぁ”なんて、まるでモテ男のように結婚を意識していたのですが、月収30万円弱の40男に不安を感じてか、別れを切り出されてしまったんです。しかも、家具や家電は彼女が買い揃えたモノだったので、すべてを持っていかれた。殺風景な部屋を眺めると、一気に切なくなりましたね。長年付き合った彼女に40歳でフラれるとは、考えてもみませんでした」
子供がほしかった堀江さんは、久しぶりのフリー生活を楽しむこともなく婚活をスタートさせた。
「気がついたら遊び友達はみな既婚者で、休日に誰も遊んでくれない。昔の合コン仲間に女性を紹介してもらおうとしても、誰も手配してくれませんでした。仕方なく、婚活パーティに登録したんですが、大苦戦。メールを送っても、10人に1人しか返信が来ないんです。しかも女性側からのコンタクトは皆無。いわゆる“書類選考”の時点で、落とされるんですよね」
堀江さんがこう嘆くのも無理はない。某大手婚活サイトのスタッフによれば、「女性は絞り込み検索の際に、40歳未満にチェックする人がほとんど。39歳はヒットしても、40歳は検索にヒットしません」とのこと。
「女性から連絡が来たかと思えば、相手も40歳オーバー。子供がほしいので、もう少し若いコがいいなと思ってしまうんです。これって贅沢なんですかね……。“このまま独身で一生過ごすのかな”と想像すると、老後が不安で仕方がありませんが、今はもう少しだけ年上好きの女性からのコンタクトを待とうと思っています」
結婚に立ちはだかる“40歳の壁”に苦しむ堀江さん。…