社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
合意を受け、急進左派のツィプラス党首が同日、首相に就任した。ユーロ圏で初の反緊縮派政権となり、金融支援の条件として緊縮策の継続を求める欧州連合(EU)との緊張が高まりそうだ。
ツィプラス氏は26日夕、大統領府で首相就任の宣誓を行った。27日にも新内閣の顔ぶれが明らかになる見通しだ。
急進左派は第1党に与えられる50の「ボーナス議席」を加えて149議席を獲得した。サマラス前首相が率いた新民主主義党(ND)は76議席にとどまった。緊縮反対を訴えてきた右派の独立ギリシャ人は13議席を得た。
首相就任に先立ち、ツィプラス氏は独立ギリシャ人のカメノス党首と会談し、連立に合意した。両党はともにEUが要求する緊縮策への反対では一致しているが、基本的な方針の違いも大きい。ツィプラス氏は26日、他の少数政党にも新政権への協力を呼びかけて政権基盤の強化を図った。
ツィプラス氏は25日深夜、アテネ中心部の広場で、「悲惨な緊縮策は、過去のものになる。屈辱と苦痛の5年間は終わる」と述べ、2010年に深刻化した「ギリシャ危機」以来、続けてきた緊縮策と決別する方針を表明した。
急進左派は、EUへの債務返済の見直しや、最低賃金の引き上げなど、緊縮策の見直しを公約に掲げ、景気低迷にあえぐ国民の支持を集めた。