社会そのほか速
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【チュニス共同】チュニジアの首都チュニスで日本人観光客らが殺害された博物館襲撃テロで、実行犯として射殺されたハテム・ハシュナウィとヤシン・ラアビディの両容疑者は、内戦状態に陥りイスラム過激派が伸長した隣国リビアとの関係が深いことが判明した。治安当局はハシュナウィ容疑者の父親ら家族2人を拘束し、背後関係の解明に乗り出した。
両容疑者はチュニジア人。ロイター通信によると、同国内務省筋は、2人がチュニスのモスク(イスラム礼拝所)で過激派に勧誘され、昨年9月、リビアにある施設で軍事訓練を受けたと語った。
【ソウル西岡省二】北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、最高人民会議(国会に相当)第13期の第3回会議を4月9日に平壌で開催すると報じた。国防委員会や内閣、最高人民会議常任委員会の人事を発表し、今年の予算案を審議するとみられる。
北朝鮮では2月に朝鮮労働党政治局と党中央軍事委員会のそれぞれの拡大会議が相次いで開かれた。内容は明らかにされていないが、指導部の人事を話し合った模様だ。今回の最高人民会議では金正恩(キム・ジョンウン)体制の新たな布陣が明らかになる可能性もある。
最高人民会議開催は昨年9月25日の第2回会議以来。第3回会議の開催は最高人民会議常任委員会が今月17日に決定した。出席する代議員(国会議員に相当)の登録は4月7、8両日に実施される。
【ワシントン西田進一郎】米国防総省は18日、米軍が東アフリカ・ソマリアで空爆を行い、イスラム過激派アルシャバブ幹部のアダン・ガラル容疑者を殺害したと発表した。ガラル容疑者は2013年にケニア・ナイロビの高級商業施設が襲撃され計67人が死亡した事件に関わったとされている。
同省によると、米軍は12日にガラル容疑者を乗せた車両を無人機から空爆し、殺害した。ガラル容疑者はアルシャバブで秘密情報活動などに携わり、米国民などを標的にした対外作戦の中核を担っていたという。米軍は昨年9月以降、最高指導者アフメド・ゴダネ容疑者をはじめアルシャバブの幹部を次々と無人機で殺害している。
国家改革評議会(NRC)のティエンチャイ議長は3月19日、憲法起草委員会(CDC)がまとめた新憲法の最初の草案が4月17日までにNRCに提出され、NRCが4月20-26日にかけて草案の内容を詳しく検討する予定だと明らかにした。 また、その後30日のうちにさらなる検討を行って修正すべき点などをCDCに伝える。 これについて、同議長は、「CDCはNRCの提言に基づいて草案を修正しなければならないわけではない。 だが、修正しない場合はその理由が説明されるだろう」と述べている。 その後、CDCは新憲法の最終案をまめることになるが、それがNRCに提出されるのは8月か9月になるという。 このほか、タイ貢献党や民主党から新憲法の是非を問う国民投票を実施すべきとの声が出ているが、同議長は、「その件は5月に話し合われることになろう」と述べている。
2015年3月20日、タイ中央部の端にあるロッブリー県はひまわりや街中を徘徊する猿が有名な観光地だ。そんな観光地にHIVキャリアを無料で受け入れているプラバートナンプ寺がある。
【その他の写真:プラバートナンプ寺境内にある第一病棟。常駐医師や看護婦のほか外国人ボランティアなどが働いていた】
ここの住職であるウドムプラチャートーン師が1994年にHIVキャリアやエイズ患者を受け入れ始めた。ここに入院する患者は貧困層の者が多く、家族や親戚が助けを求めて連れてくるケースや、身寄りがないため面倒を見きれなくなった者が患者を寺の前に捨てていくケースもある。
プラバートナンプ寺の境内にある病棟は第1施設で、近くの敷地にある第2施設には母子感染などでキャリアとなっている子どもの患者がいる。
タイは一時期「エイズ大国」などという不名誉な呼ばれ方をしていたが、現在はHIVの新規感染者もだいぶ減っている。政府や様々な慈善団体などの啓蒙活動でコンドームの使用率が上がっており、タイ公共保健省の統計では2013年のタイでのHIVが原因(タイの統計ではHIVとエイズを明確に分けていない)での死亡者数は5683人になっている。全体の死亡者数の1.33%に当たる。過去10年では2010年の死亡者が3638人だったので増加傾向にあるが、2004年の1万1473人から見れば半数になっている。
とはいえ、東京都健康安全研究センターの資料を見ると日本でのエイズ患者の死亡者数は50人から70人の間で推移している。また、日本の国立感染症研究所ウェブサイトによれば厚生労働省エイズ発生動向委員会が発表した2012年の新規報告数は1449件(無症候性キャリアの新規HIV感染者1002例、「いきなりエイズ」の新規エイズ患者447例)となっている。
タイではHIV感染者報告数は7万人台前半で推移しているので、依然タイはHIV感染のリスクが高い。
プラバートナンプ寺で収容しているHIVおよびエイズ患者は151人だ。医師は常駐でひとり、助手の看護師らが数名しかいない。しかし、日本人女性を含んだ外国人ボランティアが数名いることと、動ける患者は境内の施設で暮らしながら働くなど、タイ仏教の根底にある助け合いの心が機能していた。
動けない患者がいる病棟は陰鬱な雰囲気が漂っているのだろうと想像したが、ここもタイ人らしく患者も笑顔が絶えず、決して悲壮感はない。…