社会そのほか速
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(台北 15日 中央社)中国大陸は15日午前11時、台湾海峡上に設定した新たな民間航空路で試験飛行を行った。行政院(内閣)は同日、中国大陸側から事前に通知があったとしたほか、国防部も「状況はすでに十分に把握している」と発表した。
新航空路の設定をめぐっては、中国大陸が今年1月、大陸南東部の航空路の混雑緩和を目的に3月5日からの運用を公表したところ、台湾側が台湾本島と金門、馬祖を結ぶ離島路線の安全運航に影響を与える恐れがあると反発。中国大陸側は今月3日になって当初の計画から中国大陸側に6カイリ移動させるとしていた。
新航空路では、民用機に混じって中国大陸の軍用機が飛行する可能性があると懸念する声が上がっている。国防部では台湾海峡付近の空域を飛行する航空機を十分に把握しているとし、安全維持に自信があると強調している。
(唐佩君、黄名璽/編集:齊藤啓介)
(台北 15日 中央社)旧暦で最初の満月となる元宵節(今年は3月5日)前後の風物詩として知られ、今年は台中市で開催されている「台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)が15日、最終日を迎えている。林佳龍市長は過去最高の来場者総数1200万人超えを目指したいとしている。
ランタンは午後11時まで点灯。同6時30分からは多彩なパフォーマンスや花火ショーなどが繰り広げられる閉幕セレモニーが行われる。
一方、桃園市は来年の開催地になったとして準備に取り掛かる考えを示している。「多様な文化」と「科学技術の夢」をテーマに台湾高速鉄路(新幹線)の桃園駅周辺での開催を検討しているという。
(邱俊欽、カク雪卿/編集:齊藤啓介)
15日、北京で記者団の質問に答える中国の李克強首相(EPA=時事)
【北京時事】中国の李克強首相は15日の記者会見で、2015年の経済成長率目標を14年の7.5%から7.0%に引き下げたとはいえ、「達成は容易でない」と述べ、景気下支えを続ける方針を明らかにした。今後も利下げなどの金融緩和や公共投資拡大、減税が柱になる見通し。
李首相は7%成長について、「中規模国一つ分の国内総生産(GDP)を創出するのと同じ計算になる」と目標達成の難しさを説明。ただ、「ここ何年かは大規模景気刺激策を行っておらず、政策の余地は大きい」と語り、雇用不安に陥りそうな場合には強力なてこ入れに踏み切る構えを見せた。
13日、スリランカのコロンボで、インドのモディ首相(左)と話すスリランカのシリセナ大統領(EPA=時事)
【ニューデリー時事】インドのモディ首相が中国包囲網「ダイヤのネックレス」の強化に乗り出した。10~14日には、インド洋の島国セーシェルとモーリシャス、スリランカを歴訪。安全保障協力を強めることで一致し、軍事的海洋進出を図る中国に対して反撃ののろしを上げた。
「インド・スリランカ関係の黄金時代を築こう」。国際会議出席を除き、28年ぶりとなったインド首相のスリランカ訪問で、モディ首相はこう訴えた。
中東とアジアをつなぐ海上交通路の確保を狙う中国は、パキスタンやバングラデシュ、スリランカなどに莫大(ばくだい)な資金を投じ、港湾開発を進めてきた。これらの港はインドを包囲するように位置することから「真珠の首飾り」と呼ばれ、インドは中国による軍事転用に神経をとがらせていた。
だが、1月のスリランカ大統領選を機に、潮目が変わった。中国依存を深めていたラジャパクサ政権が倒れ、インドや中国、日本とのバランス外交を提唱するシリセナ政権が誕生。同政権は中国による港湾都市建設を一時中断し、事業を見直す方針を打ち出した。
シリセナ氏が初外遊先として選んだのもインドだった。モディ首相もこれに応え、2月のシリセナ氏訪印から1カ月を待たずにスリランカに飛び、同国重視の姿勢を示した。
モディ首相はセーシェルで、沿岸監視レーダーの運用開始に立ち会った上、海上警備用航空機の追加支援を表明した。モーリシャスでも空と海の交通拠点整備などでの支援を約束した。
【サンパウロ時事】ブラジルの最大都市サンパウロ近郊で13日夜、爆薬14トンを運搬中の大型トラックが強盗に襲われた。14日、地元紙フォリャ・ジ・サンパウロ(電子版)などが報じた。奪われた爆薬は、サッカー競技場20カ所を破壊できる分量に相当するという。
トラックは南部サンタカタリナ州に向かっていた際、3人組の武装集団に襲われ、奪われた。トラックは14日午後、近くで発見されたが、爆薬は無かった。
サンパウロ州では火薬工場に強盗が押し入るなど、爆薬を狙った犯罪が増加傾向にある。多くは金融機関を専門に狙う犯罪組織が現金自動預払機(ATM)を爆破する際に使用するのが目的とみられている。