社会そのほか速
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【ソウル共同】5日に顔を切りつけられ約80針縫うなどの大けがをしたリッパート駐韓米国大使が10日、ソウル市内の病院を退院した。大使は退院に先立ち記者会見し「米韓間の軍事・経済協力や国民同士の友好関係を引き続き発展させるよう努力する」と述べた。
大使は、9日に中東歴訪から帰国した朴槿恵大統領が空港から直接病院に駆け付けたことなどに謝意を示し「米韓間の絶ち得ない関係に対する信念も強まった」と両国関係の強固さを強調し、韓国語で「雨降って地固まる」とのことわざを口にした。
(台北 10日 中央社)行政院(内閣)は9日、外交部、国防部などが共同で、7月から10月にかけて抗日戦争勝利70周年の関連行事を行うと発表した。政府は一連の行事を通じて、抗日戦争を勝利に導いたのは中華民国であるという事実を内外に強調したいとしている。
関連行事では学術討論会やパネル展示などが実施される予定。また、1937年の旧日本軍による南京事件の際に中立地帯の設置に尽力するなどした、ジョン・ラーベ氏、ミニー・ヴォートリン氏らに対する表彰も行われるという。
一方、中華民国と日本の将来の関係について、行政院の孫立群報道官は「平和的でお互いに協力し合えるものだ」と語った。
(呂欣ケイ/編集:杉野浩司)
国連婦人の地位委員会(CSW)第59回会議に出席するため、米ニューヨーク入りした韓国女性家族部の金姫廷長官が現地時間の9日、現地駐在の韓国人記者らと懇談し、慰安婦関連資料のユネスコ世界記憶遺産への登録実現に向けた決意を改めて表明した。10日付で韓国KBSワールドラジオ中国語電子版が伝えた。
金長官は懇談終了後、CSWの会議に出席して基調演説を行い、「慰安婦問題を含め、世界のいたる所に依然として女性や子どもへの暴力行為が存在している。歴史の誤りに対する追究を行い、次世代を正しく教育し、歴史を繰り返さないことが必要だ」と述べた。韓国政府がCSWの会議で慰安婦問題に言及したのは、これが初めて。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
「アップルウオッチ」の詳細を発表する米アップルのクック最高経営責任者(CEO)=9日、米サンフランシスコ
【シリコンバレー時事】米アップルは4月24日、同社初のウエアラブル端末となる「アップルウオッチ」を発売する。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」やタブレット型多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」に続くヒット商品となり、ウエアラブル端末市場の拡大につながるか注目される。
「われわれは革新を続ける。人々の生活をより豊かにする」。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は9日の発表会で、「アップルウオッチ」の将来に自信を見せた。創業者でカリスマ経営者だった故スティーブ・ジョブズ氏の後継者として、手腕を不安視された時期もあったが、昨年10~12月期は売上高、純利益ともに過去最高を記録。経営者としての市場の評価は一変した。
アップルウオッチの発売に向けた生産量は500万~600万台とされる。昨年の世界の腕時計型端末は全メーカーを合わせても1000万台程度にとどまっており、市場開拓に向けたアップルの強気の姿勢がうかがえる。
だが、ウエアラブル端末という新たな商品が、スマホなどのように人々の生活に溶け込むかは不透明だ。ライバルの米グーグルは眼鏡型端末「グーグル・グラス」を試験販売したものの、ユーザーに魅力的な機能を示せず、「戦略の見直しが必要」(グーグル幹部)となり、本格展開のめどが立っていない。
腕時計型端末もソニーや韓国サムスン電子など大手に加え、新興メーカーも続々と参入しているが、幅広い層に受け入れられるには至っていない。業界関係者の間では「アップルが出せば売れる」との期待がある一方で、販売を伸ばすためには既存の腕時計市場を攻略する必要があり、「人気時計ブランドのファンを奪うのは簡単ではない」との厳しい見方もある。
【モスクワ時事】2月27日夜に殺害されたロシアの野党指導者ボリス・ネムツォフ氏は、イスラム過激派を批判するブログを書いていた。訴追されたチェチェン系軍人のザウル・ダダエフ容疑者は、イスラム教をめぐるネムツォフ氏の言動が原因と供述したとされ、捜査当局もこの動機を最有力視する。だが、野党勢力の間では懐疑的な声が強く、政権黒幕説が今も消えていない。
ネムツォフ氏のブログは、フランスの風刺週刊紙シャルリエブド社銃撃から2日後の1月9日付。この中で、イスラム過激派によるテロを念頭に「キリスト教より約600年若いイスラム教は中世の宗教裁判の最盛期だ」と述べ、世俗化が必要だと主張。さらに「風刺画家が悪いという者は、殺人を正当化している。殺人はコーラン(聖典)に照らしても重罪だが、風刺は罪でない」と持論を展開した。
ムハンマドの風刺画について、イスラム教スンニ派主体のチェチェン共和国では1月19日、当局発表で100万人の抗議デモが組織されるなど、反発が強い。ロシア全体でもシャルリエブド銃撃には、宗教感情を傷つけたことによる「自業自得」とする見方が多数派だ。
ただ、イスラム過激派と戦う内務省部隊のダダエフ容疑者が仮にも宗教感情を理由にテロに及んだとすれば、プーチン政権の大失態のはずだ。
野党勢力の間では「プーチン大統領を含む政治指導部の命令により、治安機関か親政権派が実行した」(著名ブロガーのアレクセイ・ナワリヌイ氏)との声が根強くくすぶる。ダダエフ容疑者はチェチェン共和国のカディロフ首長に忠誠を、カディロフ首長はプーチン大統領に忠誠を誓う関係だ。くしくも訴追翌日の9日、プーチン大統領はカディロフ首長への叙勲を発表。政権黒幕説の火に油を注ぐ結果となっている。