社会そのほか速
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宮崎、鹿児島両県境にまたがる霧島連山のふもとに立つ日帰り施設。緑色の建物が目印だ。車なら、都城市中心部からおよそ30分、宮崎自動車道の高原インターチェンジ(IC)から20分ほどで着く。
オープンは1967年。きっかけは、代表を務める別府清一さん(46)の祖父が地元住民から聞いた話だった。「皮膚病や打ち身に効き目のある水が、山から湧き出ている」――。別府さんの父が国有林内で自噴する源泉を確認し、許可を得てパイプでくみ始めた。
水温約22度の冷鉱泉をボイラーで40度前後に温めて提供する。利用者が温度調節できるよう、湯船のそばにボイラーのレバーや冷鉱泉の蛇口を設けている。
源泉そのものは無色透明だが、豊富に含まれる鉄分が空気に触れて酸化するため、湯は赤茶色を帯びている。湯船には乳白色のカルシウムが厚く付いており、含有量の多さを物語る。飲用も可能で、口にすると塩辛さを感じる。「泉質には自信があります。ゆっくりとつかってほしい」と別府さんは勧める。
<こんな湯>カルシウム炭酸水素塩冷鉱泉。午前7時~午後7時。火曜休み。中学生以上300円、小学生以下150円(各税込み)。(電)0986・33・1380
<見て・食べて>車で約3分の「がまこう庵」では地元産ソバの料理が人気。「かけ」と「ざる」の「二味(ふたあじ)そば」(税込み1080円)など。子牛や羊と触れ合える「高千穂牧場」へは車で約10分。