日本古来の発酵食品、味噌。大豆に麹、塩が長い時間をかけて発酵していく伝統的で静かなイメージが良く似合う。それなのに、だ。ハードでクレイジーなロックを味噌に聴かせたら、おいしくなるんじゃないかと考えた奇想天外な会社がある。マルコメだ。謎のロックバンド「味噌汁’s（みそしるず）」（所属：EMI RECORDS）とコラボして、“新しい味噌汁”共同開発プロジェクトで、『味噌汁’s監修ロックを聴かせた味噌汁』を作っちゃったのだ。パッケージには、お寺の小僧さんのマルコメくんの頭が金髪モヒカンで描かれた。そもそもマルコメくんが小僧姿なのは、昔はお寺で大豆を鉢ですって作っていたという味噌の歴史から。だけど時代はここまできた！

　　味噌を刺激するために必要な「震動」を音楽的に作り出そうと、味噌汁’sのポール（Gtr）マッカー（Dr）とトニー（Ba）が長野市にある本社工場で、味噌の製造ラインや味噌樽に向かって爆音でロックを聴かせる“聴育”を実施。日本の童謡の代表曲「ふるさと」を、原型のないほどロックテイストにアレンジして演奏した。メンバー全員が鼻眼鏡を着用し、衛生白衣を着てゴリゴリのロックを味噌に聴かせている動画は必見だ。

　　さて、気になるのは、このロックな味噌汁のお味。期間限定で『マルコメ×味噌汁’s＠大阪「ロックを聴かせた味噌カフェ」supported by ROCK KIDS 802』がオープンするから、行って実際に味わってみよう。まろやかな味、コクのある味、さわやかな味といろいろあるけれど、ロックな味、という新しい概念が理解できるようになるかも。

　　なお、このカフェでは、何も聴かせていない味噌汁と飲み比べができたり、「味噌汁‘s」のグッズが購入できたりするという。3月15日（日）には、味噌汁’sのメンバー、ポールを店舗に迎え、「ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!- ロックを聴かせた公開収録」も開催されるようだ！

https://www.youtube.com/watch?v=Wewq0xxVhSw