社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
[ウィノナ(米ミネソタ州) 14日 ロイター] – 米ミネアポリス地区連銀のコチャラコタ総裁は14日、年内に利上げするのは「不適切」との認識を示した。その理由として、2%のインフレ目標の達成が遅れるためと説明した。完全雇用という、もう一つの責務にも相反すると強調した。
大学で行う講演の原稿で明らかになった。
総裁は「フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を年内、現行水準に据え置くことが、目標達成への最良の道だ」との見方を示した。
FRB内部では、労働市場の改善などを理由に、年内の利上げ実施がほぼコンセンサスになっており、6月の利上げを主張する声もある。
また、米国では物価下落のリスクは低いとした上で、低い賃金上昇がインフレ率の押し下げ要因になる可能性はあるとの見方を示した。
コチャラコタ総裁はいわゆるディスインフレの可能性について、米連邦準備理事会(FRB)のインフレ目標である2%に向かうのではなく、遠ざかることを意味することから不安材料だと指摘。
向こう3年間でインフレ率が2%に再び上昇するとの見方をあらためて表明したが、この見通しに対するアップサイドリスクよりもダウンサイドリスクを懸念しているという。
講演では、インフレ率が低水準にとどまっていることについて、経済資源が十分活用されていないことを示すサインだと指摘。賃金に上昇圧力がかかっていないことは、完全雇用の達成まで距離があることを示していると述べた。
就業率が「大幅に上昇」したとしてもインフレは引き起こされない、との見方を示した。
*内容を追加します。
Thomson Reuters 2015 All rights reserved.