（株）リージェント・ファーイースト（TSR企業コード:660295857、芦屋市精道町８－１８、設立昭和５１年７月、資本金２４３９万円、村山公敏社長、従業員１７名）は３月１９日、神戸地裁尼崎支部へ破産を申請した。申請代理人は西山宏昭弁護士（フォーゲル綜合法律事務所、大阪市北区天神橋２－４－１７、電話０６－６３５４－５６８０）。
　　負債総額は約１６億円だが、今後変動する可能性もある。

　　野球用品をはじめ各種スポーツ用品・雑貨の販売を手掛けてきた。阪神タイガースで活躍した村山実氏（故人）が立ち上げに携わり、代表者に就いていたこともあって、同氏の高い知名度等から実績を積み重ね、過去には高額所得法人としてたびたび公示を受けてきたほか、ピークとなる平成７年１２月期には売上高３９億５０００万円をあげていた。
　　しかし、景気低迷による個人消費の落ち込みや他社との競合激化から価格面における業況も厳しく、２５年１２月期の売上高は約１９億円に減少し、業績不振が続いていた。この間、利益率改善への取り組みや金融機関から返済猶予を受けるなど経営再建に注力してきたが、最近の円安基調に伴う影響もあって採算は厳しく、資金繰りも逼迫し今回の措置となった。