社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
東京・江戸川区の葛西臨海水族園で今年1月以降、マグロやカツオ類が大量死した問題で、同水族園は3日、病理検査の結果、養殖魚を大量死させるウイルスが原因ではなかったと明らかにした。細菌や寄生虫なども検出されなかったが、事が明るみになってから1カ月以上経った今も、原因は特定できていない。
世界で初めて「マグロの回遊」の本格展示に成功したことで知られる同水族園の大型水槽には、昨年11月時点でクロマグロとスマ、ハガツオが160匹近くいたが、今年1月中旬以降、次々に死亡して、現在はクロマグロ2匹だけになっている。
同水族園では大量死した魚のうち28検体を、日本大学と水産総合研究センター、東京海洋大学の研究機関に提供し、病理検査を依頼した。
その結果、養殖場の魚に貧血症状やすい臓の肥大をもたらす「マダイイリドウイルス」や、神経を壊死させるウイルスは検出されなかった。
日大の検査では3検体の脾臓からウイルスが検出されたが、種類は特定されていない。一方、水産総合研究センターの検査では、クロマグロ、スマ、ハガツオのいずれからも肝臓の組織に病変が認められたという。
3つの研究機関では、引き続き病理検査を進め、原因の特定を急いでいる。