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米マイクロソフトの共同創業者で資産家のポール・アレン氏は4日、声明を出し、太平洋戦争で撃沈された戦艦武蔵の船体を「発見した」と発表した。また、海底で撮影した船体の動画を初めて自身のサイトで公表した。
8年以上前から武蔵の探索を始め、今月1日に船体を確認したという。「父が米軍に従軍しており、子供の頃から大戦史に興味を持っていた。海軍史上、重要な戦艦を探し当てることができ、光栄だ」と述べた。
アレン氏によると、探索には自身所有の大型船を使用。フィリピン中部シブヤン海で測量調査を実施して沈没場所を絞り込み、2月に無人海底探査機を投入。3回目の潜水で船体を確認したという。
今後について「武蔵の船体は慰霊の場として適切に扱われるべきであり、日本政府と協力したい」と述べた。
武蔵は1944年10月24日、シブヤン海で米軍機の攻撃を受けて沈没し、乗員約2400人のうち約1000人が死亡した。【三木幸治】