社会そのほか速
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MOX燃料使用差し止め訴訟の判決後、記者会見する原告団長の石丸初美さん(中央)=20日午後、佐賀市
MOX燃料の使用差し止めを認めなかった佐賀地裁判決を受け、住民側は20日夕、佐賀市内で記者会見した。原告団長の石丸初美さん(63)は「原発は命の問題だ。ここで諦めることはできない」と述べ、控訴する方針を明らかにした。
地裁前では午後3時すぎ、硬い表情の原告2人が「不当判決」「命の訴え聞き入れられず」と書かれた垂れ幕を掲げた。集まった約200人の支援者らからは、「おかしい」「あり得ない」と怒りの声が飛び交った。
石丸さんは2010年の提訴から活動の先頭に立ってきた。九電に勤める知人や親戚が遠ざかり、落ち込んだ時期もあった。11年には東京電力福島第1原発事故が発生し、「二度と起こしてはならない」と決意を新たにした。判決に対し、石丸さんは「到底納得できない」と怒りをあらわにした。
◇刑事告訴を見送り 理研独自の混入経緯調査もせず
理化学研究所は20日、STAP細胞論文不正問題で、論文の責任著者で不正が認定された小保方晴子・元研究員(31)に対し、英科学誌ネイチャーに支払った論文2本の投稿料約60万円の返還を求めると発表した。理研の規定に基づく対応。「実験は行われており、研究そのものが無価値だったとはいえない」(有信睦弘理事)として、実験の費用返還は求めない。
米ハーバード大などと出願した国際特許は、理研の権利を放棄する。一方、別の万能細胞「ES細胞(胚性幹細胞)」が混入した問題で、混入が故意かどうかが分からないことなどから、小保方氏に対する刑事告訴は見送り、理研が改めて独自に混入の経緯などを調べることもしないと発表した。【大場あい】
平松邦夫前大阪市長は20日、大阪市役所で記者会見を開き、橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)の発言で名誉を傷つけられたとして、橋下市長を名誉毀損(きそん)容疑で、大阪地検に告訴したことを明らかにした。
告訴状などによると、7日と9日に大阪市内で開催した「大阪都」構想に関する維新の会主催の集会で、橋下市長は「町内会に平松さんの選挙の時に現金100万円配られたのご存じですか。領収書なく配っています」などと発言した。
会見した代理人弁護士は「領収書なしで町内会に公金を支出した事実はなく、明らかに虚偽の発言を市民の前で行った」と主張。今後、損害賠償請求や、維新の会のホームページに掲載されているこの集会の動画を削除するよう求める仮処分の申し立ても行う方針。
地下鉄サリン事件から20年となった20日、オウム真理教の後継団体「アレフ」の荒木浩広報部長は東京メトロ霞ケ関駅に献花に訪れ、今も松本死刑囚の教義を受け継いでいるのは「ワラにもすがる思い」からだと話しました。
(なぜ松本死刑囚の教義を受け継いでいる?)
「この現実の世界に生きている中でいろんな問題にぶつかって、なぜ今っていう。本当にそうだと思う。逆に言えばワラにもすがる思い」(『アレフ』 荒木浩 広報部長)
(松本死刑囚の刑が執行された場合、アレフはどうなる?)
「それは分からないですね。グルと言ったほうがいいと思うが、そのつながりの中で生きてきた」(『アレフ』 荒木浩 広報部長)
荒木氏は、アレフが松本死刑囚の教義を受け継いでいることを認めた上でオウムが起こした事件については、「負い目を背負って生きていく」と話しました。(20日17:23)
ロシア極東のアムール州で日本人の知人男性を刺殺したとして、殺人罪などに問われた湧川泰明被告(37)に大阪地裁は20日、求刑通り懲役20年の判決を言い渡した。
共犯とされた湧川被告のロシア人妻(30)などを、ロシア当局が取り調べた映像の信用性が争点だったが、斎藤正人裁判長は「捜査官の誘導もなく自らの体験をありのままに語っている」と認めた。
判決によると、湧川被告は2006年9月、アムール州で、妻とその知人のロシア人(32)と共謀し、大阪府東大阪市の中古車販売業の田中康文さん=当時(34)=を刺殺した。
妻らはロシアで逮捕され、有罪判決を受けた。