社会そのほか速
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戦後70年の節目を迎え、安倍晋三首相による首相談話が注目を集める。国内のタカ派からは、自虐史観を翻す談話になると期待されているが、中韓両国は批判的な上、新旧の同盟国であるアメリカ、ドイツからも深い憂慮が示されている。
来日したメルケル首相が、ドイツの戦後処理を引き合いに出しながら融和路線を説く講演内容には、安倍政権から反発の声もあがった。
現同盟国の米国も安倍政権に警告のメッセージを送ってきた。メルケル首相に続いて、3月18日にはミシェル・オバマ大統領夫人が来日し、東京、京都を訪問する。日本側は安倍昭恵・首相夫人がホステス役を務める予定だ。
このミシェル夫人来日の日程調整のため、オバマ大統領は国家安全保障担当の次席補佐官を務めた側近中の側近、ブリンケン国務副長官を中国、韓国経由で日本に派遣した(2月12~14日)。大統領と主義主張を同じくする「オバミアン」と呼ばれ、ホワイトハウスの外交戦略に大きな影響を持つとされるブリンケン氏が日本滞在中に取った行動は官邸、外務省に衝撃を与えた。外務省筋の話だ。
「ブリンケン副長官は来日中、民主党の辻元清美・代議士や学識経験者と面会し、辻本元氏の国会質問の議事録まで取り寄せて慰安婦問題についてヒアリングしている。オバマ大統領が安倍談話に重大な関心を持って情報収集させていることはわかるが、これほど露骨なやり方をするとは」
いうまでもなく、辻元氏といえば国会で慰安婦問題を追及し、国際問題へと発展させた中心人物の1人だ。昨年6月には、衆議院議員会館に韓国、フィリピン、インドネシアなどの元慰安婦を呼んで開かれた「日本軍『慰安婦』問題アジア連帯会議」にも参加した。保守派からは、その主張に対し、「史実をねじ曲げている」と批判も強い人物だ。
辻元事務所は、「辻元はお招きいただいた各界の方々とともにブリンケン国務副長官とお会いして、女性の活躍の現状と課題について意見交換しました」と会談の事実を認めたが、大統領側近の国務副長官が安倍首相と正反対の歴史認識を持つ辻元氏をこれみよがしに招いたこと自体が痛烈な牽制であり、圧力だったとみるのが自然だろう。
※週刊ポスト2015年3月27日号
横浜開港資料館では、横浜の山手で誕生した5つの女子ミッション・スクールの歴史を紹介する企画展示「ガールズビーアンビシャス!~横浜山手のミッション・スクール~」を4月19日まで開催している。入館料は大人200円、小中学生100円。
明治初頭の日本に赴任した女性宣教師や修道女たちは、女性の教育と地位向上のため女学校の創設に着手し、明治4(1871)年以降、横浜の山手に次々と小さな学校が開設されたという。横浜はミッション・スクール発祥の地となっている。
同展示では、フェリス女学院と横浜英和学院、横浜共立学園、捜真女学校、横浜雙葉学園の5校の女子ミッション・スクールを取り上げ、各校が所蔵する資料などを紹介する。
関連イベントとして、横浜散策「山手の丘に横浜女子教育の源流を訪ねて」を3月22日に開催。担当者の解説で展示を見学後、横浜シティガイド協会の案内で山手に残されたミッション・スクールの歴史をたどる。参加費は500円(保険料含む)。
◆ガールズビーアンビシャス!~横浜山手のミッション・スクール~
日時:1月28日(水)~4月19日(日)9:30~17:30(入館は16:30まで)
※月曜日は休館
会場:横浜開港資料館(神奈川県横浜市中区日本大通3)
入館料:大人200円、小中学生100円
【横浜散策「山手の丘に横浜女子教育の源流を訪ねて」】
日時:3月22日(日)9:30~12:30
コース:9:30に横浜開港資料館中庭に集合→横浜開港資料館見学→山手120番(横浜英和学院跡地)→山手88番(横浜雙葉学園)→山手178番(フェリス女学院)→山手34番(捜真学院跡地)→山手212番地(横浜共立学園)→解散
募集人数:30名(先着順)
参加費:500円(保険料含む)、別途横浜開港資料館の入館料が必要
申込方法:往復はがきかFAX、電話で申し込む
岸田外務大臣は、ロシアのプーチン大統領がウクライナ南部のクリミアを編入する際、「核兵器を使用可能な状態に置く準備が整っていた」と発言したことについて、強く批判しました。
「力による現状変更、これは決して認めることはできません」(岸田文雄 外相)
ロシアのプーチン大統領は、去年2月、ウクライナで親ロシア政権が崩壊した際、核兵器を使用する準備をしていたことを明らかにしています。
この核兵器準備発言について、岸田外務大臣は、日本としては「ウクライナの平和的外交的解決に向けて努力していく」と述べた上で、「核兵器の使用はあってはならない」と強く批判しました。(17日10:01)
治療方針を決めるに当たって参考になる、セカンドオピニオン。しかし、そのことに気まずさを覚えるという患者さんもいる。
昨年1月、都内在住の藤岡千恵さん(仮名・30)は、硬いものを噛んだあとに上の前歯がぐらつくようになった。すぐに5年前から家族でかかっている近所の歯科医院を受診したところ、院長の男性歯科医師から「歯の根っこが縦に折れている。抜くしかない」と告げられた。
レントゲン写真を見せてもらうと確かに折れていたが、抜歯となるとさすがにショックが大きい。「少し時間がほしい」と頼むと、主治医は快く了承してくれた。
抜歯までの1週間、藤岡さんは主治医に内緒で五つの歯科医院を回った。「歯が残せるならと必死でした」と藤岡さん。4院は主治医と同じ見立てだったが、最後の医院で「何とか残せるかもしれない」と言われ、転院を決意した。
新しい主治医のもとで根の治療をして1年、歯はいい状態とは言えず、たびたび炎症を起こす。近いうちに抜歯になる覚悟はできているが、藤岡さんにとってそれ以上に残念なのは元の主治医と切れてしまったことだ。
「予約のキャンセルを入れただけで転院は伝えていませんが、気づいているでしょう」
戻りたいが、気まずくて、とても言い出せない。元の主治医を気に入っていた幼稚園の娘まで転院せざるを得なくなり、途方に暮れている。
日本臨床歯周病学会・副理事長の二階堂雅彦さんが都内で開業する歯科医院には、他院に通院している患者がセカンドオピニオンで来る場合が少なくない。最も多い相談は、抜歯にかかわること。藤岡さんのような「抜かなければダメなのか、何とか残せないか」というケースだ。
ただこの医院では、厳密な意味でのセカンドオピニオンとは異なり、ほぼ全員が初診患者として受診してくる。診察で話を聞いて、他院を離れて意見を聞きに来たことがわかるという。
「診療情報の資料は持ってこないので、おそらく主治医には内緒で来ているのでしょう。その後、来なくなると、主治医のところに戻ったんだなと。そのままうちに転院する人もいます。患者さんにとって主治医とは別の歯科医師の意見を聞くのは大事なこと。こっそり他院を受診するのもやむを得ないところはあります」
※AERA 2015年3月23日号より抜粋
今日は妙に頭が痛い、ということは誰にでもあるはず。ただ、放置していると重大な病気が隠れていることも。「痛みは不調を伝える信号。軽視しないで」と、専門家は言う。
頭痛の中で心配な痛みには特徴がある。一つは今まで感じたことがないくらい激しい頭痛が急に発生し、持続する場合。もう一つは頭痛とともに、めまいや歩行障害、意識障害など、他の症状を伴う場合だ。これらの場合、くも膜下出血に代表される脳出血が起きている恐れがある。頭痛外来を持つ秋葉原駅クリニックの大和田潔院長は言う。
「くも膜下出血は、動脈瘤(りゅう)の小さな裂け目からの少量出血から始まることも多い。激しい頭痛を感じてすぐ動脈瘤を処置すれば助かるけれど、放置して破裂すると命にかかわります」
特に慢性的な片頭痛で悩む人は、いつもと違う痛みには気をつけよう。大和田院長が聞いたケースでは、50代前半の女性がある朝突然、激しい頭痛を感じたにもかかわらず、「いつもの頭痛」と我慢し続けた結果、午後に亡くなってしまったという。
「徒歩で頭痛外来にいらした方が、くも膜下出血だったことも経験しています。彼は、頭痛発生とともに短時間意識を失っていました。おかしいと思ったら遠慮せずに脳神経外科や神経内科を受診してください」
※AERA 2015年3月23日号より抜粋