社会そのほか速
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天皇、皇后両陛下は13日、第3回国連防災世界会議の出席と東日本大震災の復興状況視察のため、空路で宮城県に入られた。
この日は、岩沼市の人工防潮丘「千年希望の丘」を訪問。津波襲来時の避難場所として震災がれきを埋設して整備した丘で、近くには同市の震災犠牲者155人の名前が刻まれた慰霊碑がある。両陛下は冷たい雨が降る中、傘も差さずに慰霊碑の前に進み、白菊の花を供えられた。
さらにバスで周辺の整備状況を視察。天皇陛下は、丘の高さや機能を質問され、皇后さまは、丘のあずま屋が非常時のテントになるとの説明に「幕が張られると寒さがしのげますね」と安心したように話されたという。
その後、天皇陛下は仙台市のホテルで、同会議で来日したトルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領と会見された。陛下が皇居の外で外国の元首と会見されるのは初めて。東京で日程の調整がつかなかったためだという。
兵庫県洲本市(淡路島)の5人刺殺事件で、殺害された平野浩之さん(62)、妻方子さん(59)、母静子さん(84)の通夜が13日、市内の斎場で営まれた。
斎場の外には紫色の花輪約10本が立てかけられ、友人や職場の同僚ら100人以上が参列した。参列者によると、穏やかな笑顔の3人の遺影を前に、遺族代表として浩之さんの長男が涙ぐみながらあいさつしたという。
浩之さんと同じ職場だった県職員の男性(24)は「新人の自分に優しく仕事を教えてくれた」と振り返り、小中学の同級生という男性は「突然のことで言葉が出ない」と声を詰まらせた。
13日未明、東京・板橋区のコンビニエンスストアに拳銃のようなものを持った男が押し入り、現金およそ7万円を奪って逃げました。このコンビニでは去年7月にも強盗事件が起きていて、警視庁が関連を調べています。
13日午前3時前、板橋区舟渡のコンビニエンスストアに男が押し入り、レジカウンターにいた店員の男性(35)に拳銃のようなものを見せながら、「悪いけど金を出せ」と脅しました。男は店員の男性が差し出した現金およそ6万7000円を奪って逃走しました。男性にけがはありませんでした。
警視庁によりますと、男は、年齢40~50歳くらい、茶色のジャンパーにジーパンを履き、マスクを着けていたということです。
このコンビニでは去年7月にも拳銃のようなものを持った50代くらいの男による強盗事件が起きていて、警視庁が関連を調べています。(13日14:11)
東日本大震災が起きた2011年3月11日の夜、大停電の被災地を照らした星空を再現し、被災者が寄せたエピソードを朗読しながらプラネタリウムに投影する「星空とともに」が14、15日と17〜20日、東京都東大和市郷土博物館プラネタリウム(同市奈良橋1)で上映される。
仙台市天文台の職員が、震災後に新聞に寄せられた投稿を見て、多くの被災者が当夜の星空に触れていることに気付き、約40分のプラネタリウム番組を制作した。
「地上は地獄みたいなのに、見上げると天には星がまたたいていて、星だけは変わらないのかと思った」
「あの夜は驚くほど流れ星が飛びました。流れ星は天国に向かう魂だというエピソードが頭をよぎり、その多さに耐えられなくなり目を伏せてしまいました」
番組では新聞投稿を中心に15のエピソードが読み上げられる。13年3月に仙台市天文台で上映後、全国プラネタリウム大会で反響を呼び、14年3月には全国の10館で上映された。今年は15館で上映されるという。東大和市郷土博物館での上映は14、15日の午後4時からと、17〜20日の午後1時半から。定員100人で無料。問い合わせは同博物館(042・567・4800)。【岡礼子】
上野―札幌間を16時間余りで結ぶ寝台特急「北斗星」が、ダイヤ改正により13日出発の列車を最後に定期運行を終える。寝台特急の代名詞だった「ブルートレイン」の最終列車は、多くのファンに見送られ、両駅から約1200キロのラストランに旅立った。
北斗星は1988年3月、青函トンネル開通と同時に運行を始めた。青い車体にテレビやシャワーを備えた豪華な客室、できたての料理が食べられる食堂車などを備えて人気を集めた。
しかし2016年の北海道新幹線開業を控え、トンネル区間を走る運行ダイヤを組むことが難しくなった上、使用する客車も老朽化が進んだことなどから、JRは定期運行の終了を決めた。
8月までは臨時便が走るが、北斗星の引退により、80年前後には全国を走っていた青い車体のブルトレは姿を消す。他の寝台特急も、大阪―札幌間を走っていた「トワイライトエクスプレス」が13日に引退し、「カシオペア」(上野―札幌)と「サンライズ瀬戸・出雲」(東京―高松・出雲市)だけとなる。
上野駅には最後の姿を見ようと、約3000人(JR東日本発表)が詰め掛けた。午後7時すぎ、ホームで「いい日旅立ち」が演奏され、太田稔駅長が合図を送ると、札幌行きが汽笛をひときわ長く鳴らして走りだした。
10回ほど乗ったという東京都大田区の会社員七宮貴之さん(36)は「ブルトレは一番思い入れがある。心にぽっかり穴があいたようだ」と切符を手に寂しそうに話した。
一方、札幌駅からの東京行きは午後5時10分すぎ、約1000人のファンに見送られ出発。高校の同級生らと乗り込んだ山形県在住の大学生平光生さん(22)は「チケットが取れたときは感無量だった。寂しいが、車内では友人とにぎやかに過ごしたい」と笑顔だった。