社会そのほか速
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政府は新たな安全保障法制整備で、自衛隊の武器使用に関し、国連平和維持活動(PKO)のような人道復興支援では任務遂行目的でも認め拡大する一方、国際紛争に対処する他国軍への後方支援では正当防衛などに限定する方針を固めた。政府関係者が11日明らかにした。武器使用の拡大が憲法の禁じる海外での武力行使に当たらないように整理した。自衛隊活動の性格に応じて制限を加えることにより、使用基準緩和に慎重な公明党の理解を得る狙いもある。
現行のPKO協力法は武器使用を「自己や自己の管理下に入った者」を守る正当防衛と緊急避難、自衛隊の武器を守る場合に限定している。
群馬県警渋川署の巡査秋山暢大容疑者(24)が小学4年の女児(10)を誘拐しようとした事件で、前橋地検は11日、わいせつ目的誘拐未遂の罪で秋山容疑者を起訴した。県警は同日付で懲戒免職処分とした。
起訴状によると、秋山容疑者はわいせつ行為をする目的で、1月15日午後4時10分ごろ、同県吉岡町の女児宅前で「お父さんが交通事故に遭ったから、一緒に病院まで来て」などと女児にうそを言い、車に乗せて連れ去ろうとしたとされる。女児が拒否したため、未遂に終わった。
兵庫県洲本市(淡路島)の5人刺殺事件で、インターネット上に被害者と家族の写真や住所を載せるなどして中傷する投稿が、事件が発生した9日までの1週間に、少なくとも50回以上繰り返されていたことが11日、分かった。
県警は無職平野達彦容疑者(40)=殺人容疑で送検=が投稿したとみて裏付けを進めるとともに、事件との関連を捜査している。
11日に接見した高木甫弁護士によると、平野容疑者は捜査当局の調べに「裁判ですべて明らかにします。語るつもりはない」と、事件について黙秘している。一方で弁護士の質問には淡々と応じ、取り調べの録音録画は実施されていると答えたという。
関西電力高浜原発3、4号機(福井県)と大飯原発3、4号機(同)は安全性に問題があるとして、住民ら9人が関電を相手に再稼働の差し止めを求めた仮処分申請で、福井地裁(樋口英明裁判長)は11日、高浜3、4号機について審尋を終えた。住民側弁護団によると、今月中にも決定が出される見通し。
あの日、津波が発生した時間帯は多くの学校で授業中、または授業を終えて下校していた頃でした。宮城県名取市の閖上中学校も悲劇の舞台となった1つです。今も傷跡の残る現場から報告です。
宮城県名取市の旧閖上中学校では、犠牲になった人たちの霊を悼む灯籠が灯されています。この地区では、津波でおよそ750人の命が失われました。鎮魂と祈りに包まれている旧閖上中学校ですが、この場所での追悼式典は今年で最後となります。復興事業に伴う、かさ上げで校舎が解体されるためです。
被災した校舎をめぐっては、解体か保存かで揺れ動いている地区がまだあります。その中で、自分たちの意見をはっきりと語り始めた子どもたちもいます。
児童ら84人が犠牲となった石巻市立大川小学校。津波の爪あとは、その校舎にいまも色濃く残されています。震災から4年、地元住民でつくる復興協議会が、この校舎周辺を追悼の公園として整備することを検討しています。
それに向けて、先日校舎のあり方を検討する会合が開かれ、大川小出身の子どもたちも参加しました。只野哲也君(15)もその1人です。
「友達がばっと、波の中に飲まれていった」(只野哲也君〔当時11〕)
当時5年生だった只野君は、あの日、津波に飲まれながら奇跡的に助かりました。しかし、3年生だった妹と母、それに祖父を失いました。中学生となった只野君は、「母校の校舎を残すべき」と考えるようになっていました。
「被災した建物を見れば強く心に残る。伝えていかないといけない」(只野哲也君〔当時13〕)
去年の春ごろから、只野君ら卒業生が定期的に集まり、校舎のあり方を考えるようになりました。
「あの形のまま残してほしい」(卒業生 佐藤そのみさん)
去年10月には、その集まりを協議会の事務局が訪ね、解体して絵を描く案もあることを説明しましたが・・・
「(校舎を)痛々しい姿で見るよりは、あのままの絵を描いてもらって残したらどうなのかなと」(復興協議会の事務局長)
「絵だと分からない。コンクリートの校舎を壊すくらいの威力があるとか」(只野哲也君)
只野君の保存への思いは変わりませんでした。
今月7日、只野君は中学校の卒業式を迎えました。式の後、以前の自宅近くにある霊園を訪れました。
「これからも高校あるので、それに向けて頑張りますと報告しました。自分が生まれたふるさとなので、いくら重機が入って前の原形がとどまっていない状態だが、ふるさとには変わりない。…