社会そのほか速
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◇A級順位戦プレーオフ2回戦 久保九段が渡辺王将降す
羽生善治名人(44)への挑戦者を決める第73期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)のA級順位戦プレーオフ2回戦は10日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、11日午前0時19分、久保利明九段(39)が渡辺明王将(30)に123手で勝ち、行方尚史(なめかた・ひさし)八段(41)と16日に挑戦者決定戦を争うことになった。
振り駒で久保が先手番になった。両者は9回戦で対戦し、渡辺が勝ってプレーオフに持ち込んだが、今回は手番が逆になった。
久保の向かい飛車に対し、渡辺は左美濃に玉を囲って持久戦模様になった。久保は玉を銀冠に囲んだ。午後3時頃に駒がぶつかり始め、金銀交換になって戦いが始まった。
互いに決め手を欠くジリジリとした中盤戦となった。手厚い指し回しで自陣の守りを固める渡辺に対し、久保は戦機をうかがう我慢の展開。終盤、久保は粘り強く攻めをつなぎ、渡辺の隙(すき)をついて攻め駒を繰り出し、勝利をたぐり寄せた。【山村英樹、最上聡】
石川県の水産総合センターで飼育されていたサケの稚魚が、口の中が皮下出血する「レッドマウス病」に国内で初めて感染し、13万尾死んでいたことが分かりました。
国の特定疾病「レッドマウス病」は、口の中やあごの周辺が皮下出血により赤くなるほか、内臓にも点状の出血が見られるもので、国内で初めて感染が確認されました。
今年2月、放流用に飼育されていたサケの稚魚13万尾が死んでいるのが確認され、その後、レッドマウス病と分かりました。サケは市場に流通しておらず、人への感染や感染した魚を食べたことによる人体への影響は報告されていません。(10日20:29)
10日の国内の有感地震(震度1以上)は4回。最大震度は2。海外の地震(M6.0以上)はなし。
国内の有感地震の一覧(10日)
【最大震度2】
午前3時41分ごろ発生 M3.8
震源 岩手県沖
震源の深さ 約50キロ
青森県階上町で震度2
岩手県久慈市などで震度1
午後2時53分ごろ発生 M4.0
震源 福島県沖
震源の深さ 約70キロ
福島県田村市で震度2
宮城県角田市などで震度1
【最大震度1】
午前1時18分ごろ発生 M3.1
震源 茨城県沖
震源の深さ 約20キロ
茨城県日立市で震度1
午前10時13分ごろ発生 M4.6
震源 父島近海
震源の深さ 約40キロ
東京都小笠原村で震度1
10日午後7時40分頃、北海道小樽市朝里のJR函館線銭函―朝里間で、線路脇の土砂が崩れ、巻き込まれた男性作業員2人が病院に搬送された。
道警やJR北海道によると、2人の意識はあり、命に別条はないという。同社は11日の同線の小樽―手稲間での終日運休を決めた。
現場では、同日午前11時5分頃、線路に幅約5メートル、高さ30センチにわたって土砂が流れ込んでいるのを巡回中の同社員が発見、作業員は復旧作業をしているところだった。
同日午後10時50分頃、現場の作業は中断されており、男性作業員が「また土砂崩れが発生するかもしれない」と話しながら足早に立ち去って行った。
◇東京都が施設への立ち入り検査実施
東京都北区の民間マンションで、医療法人社団「岩江クリニック」(同区)が運営する介護事業所が利用者を身体拘束していた問題を巡り、都は10日、このマンションが老人福祉法に基づく有料老人ホームに該当すると認定したことを明らかにした。都は同日、同法に基づく届け出をするよう指導するとともに施設への立ち入り検査を実施した。
一方、北区は2月に入所者159人中20人が身体拘束による虐待を受けたとして改善を指導したが、その後の調査で計95人に対する虐待を認定した。クリニックはホームページ上で、身体拘束について「利用者の生命・身体を保護するために必要やむを得ないと医師が判断し、家族に指示して行わせている」などと主張している。
都が無届けの有料老人ホームと認定したのは、北区内にある「稲付第一マンション」「シニアレジデンス赤羽」「シニアパレス赤羽」の3棟。これまでの調査を基に、同クリニックが利用者の受け入れを決め、食事サービスなどを提供する有限会社「メディワーク」、3棟を所有する不動産会社3社が一体となってホームを運営していたと判断した。
有料老人ホームは高齢者に住居や食事、介護などを提供する施設で、都道府県への届け出が必要となる。帳簿の保存や、サービス内容などに関する情報開示も義務付けられ、事業者がこれらに違反したり、「入居者の処遇に関し不当な行為」をしたりした場合、知事が改善命令を出すことができる。命令に従わない場合は刑事罰も設けられている。【武本光政】