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「与謝野晶子記念館」館内=20日午前、堺市
堺市に、わび茶の大成者として知られる千利休と歌人の与謝野晶子にスポットを当てた文化観光拠点「さかい利晶(りしょう)の杜」がオープンした。2人はともに堺の生まれで、開設記念式典で竹山修身市長は「堺の偉大な先人である千利休、与謝野晶子を顕彰する施設が完成したことは、堺の歴史にとって意義深いものがあると感じている」と述べた。
施設内には、千利休と茶の湯文化を紹介する「千利休茶の湯館」、与謝野晶子の愛用品や本の装丁、資料の展示などに加え、生家の「駿河屋」を再現した「与謝野晶子記念館」を設置。また、椅子席で茶を味わう立礼茶席と本格的茶室を備えた「茶の湯体験施設」、千利休が造ったと言われる国宝の茶室「待庵」を復元した「さかい待庵」も整備した。本格的茶室には、茶道の表千家、裏千家、武者小路千家の家元らが茶室名を付けた。
「千利休茶の湯館」館内=20日午前、堺市
旧市立堺病院跡地に整備した。建設事業費は36億円。年間20万人の来館を見込んでいる。
竹山市長は、裏千家大宗匠に千利休茶の湯館名誉館長を、与謝野馨元財務相に与謝野晶子記念館名誉館長を委嘱した。
女子高校生のスカート内を盗撮したとして、静岡県警静岡中央署などは26日、県迷惑防止条例違反容疑で、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属お笑いコンビ「カズ&アイ」の瀬尾和寿容疑者(33)=静岡市駿河区大谷=を現行犯逮捕した。「間違いない」と容疑を認めている。
逮捕容疑は26日午前9時40分ごろ、JR静岡駅北側の昇りエスカレーターで、スマートフォンを隠し入れたバッグを女子高生(18)のスカートの下に差し入れ、動画を撮影した疑い。
同署によると、パトロール中の鉄道警察隊が女子高生の後をついて歩く同容疑者を発見、行為確認後に声を掛けた。同容疑者のスマホには被害者の動画が残っていたという。
瀬尾容疑者は、同社が各都道府県に置く「住みます芸人」として、主に静岡県内で活動。調べに対し「収録に向かうところだった」と話しているという。
よしもとクリエイティブ・エージェンシーの話 被害者ならびにファン、関係者に多大なるご迷惑をお掛けし、マネジメント会社として深くおわび申し上げる。
海上自衛隊の新型ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」(基準排水量1万9500トン)が26日、横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点とする第1護衛隊群に配備され、内部が報道陣に公開された。
公開されたのはヘリ9機を収容できる格納庫や飛行甲板からヘリを格納庫へ収めるエレベーター2基、有事などに戦闘指揮所(CIC)の機能を担う多目的区画など。来月11日、9000人を対象に一般公開する。事前申込制。問い合わせは横須賀地方総監部広報係(046・822・3500)へ。【田中義宏】
26日の国内の有感地震(震度1以上)は6回。最大震度は3。海外の地震(M6.0以上)はなし。
国内の有感地震の一覧(26日)
【最大震度3】
午前6時28分ごろ発生 M4.2
震源 千葉県東方沖
震源の深さ 約10キロ
千葉県銚子市などで震度3
茨城県潮来市などで震度2
東京都東京江戸川区などで震度1
【最大震度2】
午前10時46分ごろ発生 M4.0
震源 福島県沖
震源の深さ 約40キロ
福島県楢葉町で震度2
宮城県山元町などで震度1
午後4時29分ごろ発生 M2.8
震源 大阪府北部
震源の深さ 約10キロ
京都府亀岡市で震度2
大阪府豊能町などで震度1
【最大震度1】
午前11時51分ごろ発生 M3.9
震源 岩手県内陸南部
震源の深さ 約140キロ
岩手県一関市などで震度1
午後5時41分ごろ発生 M3.9
震源 福島県沖
震源の深さ 約30キロ
福島県福島広野町などで震度1
午後6時24分ごろ発生 M2.9
震源 岩手県沖
震源の深さ 約50キロ
青森県階上町で震度1
山西省にある人類精子庫、いわゆる“精子バンク”で先日、人工授精のために使う精子が不足。中国版LINEともいうべきスマホチャットアプリ「微信(ウェイシン)で、20~45歳までの健康な男性に対して精液の提供を呼びかけるという“チン事”が起こった。
この呼びかけは、中国版Twitter「微博」でも瞬く間に話題となり、「俺でよければいくらでもどうぞ!」「女性看護師が手伝ってくれるのか!?」などといった書き込みが相次いだ。
ところが、精子の提供は、そうたやすくはないようだ。提供精子の質について中国当局が定める基準は厳しく、山西省では昨年1,213人から精子の提供を受けたが、基準に合格したのはそのうちたったの136人であった。提供された精子は液体窒素で凍結されるが、問題はその後。「解凍した後の精子の40%以上が、元気でなくてはならない」と、山西省精子バンクの担当者は言う。
また、精子提供者になるには中国国籍でなければならず、本人だけではなく、家族の病歴や遺伝病の有無なども問われる。さらに、精子提供の3~7日前には“禁欲”を求められ、性器周辺を清潔にした上で、採取に来ることが求められている。
ちなみにこの精子提供の見返りだが、1回目と2回目の検査の際には、山西省省都の太原市在住者には30元(約600円)、市外在住者には50元(約1,000円)という、お足代のみ。しかし、検査で合格となると、数カ月の間に10回ほどの精子提供が求められ、1回ごとに300元(約6,000円)が補助される。そして、規定の提供回数を終えてから6カ月後、謝礼のような形で1,000元(約2万円)を受け取ることができる仕組みになっている。
以前に比べて上積みされた謝礼と、提供者募集の手段が増えたことにより、山西省では提供者の数が徐々に増加。しかし、「まだまだ精子の提供に対する市民の理解は乏しい。提供者には大きなプレッシャーがかかり、病院に来る際に大きなマスクで顔を隠してくる人もいる」と、山西省の担当官は話す。
同バンクでは、微信での呼びかけの前に、山西省にある大学を含む高等教育機関に出向き、学生に精子の提供を依頼しようとしたが、一部の学校では「学生に悪い影響を与える」と、警備員に追い返されたという。
また、2012年には湖北省武漢市で、23歳の医大生が、不妊治療研究施設に精子を提供するために個室にこもったところ、室内で心臓発作を起こして亡くなるという事件も発生している。亡くなる前の1週間ほどで4回という、“ハイペース”で提供していたといい、死の遠因となった可能性もある。
若い男性なら、たやすいことのように思える精子提供だが、意外と命がけのようだ……。
(文=佐久間賢三)