社会そのほか速
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中央環境審議会(環境相の諮問機関)の自然環境部会は23日、「国内希少野生動植物種」に41種を追加指定するよう答申した。指定するのは、奄美・琉球地方に生息するクロイワトカゲモドキなどの爬虫(はちゅう)類と植物、小笠原諸島に分布するオガサワラナガタマムシなどの昆虫類と陸産貝類。環境省は今後、関連政令を改正する方針で、国内希少種は計130種となる。
お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹の初小説『火花』(文藝春秋)が、すさまじい売れ行きをみせている。
お笑い芸人の先輩後輩が、笑いや人生を考え議論する日々を描いた同小説は「文學界」2月号(文藝春秋)で発表。発行部数1万部は、創刊以来初という増刷を重ね4万部に。それを単行本化したところ、重版が早々に決まり、累計部数は35万部となっている。
12日に紀伊國屋書店新宿本店で行われた刊行記念会見では記者から、
「すごい売れ行きですね。先生とお呼びしましょうか」
などと言われると、
「先生と呼ばれても真に受けることはないですよ」
と、持ち前のゆっくりした口調と控えめな笑顔で否定したものの、うれしさは隠し切れない。
「先生になった気分はわからないけれど、書店に並んでうれしい。印税の使い道? 終身雇用の会社ではないので退職金代わりに貯金しようかな。でもオルゴールもほしいな。『エリーゼのために』。癒やされるでしょ?」
同日は、サインの入った本を300人のファンに手渡すイベントも開催されたが、20代、30代の女性の多いこと多いこと。
芸人のなかでも本好き、特に太宰治の著作好きで知られている又吉。長身で格好良かった太宰は女性にとてもモテたと言われているが、又吉も負けず劣らずの人気ぶりだろう。
イベントに来ていた26歳の女性は、
「大学生の頃からファンです。もう、全てが好き。洋服のセンスの良さ、人柄、お笑い、お笑い以外も才能にあふれていますし。今日はやっと『火花』が読める。楽しみです」
と、メロメロだ。21歳の女性は、又吉の文章に惚れてファンになった。
「夏目漱石など、いろんな本を読んできましたが、『火花』ほどハマった本はありません。仕事で絶望的になっていたときに読んで勇気をもらいました。言葉のチョイスがいいし、魂がこもっている」
さて、この『火花』、どこまで部数を伸ばせるか。出版業界からは早くも、「太宰の取れなかった芥川賞、もしくは直木賞候補となるのでは?」との声も聞こえてくる。当人は「これからも中心はお笑い」と至って謙虚だが、世間は放っておかないだろう。「又吉先生」人気が、火花として散るか散らないかは、これから決まる。
※週刊朝日 2015年3月27日号
女優の観月ありささん(38)が建築関連会社社長の男性(42)と結婚したと、所属事務所が23日までに発表した。21日に婚姻届を提出したという。
事務所によると、2人は約1年半前から交際していた。挙式などは未定という。観月さんは「これからも感謝の気持ちを忘れずに、公私ともに今まで以上にまい進できるよう精進し、新たな人生を歩んでいきたい」とコメントした。
観月さんは24年連続で連ドラに主演。最近では、テレビ朝日系ドラマ「出入禁止(できん)の女」で主役を演じた。
アエラにて好評連載中の「ニッポンの課長」。
現場を駆けずりまわって、マネジメントもやる。部下と上司の間に立って、仕事をやりとげる。それが「課長」だ。
あの企業の課長はどんな現場で、何に取り組んでいるのか。彼らの現場を取材をした。
今回は大江戸温泉物語の「ニッポンの課長」を紹介する。
【ニッポンの課長フォトギャラリーはこちら】
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■大江戸温泉物語 浦安万華郷 企画広報課 課長 井上悟(41)
南アフリカから取材にきた国営テレビのスタッフは、目を丸くして驚いた。無理もない。大滝の流れる岩山洞窟風呂を人工的につくる。LEDでお湯を5種類に染める……。こんな発想をする国が、ほかにあるだろうか。
千葉県浦安市にある温泉リゾート「大江戸温泉物語 浦安万華郷」。敷地面積1万坪のなかに、25種類もの風呂がある。この巨大な温泉施設を運営するのは、全国で温泉旅館など30施設を経営する「大江戸温泉物語」(本社・東京)だ。
企画広報課の課長、井上悟は、どんな季節限定の風呂にしようかと、いつも頭をめぐらせている。ワイン色のコラーゲン成分を溶かしこんだ湯は、美容に敏感な女性客をとりこにした。
水着で入れる自慢の「水着露天ゾーン」は、娯楽性を追求した風呂の数々が人々を驚かせる。客足が鈍りかねない夏、井上は「プールに負けないように」と、このゾーンの一部をプールに仕立てた。水面に大量のゴムボールを浮かべ、すべり台も設置。人気のプール施設並みに客がつめかけた。
2007年、別の温泉施設から転職した。企画力を期待されての入社だが、駒澤大学の学生時代から仲間との温泉めぐりを趣味にしていたというから、いまの仕事は“天職”ともいえる。休みの日は家族総出で各地の温泉をめぐり、これまで入浴した温泉は約300カ所にもなる。
浦安万華郷では、風呂の「品質」をチェックして回る。湯の温度が0.5度違うだけで、湯船につかる時間が変わる。季節に応じてベストな湯温を導き出すのも、井上に託された大切な仕事だ。
「癒やしである以外は、健康増進からレジャーづかいまで、十人十色。だからいい」
温泉は、癒やしがつなぐ民主社会なのだ。(文中敬称略)
※本稿登場課長の所属や年齢は掲載時のものです
(編集部・岡本俊浩)
※AERA 2014年12月8日号
「1票の格差」が最大2.13倍だった昨年12月衆院選の区割りは違憲として、弁護士グループが全295選挙区の選挙無効を求めた訴訟で、関西地方の2府4県計48選挙区についての判決が23日、大阪高裁であり、志田博文裁判長は選挙を違憲状態と判断した。無効請求は棄却した。
昨年の衆院選をめぐっては、全国14高裁・支部で計17件の無効訴訟が起こされた。これまでに判決があった2高裁では、東京が合憲、名古屋が違憲状態と判断が分かれていた。
選挙では、格差是正策として実施された「0増5減」の区割り改定によって最大格差が前回よりも縮小した。有識者らによる衆院選挙制度調査会で、さらなる是正に向けた議論が進んでおり、これらに対する評価が訴訟の主な争点になっている。