社会そのほか速
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日本代表は26日、試合会場の大分銀行ドームで公式練習を行い、27日のチュニジア戦に向けて最終調整した。前日25日の練習を左足首痛で欠席したFW大迫勇也は合流したが、体調不良のFW乾貴士は25日に続いて宿舎で静養した。
練習前にはバヒド・ハリルホジッチ監督が公式会見に出席。「明日、我々のチームがどのようなプレーをするか期待している」と、初陣を翌日に控えた心境を語った。23日から始まった合宿を「非常に満足している」と振り返り、「選手の行動は本当に素晴らしいものだった。よく話も聞いてくれた。選手は規律を持って、丁寧にトレーニングしてくれた。本当にいい雰囲気をつくってくれた」と感謝した。
初陣の相手となるチュニジアについては「素晴らしい相手」と指摘。FIFAランキング53位の日本と比較し、「FIFAランキングは25位。つまり我々よりもかなり高いところにいるということ」と警戒したうえで「そうは言っても、心の底から勝利を願っている」と強調した。
「相手はフィジカルが強い。中心メンバーのうち9人は185cm以上の選手。空中戦のプレーでは我々を支配するだろう。しかし、我々は自分たちのクオリティーをしっかり使ってプレーしようと思っている。グラウンダーのパス、スピードの速いパスを使って背後を狙っていきたい」
フィジカルで上回る相手に“地上戦”で挑む考えを示したハリルホジッチ監督は守備面についても「プレッシャーはアグレッシブに、正確にやっていきたい」と指摘。チームの改善点としてミーティングでも1対1や球際に特化した映像を使用し、「メンタル面ではもっと勇気を持って、もっとアグレッシブに行ってほしいと思っている。現代フットボールでは球際のところで強く行かないと、試合に勝つことはできない」と要求したことを明らかにした。
「明日は新しい選手をプレーさせる。これまでたくさんプレーしてこなかった選手をプレーさせたいと思っている。この2試合で、できるだけたくさんの選手にプレーさせたい」。これまでの主力にとらわれず、復帰組や初選出組も積極的に起用していく考えを示唆した指揮官は「最初は冒険だと思っている。この冒険がロシアに続くことを期待している。ロシアにはツーリストとして行くわけではない。私はW杯に本当に行きたいと思っている。数年後の話だが、もうすでにロシアへの準備は始まっている」と話した。
プロ野球は27日、セ・パ両リーグが開幕する。セ、パ同時開幕は5年連続。交流戦が24試合制から18試合制に変更され、同一リーグ内の各カードは1試合ずつ増えて25回戦制で行われる。各球団の年間試合数は、昨季より1試合少ない143試合となる。
26日には両リーグの予告先発により、12球団の開幕投手が正式に発表された。最大の注目は、3年目で初めて開幕投手に指名された日本ハムの大谷。投手と打者の二刀流で話題を呼んだ20歳の右腕はどんな投球を見せるか。対する楽天は則本を指名。新人から3年連続の開幕投手で、2リーグ制になった1950年以降では58〜60年の杉浦忠(南海=現ソフトバンク)以来2人目になる。
西武−オリックスはともにエースがけがで離脱。オリックスは右ひじが万全でない金子に代わり、ディクソン。西武は左脇腹痛を抱える岸に代わり、牧田が初めて務める。ソフトバンクは4年連続で摂津、ロッテは3年ぶり6回目の涌井と経験豊富な右腕同士が投げ合う。
セ・リーグでは、リーグ4連覇が懸かる巨人が2年連続で菅野、DeNAはロッテ時代の2006年以来9年ぶりの久保の対戦。阪神は2年ぶりにメッセンジャー、中日はプロ14年目で初の大役となる山井が選ばれた。24年ぶりのリーグ優勝を狙う広島は前田、ヤクルトは小川が、ともに2年連続で開幕のマウンドに上がる。【井沢真】
○…日本ハムの大谷は「今の段階では緊張はない。責任感を持ってマウンドに上がり、ゲームを作りたい」と語った。ブルペンでは約30球投げ、チームメートと談笑する場面もあったが、発する言葉から徐々に気持ちの高まりを感じさせた。
高卒3年目での開幕投手は、チームではダルビッシュ(現レンジャーズ)以来。そのダルビッシュは5度の開幕投手で1勝のみ。それだけに大谷は「自分が持っているものを発揮しにくい環境もあると思う。その中でも締めるところは締めたい」と話した。
○…3年連続の大役に楽天・則本は「1年目は何も分からなかった。去年は狙いにいって立たせてもらった。今年は経験を生かし、どう試合を作れるか楽しみ」と話した。日本ハム・大谷との投げ合いにも「(それを)意識したところで相手打線を抑えられるものではない。打線をいかに抑えるかだけに集中していく」と淡々。終始リラックスした表情を見せていた。
フィギュアスケートの世界選手権で、男子は27日に30人が出場してショートプログラム(SP)が行われる。滑走順が26日の抽選で決まり、羽生結弦(ANA)は最終グループの29番、無良崇人(HIROTA)は同グループの25番、小塚崇彦(トヨタ自動車)は第3グループの18番に決まった。
羽生は24日の公式練習で、昨年12月の全日本選手権以来約3カ月ぶりに公の場に現れた。今回の会場は昨年11月の中国杯、フリー直前の6分間練習で閻涵(えん・かん)=中国=と衝突したリンクでもある。
羽生は「あれを思い出さなくはない。だが、皆さんが思っている以上に僕は全然気にしてない」と言う。そして「中国杯は中国杯、世界選手権は世界選手権。今できることをまず、やりたいと思っている」と目の前の一戦に集中している。
「練習では追い込んできたつもり。不安とかそういうものはない」と強気の言葉も出る。ただ、捻挫している右足首にはテーピング。コンディションの不安は完全には払拭(ふっしょく)されていない。【福田智沙】
イングランド・プレミアリーグのアーセナルは、夏の移籍市場でシャフタール・ドネツクに所属するブラジル人のFWルイス・アドリアーノの獲得を検討している。
27歳のストライカーは、2007年に母国インテルナシオナウからウクライナのクラブへ加入すると、昨年10月の欧州チャンピオンズリーグ・グループステージのBATEボリソフ戦では、大会史上最多タイ記録となる1試合5得点をマーク。11月の同クラブとの対戦でも再びハットトリックを達成して大会9点目を記録し、レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドがもつGL最多得点記録に並んだ。
英紙『メトロ』によれば、アーセナルは、ここ数ヶ月のあいだ現地へスカウトを派遣しており、現在の契約状況も踏まえて視察を続けているという。アドリアーノのシャフタールとの契約は今年の12月で満了を迎えるが、同クラブは契約延長を希望。しかし、同選手は新しいクラブへ移る準備を進めている。
アドリアーノは「12月までの契約は尊重するが、延長はしない。私はキャリアの中で最も良い時期を迎えている。素晴らしいパフォーマンスを見せている時に契約切れになれば、ウクライナに残留することは難しい」とチームを離れる意志があることを表明している。
同選手には、アーセナルの他に、リバプールも関心を示している。
実に36年の時を経て、ボスマン判決に匹敵する判決が生まれた。ドイツ紙『キッカー』など複数のメディアが報じている。
マインツの元GKであるハインツ・ミュラーは昨年6月に同クラブとの契約が満了し、36歳という年齢もありフリーの身となっていた。しかし、同選手はその後クラブと永久的な契約を結ぶよう要求。ドイツ裁判はこの要求を認めた。
サッカー界では、1997年のボスマン判決によってクラブは契約を延長したサッカー選手の所有権を主張できないことが認められた。今回のケースはボスマン判決の真逆となり、引退に近づいた年齢が契約延長後もクラブとの契約を延長する権利を主張したものだ。
今回の裁判を担当したルス・リッパ裁判官は「サッカー選手も、その他の労働者と同様に、一つのクラブに2年以上契約を満了した場合、その後も永久的な契約を結ぶ権利を持っている」と判断した。この判決に対しマインツの弁護士であるクリストフ・シックハルトは「サッカー選手は他の労働者とは異なる」と反発している。
加齢によってパフォーマンスが変動するサッカー選手にとって、この判決は大きな意味を持つ判決となる可能性が高い。ボスマン判決以来の衝撃が欧州サッカー界に駆け巡ることになりそうだ。