社会そのほか速
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【モスクワ時事】ロシア紙モスコフスキーコムソモーレツ(電子版)は10日、野党指導者ボリス・ネムツォフ氏暗殺事件で訴追されたチェチェン系軍人ザウル・ダダエフ容疑者らが、一転否認し始めたと報じた。先に同容疑者は殺害を認めたと発表されていた。事件の背景や黒幕の存在をめぐって謎が深まっている。
同紙は一方で、ダダエフ容疑者が逃走に使ったとみられる車が、昨年秋からネムツォフ氏自宅近くで目撃されていたと伝えた。下見をしていた疑いがあるが、ダダエフ容疑者本人だったかは不明。
捜査当局は、ダダエフ容疑者がフランスの風刺週刊紙シャルリエブド銃撃後のネムツォフ氏のブログ投稿(1月9日付)により、イスラム教が侮辱されたのが動機と供述したと説明している。車の目撃情報が事実なら、時間的なつじつまが合わなくなる。
中国南部、広東省東莞市にある台湾系の靴工場、興昂鞋廠と興雄鞋廠で今月9日から約8000人がストライキを行っており、一部の労働者が警官と衝突したもようだ。香港・東網が11日伝えた。
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報道によると、ストが行われているのは台湾の靴製造大手、興昂国際傘下の2カ所の工場。興昂国際はNIKEやGUESS、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン系のブランドなどの靴製造を請け負っている。
ストの原因は住宅積立金の追納をめぐる問題で、10日午前には警察車両がストに参加していた女性労働者にぶつかってけがをさせ、抗議のため大勢の労働者が警察車両を取り囲んだ。その後、警官が多く出動し、複数の労働者が警官に殴打されたほか、1人が逮捕されたとの情報も出ている。
(編集翻訳 恩田有紀)
【ジャカルタ共同】2004年のスマトラ沖地震による大津波の最大被災地、インドネシア・スマトラ島アチェ州で11日、東日本大震災の犠牲者の追悼式典が開かれた。参加者らは「同じ苦難を体験した者として、日本の被災地の復興を心から応援している」と励ましの言葉を送った。
式典はアチェ州大アチェ県の学校で催され、地元の中高校生ら約400人が出席した。同県のシャムスル・リザル副知事は「日本の多くの方が今もトラウマを抱えて生活していると聞いた。普通の生活に戻れるよう、世界中の人々と一緒に祈っている」とあいさつした。
中国商用飛機(中国商飛)は自主開発しているARJ21-700が中国民航局の合格証を獲得し、18社から合計308機の受注を得ていると発表した。今年中の最初の引き渡しを予定している。3月9日、中国新聞網が伝えた。
この日、中国商飛は中国工商銀行所属の工銀金融租賃から30機を受注。同社は2011年にも自主開発中のC919を中国商飛に45機発注している。
工銀租賃は中国の航空機リース会社最大手で、420機を超える大型飛行機を管理保有している。中国工商銀行の姜建清董事長は「国産航空機の支援を今後も続けていく」と述べた。
(編集翻訳 浦上早苗)
【ワシントン和田浩明】米国務省のヌーランド次官補(欧州・ユーラシア問題担当)は10日、上院外交委員会の公聴会で証言し、ここ数日間にロシアが新たに戦車や装甲車、重砲やロケットなどをウクライナ東部に搬入し、親ロシア派武装勢力に供与したことを明らかにした。2月にウクライナ、ロシア、親露派代表などが締結した停戦合意の「精神と文言に反する」行為だと非難し、数日以内の戦闘停止と重火器の撤収、全欧安保協力機構(OSCE)監視団の視察の自由の保障を要求した。
ヌーランド次官補によると、停戦順守状況は全体的に改善し、重火器の撤収もウクライナ政府軍を中心に進んでいるという。だが、9日もウクライナ東部の港湾都市マリウポリ周辺や主要工業都市ドネツクなどで砲撃が続いたとして懸念を表明した。
公聴会では野党・共和党のコーカー委員長、民主党幹部のメネンデス議員ら多くの議員がウクライナ政府に対する防衛用兵器の供与を改めて要求した。しかし、国防総省のマケオン筆頭副次官は「積極的に検討中」と説明するにとどめ、決定のタイミングにも言及を避けた。
オバマ政権は欧州と連携したウクライナ危機の外交的決着を目指しており、武器供与による事態の深刻化は避けたいのが本音だ。ヌーランド次官補は「停戦合意が履行され、ウクライナ東部が平和になることが、ウクライナの人々にとり最良の希望だ」と述べ、現時点では事態の推移を見守る姿勢を強調した。シュルツ米大統領副報道官も10日、記者団に対し、米国による武器供与については「流血を拡大させるだけ」として消極的な姿勢を示した。