社会そのほか速
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2015年3月22日、瀟湘晨報によると、中国湖南省長沙市の中南大学で行われている「名探偵コナンと探る化学の秘密」と題された講義が大人気となっている。
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教養課程の科目として12年に開設されたこの講義は、朝8時という時間にもかかわらず用意された最も広い教室が満席になるほどの人気ぶりだ。学内の学生だけでなく、わざわざ毎週末に聴講する高校生もいる。ほとんどの学生が幼い頃に「名探偵コナン」を見ており、それが学生らに親近感を持たせているもようだ。
講義を担当する徐海(シュー・ハイ)副教授は「このアニメの中には面白い化学の知識がたくさん登場する」と説明。徐副教授は海外留学中、息抜きに「名探偵コナン」のアニメを見て、「コナンと関連づけた講義ができないだろうか」と考えたという。
現在、この講義の受講者の数は当初の120人から240人に増えた。中には繰り返しこの講義を選択する学生もいたことから、徐副教授は「コナンと学ぶ科学」という新たな講義も開設した。講義を受講する学生は「徐副教授は『名探偵コナン』の内容を使って、化学の原理を説明してくれる。とても面白い」との感想を述べている。(翻訳・編集/野谷)
タイ中央銀行(BOT)は、今年のGDP成長率見通しについてプラス4.0%からプラス3.8%に引き下げると発表した。
昨年第4四半期の成長率が予想以上に低かったこと、中国やインド経済の停滞で輸出が伸び悩んでいること、消費や政府・民間の投資が低く経済回復が遅れていることなどが引き下げの理由。
昨年通年のGDP成長率はプラス0.7%。第1四半期から政治情勢の悪化によって消費投資などが冷え込んだこともあり、ここ3年で最も低い成長率となっている。
◇「船のキャンセル響く」 見合わされる外国客船寄港
【シディブサイド(チュニジア北部)宮川裕章、チュニス秋山信一】チュニジアの首都チュニスで国立バルドー博物館が襲撃され20人以上が死亡した事件で、国の基幹産業の観光業界に不安が広がっている。2011年の反政府運動で崩壊したベンアリ政権時代に経済が安定していたことを懐かしむ声も出ている。
地中海沿いの丘に連なる鮮やかな青白2色の建物。チュニジア北部の観光地シディブサイドには土産物店が並ぶが、通りは客の姿がまばらだ。「船のキャンセルが響いている」。キーホルダーなどを売る土産物店主、フェシシ・ボルヘンヌさん(38)は渋い表情だ。18日にチュニスで起きた襲撃事件以降、外国からの客船の寄港が見合わされている。
「今回のテロの影響は、11年の革命時の混乱で観光客が減った時とは比較にならないほど大きい」。国内の旅行代理店700店が加盟するチュニジア旅行代理店協会のナディア・クタタ事務局長(40)は心配する。
革命前、約700万人だった外国人観光客は一時470万人に減ったが、13年以降は600万人台に持ち直していた。だが以前の水準には戻っておらず、観光業界では、人権抑圧体質だった一方で治安、経済は安定していたベンアリ政権時代を懐かしむ声が聞こえてくる。
クタタ事務局長は02年に南部ジェルバ島のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)でドイツ人観光客ら約20人が死亡したテロ事件を振り返り、「あのテロでドイツからの観光客が減少し、その時の影響が続いていた。そこに首都で事件が起きた。回復までに何年かかるのか分からない」と話した。
国内総生産の7%を占め、直接雇用だけで40万人、間接雇用などを合わせると人口1000万人の国民の2割が従事するとされる主産業・観光業への打撃に政府も頭を痛めている。政府は襲撃事件後、治安対策と同時に観光業界へのテコ入れを進める緊急委員会を発足させ、金融支援をこれまでの2倍に増やす意向だ。
「観光しかない国だからこそ、博物館がテロに狙われた。この危機を国民みんなで団結して乗り越えなければならない」。チュニスのタクシー運転手、アビブ・キアリさん(46)は語った。
【北京・石原聖】シンガポールのリー・クアンユー元首相の死去を受け、中国は23日、「古い友人」と親しみを込めて習近平国家主席ら最高指導部が相次いで弔電を送った。
リー元首相は祖先が広東省出身の華人で、故・トウ小平氏が「シンガポールに学べ」と改革・開放政策の参考にした経緯もあり、中国とのつながりが高い関心の背景にある。
リー元首相は共産主義を否定したものの、西側のシステムや価値観の全面的な受容も否定し、体制批判を封じた権威主義的な開発独裁体制を維持した。シンガポールは中国共産党にとって魅力的な将来の体制モデルでもあり、中国外務省の洪磊(こう・らい)・副報道局長は23日、「独特の影響力を持つアジアの政治家で、東洋の価値観と国際的な視野を併せ持つ戦略家だ」との談話を発表した。
【チュニス時事】日本人3人が死亡したチュニジアの観光客襲撃事件で、けがをして首都チュニスの病院に入院している結城法子さん(35)とその母親の容体がほぼ回復したことが23日、在チュニジア日本大使館への取材で分かった。
2人の入院先であるシャルルニコル病院の関係者は時事通信に「経過は順調で、間もなく退院できそうだ」と話した。もう1人の負傷者である日本人の男性は、別の病院で治療を続けている。
一方、関係者によれば、シャルルニコル病院に安置されていた成沢万知代さん(東京都荒川区)ら日本人の犠牲者3人の遺体は、同日までに病院からの別の施設に運び出された。近く日本に帰国する見通しだ。