社会そのほか速
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函館地方気象台は21日、函館市で桜が開花したと発表した。五稜郭公園にあるソメイヨシノの標本木で確認した。開花は平年より9日、昨年より7日早い。21日の開花は1981年の観測開始以来、2002年の18日に次いで2番目の早さとなる。
同公園にはソメイヨシノを中心に約1600本の桜が植えられており、この週末頃に満開となるという。
JR福知山線脱線事故から10年となるのを前に、三田学園中高(三田市)の吹奏楽部の卒業生らが、三田市天神の市総合文化センターで24日に追悼コンサートを開く。2010年以来の開催で、メンバーは「自分たちよりも若い世代にも事故の悲しみ、安全の大切さを知ってもらいたい」としている。
企画したのは、同学園で中・高の6年間、吹奏学部に所属した小林春彦さん、喜田智也さん、中平雄大さん(いずれも28歳)らでつくる「三田市JR事故有志音楽仲間の会」。「追悼コンサート&希望トーク」として実施する。
小林さんらは、市内の合同演奏会などで顔見知りだった他校の女生徒が犠牲となったことから、当時の音楽仲間らと5年前の4月25日に追悼コンサートを開催。仲間はその後、それぞれの道に進み、顔を合わせる機会も少なくなっていたが、今回、「10年の節目に」と、再び開くことにした。
当日は、市内の三田混声合唱団や、三田少年少女合唱団、三田市民オーケストラ(有志)、ウインド・アンサンブル・コスモス(有志)などが数曲ずつ演奏する。また、出演者がそれぞれの10年について話す予定。
イベントの総合司会を務める小林さんは「事故を風化させてはいけないという思いを、子供たちに伝えたい」と話している。開演は午後7時。入場無料。問い合わせは小林さん(090・6668・1777)へ。
統一地方選の後半戦で県内唯一の舟橋村議選(定数8)が21日、告示され、定数と同じ8人が立候補を届け出て無投票での当選が決まった。同村議選は2011年に続き2回連続の無投票となった。当選者の平均年齢は60歳近くに達しており、地元からは若手世代のなり手不足を指摘する声も出ている。
■共産が初議席
当選者の内訳は、現職5人、新人3人。党派別では自民2人、共産1人、無所属5人だった。共産は36年ぶりに公認候補を擁立し、現行の村議選が始まった1947年以来初の議席を獲得した。任期は30日から4年間。
同村議選はこれまで共産以外の候補者はすべて無所属で出馬し、党派色を薄めた地域代表という色が濃かった。今回選では、共産が公認候補を擁立する一方、現職2人が自民党派からの出馬に切り替えるという変化もみられた。
統一地方選は、選挙をまとめて実施することで経費を節約し、有権者の関心を高める狙いがあり、後半戦は市区町村の首長・議員選挙が対象だ。県内でも2003年統一選の後半戦では、7町村長選・16市町村議選が対象となっていた。
しかし、「平成の大合併」で県内自治体の再編が進み、合併後の自治体で選挙時期がずれた結果、現在は舟橋村議選だけとなっている。
■報酬は月15万
この舟橋村議選も、過去10年で選挙戦になったのは定数8に9人が立候補した07年のみ。03年、11年は無投票だった。
村議のなり手が少ない要因の一つに、村議の報酬が月15万円と県内市町村で最も安いことを指摘する声もある。富山市議と比べて4分の1の金額だ。村の担当者は、「村の財政を考えると、やみくもに議員報酬を高くはできない」と話すが、村議の報酬だけで家計を支えるのは厳しいのが実情だ。
今回選に出馬せず、引退する元村教育長の塩原勝村議(76)は、「意欲のある若者が手を挙げ、選挙で活発な議論が交わされるといいのだが……」と話す。
■一体感が課題
実際、若手世代の声をくみ上げ、反映させる村議会の役割は重要性を増している。同村が、旧来の住民と、宅地開発によって移住してきた住民との一体感をどう形作っていくかという課題を抱えているからだ。
同村は近隣市町と合併せず、面積が3・47平方キロ・メートルで日本一小さい自治体として知られるが、富山市街地まで車や鉄道で10~20分と交通の便が良い。宅地開発が進み、1986年に1455人だった人口は今年4月1日現在で3037人と2倍以上に増えている。
村では、子育て世代と高齢世代が助け合う「共助」を掲げた宅地開発を進め、定住人口を増やすことで将来の人口減を食い止める方策を進めている。こうした村の将来像について、新しい住民の意見も代弁する次世代の議員を、村の有権者が育てていくことも今後の課題となる。
津市が「オープンデータ」として公開しているごみ分別表の情報を利用し、同市美里町のIT技術者、石黒光茂さん(39)が、ごみの分別法が簡単に分かるサイト「分別さん―津市のごみは僕にまかせろ!」を開発した。津市などによると、オープンデータを活用した事例は県内初という。(竹田章紘)
オープンデータは市民や企業が公的なデータを自由に編集・加工できるため、様々な活用法が期待されている。既に全国の自治体で公開の動きが広がっており、県内では県が今年2月、津市が今月から、本格的にネット上で公開を始めた。
石黒さんはさっそくデータの活用法を検討。自身もごみ分別の分かりづらさに悩んだ経験があったことから、「IT技術を使って検索した方が楽」と思い立ち、津市が公開したごみ分別表を基にサイト作成にとりかかった。
サイトでは、捨てたいごみを入力すると、分別表に記載されている約650項目のごみの中から検索。「燃やせないごみ」「金属」「その他プラスチック」などの分別を瞬時に表示し、捨てる際の簡単な注意点も示される。
外国人にも使ってもらえるように、英語、中国語、スペイン語にも対応。地域ごとのごみ収集日が掲載された津市のホームページにもリンクしている。
サイトからは、スマートフォンのアンドロイド端末向け無料アプリもダウンロードでき、ネット上では既に利用者から「すごく便利!」などと評判に。石黒さんは「ごみの分別に困った時はぜひ使ってほしい」と話し、津市情報企画課も「市民目線で民間にどんどんオープンデータを活用してもらい、官民一緒になってサービスの向上が図れれば」としている。
問い合わせは、石黒さんの事務所「もやし工房」のホームページからできる。「分別さん」のアドレスは、http://gomi-tsu.moyashi-koubou.com/
東日本大震災による津波で水没した航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)のF2戦闘機の修復が終わり、21日、第1号機の納入式が愛知県豊山町の三菱重工業小牧南工場であった。パイロットの教育訓練用として空自三沢基地(青森県三沢市)に一時配備後、今年度中に松島基地に帰還する。松島基地では国内の訓練用F2機の半数にあたる18機が被災。このためパイロット養成が進まず、防衛省は被害が比較的軽い13機の修理を決定した。2017年度までにすべての修復を終えるという。