社会そのほか速
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豊岡市で放鳥が始まった2005年以降、同市から韓国に初飛来し、滞在していた「ポンスニ」(雌)が、両地点の中間にある島根県隠岐の島町で確認された。県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)が21日、発表した。韓国にいる他の多くの個体は繁殖地・ロシアなどへ渡っており、単独で南へ戻ったポンスニの行動に、専門家が注目している。
発表では、隠岐の島町にある一般社団法人代表理事の八幡浩二さん(56)が20日昼、町内の田んぼでカエルなどを食べているコウノトリを撮影し、同園に連絡。個体を識別する脚輪の色などから、ポンスニと判明した。他にコウノトリの目撃情報はなく、単独行動をしている可能性が高いという。
ポンスニは2012年に、人工飼育から放鳥されたつがいの巣で生まれ、14年3月18日、韓国・金海の花浦川(ファポチョン)湿地に飛来したのが見つかった。05年に放鳥が始まって以降、豊岡生まれで初めて韓国へ渡った個体だという。
その後、韓国国内の各地の干拓地などで姿が見られ、愛鳥家・度淵(トヨン)さんによると、今月12日夕には花浦川湿地にいたという。
同園の西井喜久・指導主事は「繁殖にはまだ若いので、あちこち動き回る探索行動の一環ではないか。コウノトリの動向は分かっていない点も多く、生まれた地へ戻るのか、北へ渡るのか。動向に注目したい」と話している。
◇26日、高校7人制ラグビー県大会
「第2回全国高校7人制ラグビー大会」への出場をかけた県大会(県ラグビー協会主催、読売新聞社など後援)が26日、上富田町の上富田スポーツセンターで開かれる。昨年、県内の初代チャンピオンに輝いた和歌山工業高などを軸に12チームが熱戦を繰り広げる。7人制ラグビーは来年のブラジル・リオデジャネイロ五輪から男女とも正式種目となり、2020年の東京五輪でも採用が決まっており、今後、注目度が高まるのは必至だ。(伊藤晋一郎)
7人制ラグビーは、本来の15人制から派生し、20年ほど前から競技人口が世界で急速に広がっている。15人制と同規模のグラウンド(縦144メートル以内、幅70メートル以内)を使用し、ボールを扱う際のルールもほぼ同じ。
ただし、15人制は40分ハーフ(計80分)が一般的だが、7人制は選手一人あたりの負荷が大きいため、7分ハーフ(計14分)と試合時間は短い。
人数が少ないため、攻撃するスペースが広く、パスやキックでボールがダイナミックに動き、独走トライも多く出るなど、スピード感あふれる展開になりやすいのが魅力だ。
15人制はサッカー同様に4年に1度のワールドカップで世界一を決めるが、五輪の競技にはなっていない。7人制の人気が世界的に広がっていることを受け、リオ五輪から正式種目となり、日本ラグビー協会は、これを踏まえ、若い世代の強化を目的に昨年、高校の全国大会を創設した。
今年の県大会は10校と、複数の高校が集まった二つの合同チームが参加。たいていは、ふだん15人制の練習をしているクラブチームがメンバーを7人制に再編成して挑む。
3チームずつのリーグ戦で予選を行い、各プールの1位チームで決勝トーナメントを戦い、優勝校は7月に長野県・菅平高原で行われる全国大会に県代表として出場する。昨年の県代表、和歌山工業高は上位進出を果たせなかった。
試合観戦は入場無料。予選が午前10時から始まり、順調に進めば決勝は午後3時20分にキックオフされる。
東日本大震災による町の死者・行方不明者824人と同じ数の桜を植える「さくらまつり」が、岩手県山田町の船越家族旅行村オートキャンプ場であった。本巣市の国の天然記念物「淡墨(うすずみ)桜」の種から育てた苗木20本も植えられた。
旅行村には震災前に約500本の桜があったが、津波で全て流失した。キャンプ場の管理などをしていた藤原長一さん(66)ら住民グループが「犠牲になった人の分だけ、夢や思いがある。桜に思いを託して咲かせてあげたい」と2013年に植樹を始め、約5ヘクタールにエドヒガンザクラなど5種類約500本を植えてきた。昨年から「さくらまつり」と題し、ステージイベントなども始めた。
淡墨桜の苗木を届けたのは、岐阜市の小椋郁夫さん(62)(名古屋女子大講師)。市内で山田町の物産品を売るなどして復興支援を続けてきた。勤務先に訪ねてきたのがきっかけで藤原さんと知り合い、岐阜県内で調達した苗木を送った。植樹に参加し、「満開になった桜を見て、みんなが笑顔になるのを楽しみにしています」と期待していた。
藤原さんは「ここを桜の名所にし、たくさんの人に山田を訪れてもらいたい」と話していた。
まつりが開かれた19日には約230人で約140本を植え、計約640本の植樹を完了した。植樹は来年にも目標本数を達成する予定だ。
大阪市港区の天保山マーケットプレースに23日開業する子供向け屋内アトラクション施設「レゴランド・ディスカバリー・センター大阪」が21日、報道陣に公開された。ブロック玩具「レゴ」で作った大阪近郊の建造物約20点に、招待された地元の幼稚園児らが「どうやって作ったのかな」と大喜びしていた。
通天閣や道頓堀などのおなじみのスポットがずらり。最多の約4万9000個を使ったあべのハルカス(高さ291センチ)や、大屋根が特徴のJR大阪駅が目を引いていた。数分おきに夜景にも切り替わる。
施設は、マーリン・エンターテイメンツ・ジャパン(東京)が運営し、入場料(当日)は、大人(13歳以上)2500円、子供(3~12歳)2000円。レゴ体験教室やカート乗車型の冒険アトラクションなどのほか、カフェもある。
鯖江市内で特産化が進められている菜の花をPRする「さばえ菜花まつり」が18日、同市小黒町の市鯖江中西側の日野川河川敷で始まった。19日まで。
河川敷の雑草対策として地元住民らが毎年、種をまいており、花が黄色のじゅうたんのように咲き誇っている。携帯電話で撮影したり、花を眺めたりする人も多く、同市内の女児(5)は「こんなにいっぱいのきれいな花は初めて見た」と喜んでいた。
さばえ菜花は、軟らかく、甘みがあるのが特徴で、まつりでは具材に入れたコロッケ(120円)や、たこ焼き(300円)などが販売された。
まつりは19日も午前10時~午後4時に行われる。問い合わせは同市農林政策課(0778・53・2232)。