社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
一宮市は4月から、市の広報紙「広報一宮」をスマートフォン(スマホ)やタブレット端末向けに配信するサービスを始めた。市のホームページもスマホで閲覧しやすいように刷新。スマホをよく利用する若者や子育て世代の母親らにも興味を持ってもらう狙いで、市秘書広報課では「いつでもどこでも市の情報に触れてもらい、市政に関心を持つ入り口にしてもらいたい」とアピールしている。
広報紙のスマホ閲覧は、無料アプリ「i(アイ)広報紙」を活用、利用者はiPhone(アイフォーン)の「App Store」やアンドロイドの「Google Play」からアプリをダウンロードして性別、生年月、住んでいる地域を設定すれば、毎月1日に最新号が配信される。アプリを開発した会社が広告料で運営するため、市の負担は生じない。
i広報紙には、スクラップ機能もあり、必要な記事などを保存できる。保存した記事などは、フェイスブックやツイッターなどにも投稿できるため、担当者は「市の情報をどんどん拡散させて」と期待を寄せる。
さらに、これまでスマホでは市のホームページが見にくかったため、一部のページのレイアウトをスマホの画面のサイズに合わせて変化するようにした。
舞鶴自然文化園(舞鶴市)でツバキ園が公開され、来園者が赤、白、ピンク色に咲き誇る花に見とれている。19日まで。
5ヘクタールの園内には、国内外の1500種3万本が山の斜面やハウス内に植えられており、1時間ほどかけて、ゆったりと散策できる。黄色い花が珍しい鉢植えの「金花茶」(中国原産)も開花し、現在は洋種が見ごろという。
洋種は花弁が多く、大きいのが特徴で、同園主任の中村豊さん(64)は「日本種とは違ったゴージャスさを楽しんでほしい」と話している。
午前9時~午後5時。入園料は大人300円、小中学生150円。会期後から6月上旬にアジサイ展が始まるまでは入園無料。問い合わせは、同園(0773・68・0221)へ。
甲賀市信楽町畑で、樹齢400年以上とされる「畑のしだれ桜」が見頃となり、観光客の目を楽しませている。
平家が滅亡して都からこの地まで落ち延びた際、都をしのんで植えたと言われ、別名「都しだれ」とも呼ばれている。
高さ約12メートルで、幹の根元から2本に分かれて枝が大きく広がり、ゆったりと垂らした枝先まで、薄いピンクの花が咲き誇っている。
問い合わせは信楽町観光協会(0748・82・2345)へ。
イノシシやシカなどの野生鳥獣による農作物などの被害を減らそうと、県は今月から、県内10の農林事務所に鳥獣被害対策にあたる専門指導員と広域指導員計10人を配置した。2017年度末までの3年間、市町村などと連携して各地域の対策を支援する。
指導員は公募で選ばれた県や市町村の職員OBらが就任。専門指導員9人、広域指導員1人で、広域指導員は、郡上農林事務所に配置され、県全体の対策の指導も行う。
県によると、13年度の野生鳥獣による農作物被害は約4億7000万円。重点地区でわなを設置するモデル事業を行うなど対策を講じているものの、ピークの10年度(約4億8000万円)と、ほぼ変わらない。一方、14年度の調査では、集落ぐるみの鳥獣被害対策をしていない農業集落は県内に1196あり、被害を受けている集落の52%に上った。
指導員は、被害や対策の実施状況を調査したり、住民参加で対策プランを作ったりして、3年間で全ての集落で対策を講じることを目指す。
8日には、岐阜大学で指導員らへの研修と、ユニホームとなるオレンジ色のベストの授与式が行われ、県鳥獣害対策室の土屋智裕室長は、「集落との連携を密にして進めてほしい」と話した。
戦後70年の「慰霊の旅」としてパラオを訪問中の天皇、皇后両陛下がペリリュー島で戦没者に供花された9日、県内でも松阪市飯高町の水屋神社にある六角堂で、関係者らが祈りをささげた。
参加したのは、父が同島で陸軍医を務めた名張市の吉住佳代子さん(70)と、憲法学者で同神社の宮司だった兄が同島へ慰霊の訪問を続けたという津市の宮崎和子さん(59)ら。戦没者を追悼するとともに、両陛下の訪問を亡き父と兄に報告した。
吉住さんの父、上島英義さんは1944年4月、軍医として派遣されていた満州(現中国東北部)からパラオに転戦し、ペリリュー、アンガウル両島で負傷した兵士を治療。45年12月に帰還し、名張市で小児科医になった。吉住さんには、当時について多くを語らなかったが、「慰霊に行けずに年を取ってしまった。代わりに行ってくれへんか」と慰霊を頼み、2006年12月に90歳で亡くなった。
宮崎さんの兄、久保憲一さんは鈴鹿市の鈴鹿国際大学(現鈴鹿大学)で憲法や政治学を研究。昨年8月に64歳で亡くなるまでに、学生らとペリリュー島を5回訪問した。宮崎さんに「パラオの人たちは、島民の命を守った日本人の思いやりあふれる行動について、よく話をしてくれた」と繰り返し語ったという。
慰霊を終えた吉住さんと宮崎さんは「2人も両陛下のパラオ訪問を喜んでいることでしょう。悲惨な戦争を経て享受している平和を、私たちがどう守っていくか今後も真剣に考えていきたい」と話していた。