社会そのほか速
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よさこい踊りを全国各地のチームが披露する「京都さくらよさこい」(読売新聞大阪本社特別協力)が4日、京都市役所前広場(中京区)や下鴨神社(左京区)などで始まった。5日も行われ、2日間で過去最多の計約4500人(150チーム)が参加する。
同広場で行われた開会式で、学生運営委員長の京都大文学部3年、堀内幸之助さん(20)が「すべての人に笑顔を届けられるように頑張りたい」とあいさつ。その後、立命館大の学生らで作る「京炎そでふれ!おどりっつ」が躍動感あふれる演舞を披露した。
同広場には、号外を発行できる読売新聞の特別号外車も登場。号外約600部が配られた。
湖北の春の風物詩「長浜曳山まつり」(13~16日)を前に、今年と来年出番の曳山を入れ替える「曳山交替(こうたい)式」が4日、長浜市元浜町の曳山博物館前であった。
まつりは約400年前に始まったと伝わり、国が重要無形民俗文化財に指定。
曳山は13基あり、普段は地域の山蔵で保管されているが、次回出番の4基は同館で修理や展示されている。
今年の出番山は「猩々丸(しょうじょうまる)」、「鳳凰山(ほうおうざん)」、「高砂山」、「壽山」で、この日は子どもたちが太鼓、鉦、笛で演奏する「しゃぎり」が響く中、法被姿の男衆が「ヨイサー、ヨイサー」と威勢よく蔵から引き出し、地元まで巡行。その後、来年の出番山が搬入された。
◇紀の川市が委嘱
特産果物をPRする初代の「紀の川市フルーツ大使」に、女優の藤原紀香さん(43)が選ばれ、4日、紀の川市役所で委嘱式があった。藤原さんは「両親の古里、和歌山のために、フルーツの素晴らしさを日本や世界の人に伝えていきたい」と意欲を語った。
藤原さんは兵庫県出身だが、母親が同市の隣にある岩出市、父親が県中部出身。紀の川市が、全国有数の生産額を誇るモモ、柿、はっさくなどをPRしようと大使就任を依頼した。
この日の式典で、中村慎司市長から委嘱状やたすきを受け取った藤原さんは「和歌山の血が流れる私にとって、うれしい話だったので引き受けた」とあいさつ。モモやキウイをかたどったゆるキャラ「ぷるぷる娘」と記念撮影した後、「1年中、美容や健康によい果物を食べられることは幸せ。毎朝違う種類の果物をミキサーにかけて飲んでます」と早速、魅力をアピールしていた。委嘱期間は来年3月末まで。無償で観光イベントなどに参加し、啓発活動をするという。
◇祭りやスーパーで訴え
県議選(12日投開票)告示後、初めての週末となった4日、好天に恵まれた県内では各候補が人出を求めて祭りや大型店舗前などに繰り出し、施策を訴えながら知名度アップを図った。
3選挙区が統合され、8人が争う東近江市・日野町・愛荘町選挙区(定数5)の新人候補は、春祭り「南山王祭」が開かれた日野町大窪の日枝神社を訪問。しだれ桜のような紙の花飾りを付けた「ほいのぼり」の下、“花見”を楽しむ有権者に歩み寄り、「よろしくお願いします」と握手を繰り返した。
13人が立候補した大津市選挙区(定数10)では、各候補が精力的に市内を回った。家族連れでにぎわう大型スーパー前では候補同士が鉢合わせ、「ご健闘をお祈りします」と声をかけ合う場面も。市中心部の京阪浜大津駅前に立った現職候補は国会議員の応援を受け、「厳しい戦い。皆さんの支援を」と声を張り上げた。
人口増が続く中、6人が立った草津市選挙区(定数4)。現職候補は夕方、マンション開発が進むJR南草津駅前で行楽帰りの有権者らを狙い、「滋賀を、草津を安心で住みよい街にします」とアピールした。
◇期日前投票55か所で開始
県議選の期日前投票も4日、市役所や市民センターなど計55か所で始まった。11日まで原則午前8時半~午後8時に受け付ける。
◇江戸期は一大産地 茶屋町の住民ら栽培
若者たちでにぎわう大阪市北区の茶屋、鶴野両町の街並みを、菜の花が彩っている。地元の住民や商店主らでつくる「北梅田地区まちづくり協議会」が、「菜の花の散歩道」と銘打ったプロジェクトを実施。黄色の花が、道行く人たちに春の訪れを告げている。
「菜の花の散歩道」は2009年3月に始まった。その前年に、同協議会の若手有志らを中心に発足した「鶴乃茶屋倶楽部」が、町の歴史を勉強し、明治中頃まで茶屋、鶴野両町を含む広範囲に菜の花畑があったことを知ったのがきっかけ。江戸時代には、一大産地として発展したという。
阪急梅田駅の北東に広がる同地区は、昭和60年代まで開発が立ち遅れていた。その後、1990年に梅田ロフト、2000年代には大型の複合商業施設が次々と開業。飲食店やファッションビルが立ち並ぶ若者の街へ生まれ変わった。
菜の花は、同倶楽部が毎秋、旧市立梅田東小の敷地内で栽培。プランターに植え替えて、開花時期の3月下旬に飲食店やショップに届けている。当初、20~30店舗に配達していたが、今年は約50店舗に増加。同協議会に参加する梅田ロフトや「UNIQLO(ユニクロ)OSAKA」など約20か所でも菜の花を飾っている。
見頃は4月上旬まで。倶楽部のメンバーで、梅田ロフトそばの長屋で育った藤原尚之さん(57)は、「ここ数十年で街は激変し、昔のことを知る人も少なくなった。菜の花を通じて、町の歴史や文化に興味を持ってもらえれば」と話している。