社会そのほか速
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昨年12月の衆院選で青森1区から立候補し、比例東北ブロックで初当選した維新の党の升田世喜男衆院議員の陣営の運動員2人が、公職選挙法違反(買収)罪に問われた「百日裁判」の初公判が17日、青森地裁(鎌倉正和裁判長)であった。青森県五所川原市金木町、農業、吉田俊逸被告(64)と、青森市三内、無職、渡辺美津江被告(50)はともに起訴内容は認めつつ、「升田氏や選対幹部は関係なく、独断で行った」と述べた。
検察側は、両被告もしくはどちらかが連座制の適用対象である「組織的選挙運動管理者」に該当するとみている。禁錮刑以上の有罪が確定した場合、仙台高検は升田氏の当選無効を求める訴訟を仙台高裁に起こす方針。
検察側の冒頭陳述などによると、2人は共謀して昨年12月14、15日、有権者に投票を呼びかける「電話作戦」に関わった運動員計27人に報酬として計約147万円を渡したとされる。吉田被告は別の男性=同法違反で罰金40万円の略式命令=とも共謀し計14人に計約73万円を支払ったとされる。
百日裁判は公選法で規定され、事件受理から100日以内の判決が求められる。【佐藤裕太、石灘早紀】
「鉄道は地方創生の大きな核だ」−−。政界きっての鉄道ファンとして知られる石破茂地方創生担当相が17日の参院予算委員会で、北陸新幹線の開業などに沸く鉄道への思いを熱く語った。
質問した自民党の江島潔氏も鉄道ファン。JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」の感想を尋ねると、石破氏は「少しだけ乗る機会があった。驚きと感動、自信と誇りが詰まった列車だ」と絶賛。「新幹線と、そのような在来線を組み合わせることで、地方創生に大きく資する」と興奮気味に語った。
地元・鳥取と東京を夜行列車で往復することも多かった石破氏。「新幹線が走り、(夜行列車の)北斗星やトワイライトエクスプレスがなくなった。夜行列車には就職、受験といろんな経験がある」としみじみ振り返る一幕もあった。【福岡静哉】
内戦の激化で390万人以上が難民となっているシリアから逃れたものの、日本で難民と認定されなかったヨセフ・ジュディさん(31)らシリア人男性4人が17日、国を相手に難民として認めるよう求めて東京地裁に提訴した。弁護団によるとシリア人による難民認定訴訟は初めて。難民と認めなかった法相の処分について「シリア情勢の把握などに重大な誤りがあり無効」と主張している。
4人はいずれも2012年に来日し難民申請した。13年に「迫害のおそれがあるとは認められない」として不認定処分が出されたものの、人道配慮による在留が許可された。
訴状によると、ジュディさんら3人は少数派のクルド民族、もう1人は出身地域が反政府的とみなされている。4人はいずれもシリアで反政府デモに参加しており、迫害を受ける可能性が高いとしている。
難民認定されると日本語教育などの定住支援を無料で受けられる。東京都内で弁護団と記者会見したジュディさんは、妻と幼い2人の子どもは日本語が分からず外出もままならないと話し、「難民ではないので身分が不安定です。子どもの将来のため難民として認めてほしい」と訴えた。
法務省入国管理局は「訴状の内容を検討して適切に対応したい」と話している。【吉富裕倫】
◇際立つ日本の消極姿勢
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、390万人以上が難民となったシリア内戦は「今世紀最悪の人道危機」だとして、各国に難民支援などの協力を求めている。
主要7カ国(G7)の多くはシリア人を積極的に難民として受け入れている。昨年上半期のUNHCRの集計によると、難民認定率は米国が96%、カナダは95%、英国も90%。密航が多いとされるイタリアも43%を難民認定しており、同時期に0%だった日本の消極姿勢が際立っている。
トルコやレバノン、ヨルダンなどシリア周辺国に難民が集中しているため、28カ国がこうした人々を自国で受け入れる「第三国定住」などを表明している。G7でこうした対策を表明していないのも日本だけだ。
日本は昨年12月に初めて3人のシリア人を難民認定したが、認定率は各国に遠く及ばない。原告側は訴訟を通じ、国際的に厳し過ぎると指摘される認定基準のあり方を問うだけでなく、日本が難民条約加盟国として国際的責任を果たしているのか、問題提起したい考えだ。【吉富裕倫】
G7のシリア難民受け入れ状況
難 民 周辺国からの
認定率 難民の受け入れ表明
日 本 0% なし
米 国 96% 上限なし(実績で1万715人)
英 国 90% 社会的弱者を対象(同143人)
フランス 54% 1000人(同約1400人)
ドイツ 74% 3万人
イタリア 43% 450人
カナダ 95% 1万1300人
UNHCRまとめ(難民認定率は2014年上半期の1次審査結果など、受け入れ表明は13年以降)
西日本各地で17日、最高気温が20度を超え、4月上旬から5月下旬並みの暖かい一日となった。
この日、主な地点の最高気温は、京都府舞鶴市23.9度▽兵庫県豊岡市23.8度▽島根県雲南市23.7度▽高知県四万十市23.6度−−など。
大阪管区気象台などによると、高気圧に覆われ、南から暖かく湿った空気が流れ込んできたため気温が上昇。大阪市北区のビジネス街・淀屋橋周辺では、上着を脱ぎ、シャツの袖をまくって歩く人々の姿が見られた。
18日は前線の影響で天気は崩れるものの、引き続き暖かい見通し。【田辺佑介】
17日の国内の有感地震(震度1以上)は4回。最大震度は1。海外の地震(M6.0以上)はなし。
国内の有感地震の一覧(17日)
【最大震度1】
午後2時45分ごろ発生 M4.4
震源 三陸沖
震源の深さ 約10キロ
岩手県宮古市で震度1
午後6時25分ごろ発生 M3.2
震源 石垣島近海
震源の深さ 約10キロ
沖縄県石垣市で震度1
午後6時36分ごろ発生 M3.6
震源 与那国島近海
震源の深さ 約50キロ
沖縄県与那国町で震度1
午後11時48分ごろ発生 M3.9
震源 千葉県北西部
震源の深さ 約100キロ
茨城県取手市などで震度1