社会そのほか速
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大型サイクロン「パム」の被害を受けたツバルを含む南太平洋にある三つの島嶼(とうしょ)国の代表が17日、仙台市で記者会見し、国際社会に財政、技術両面での災害対策支援を訴えた。南太平洋の多くの島国では、地球温暖化に伴う海面上昇や風水害の激化が懸念されている。
会見したのは他にサモア、クック諸島の代表で、同市で開催中の国連防災世界会議のため来日している。ツバルでは、サイクロンが直撃したバヌアツ同様に非常事態宣言が発令されており、ツバルのシマティ国連大使は会見で、人口の4割以上が被災し、北部の居住地の多くが浸水していると説明。「高台移転をすれば良いと言われるが、ツバルには高台がない。移動すれば島の反対側にたどりつくような狭い島だ」と話した。
また、サモアのトゥマリ自然資源環境相は「(国際社会の)支援なしに自然災害に強い国になるには、あまりに時間がかかる」と述べ、国際協力の必要性を強調した。【八田浩輔】
超大型のサイクロン「パム」の直撃を受けた南太平洋の島国バヌアツ。日本の国際緊急援助隊の医療チームが17日、成田空港を出発した。豪州シドニー経由で18日夜にバヌアツ入りし、2週間程度の活動を予定している。
チームは医師、看護師、薬剤師ら計14人で構成。この日は、17日夕(日本時間)に現地入りした先遣隊6人に続き、8人で出発した。石井健団長(57)=外務省=は「先遣隊の情報を踏まえて、活動内容を決めたい。感染症や疲労に注意したい」と話した。
日本に滞在中だったバヌアツ赤十字社のハニントン・アラトア社長も同日、帰国のため同空港を出発。仙台市で開かれている国連防災世界会議に出席していたが、予定を早めた。日本赤十字社は同日、辻佳輝開発協力課長をシドニー経由で周辺国のフィジーに派遣、日赤の医療チーム派遣に向けた調査を担当する。【早川健人】
産経新聞社は17日、インターネットサイト「産経ニュース」に今年1月に掲載したイタリアのフィギュアスケート選手に関する記事について、「盗用と指摘されても仕方のない不適切な引用だった」として、執筆した東京本社運動部記者を減給処分、管理、編集責任を負う小林毅執行役員東京本社編集局長ら編集局幹部3人をけん責処分とした。
問題の記事は1月27日に掲載された。同社によると、イタリアのスポーツサイトが報じたとして引用した部分が、このサイトを翻訳して個人ブログに掲載していた筆者から「翻訳を盗用された」と指摘されていた。【川口裕之】
埼玉県川口市のマンションの一室で住人のパート従業員、園田明子さん(59)が殺害された事件で、園田さんの銀行口座から現金数十万円が引き出されていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。防犯カメラに映った現金を引き出す男性(30)は園田さんの長女の交際相手で、15日に県外で遺体で見つかったという。県警は自殺とみて調べている。
捜査関係者によると園田さんと連絡が取れなくなった3日以降に、園田さんの銀行カードでATM(現金自動受払機)から現金を引き出している男性の姿が防犯カメラに映っていたという。埼玉県警川口署捜査本部は、この男性が事件に関わった可能性があるとみて、行方を捜していた。
園田さんは3日午後に都内の病院を受診したのを最後に連絡が取れなくなり、同居する長女の相談を受け自宅を捜索した同署員が13日夜、自室のベッドと壁の隙間(すきま)に横たわっている遺体を発見した。死因は頭部を多数回殴られたことによる失血死で、財布と携帯電話などが見つかっていない。【山寺香、木村敦彦】
公安調査庁は17日午前、東京都杉並区にあるオウム真理教の主流派「Aleph(アレフ)」の施設に対し、団体規制法に基づく立ち入り検査に入った。
午前9時過ぎ、同庁の調査官20人以上が検査に着手、教祖の松本智津夫死刑囚(60)の教団活動への影響などを調べた。
同施設への立ち入り検査は昨年8月以来。地下鉄サリン事件から20日で20年となるのを前に行われたが、アレフ側はなかなかドアを開けず、調査官が拡声機で「早く開けなさい」「検査拒否ですか」と声を張り上げる場面もあった。
JR西荻窪駅近くの地上3階地下1階建てで、「東京道場」と呼ばれる。首都圏の在家信者の指導拠点で、出家信者も10人ほどが住んでいるとされる。