社会そのほか速
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岐阜県美濃加茂市の浄水プラント導入を巡り、市長の藤井浩人被告(30)が受託収賄罪などに問われた事件で、名古屋地検が16日までに、藤井市長を無罪とした名古屋地裁判決を不服として、名古屋高裁に控訴する方針を固めたことが関係者への取材で分かった。控訴期限の19日までに手続きする。
公判で一貫して無実を主張した藤井市長に対し、検察側は当時市議だった藤井市長が2013年4月、浄水プラント設置で贈賄側業者に便宜を図る見返りに、2回に分けて現金計30万円を受け取ったと主張した。
しかし5日の地裁判決は、贈賄側業者の供述の変遷を指摘し、「信用性に疑問があり、現金授受を認めるには合理的な疑いが残る」として、無罪を言い渡した。
検察関係者は「藤井市長の出入金記録やメール、関係者の証言など、贈賄側の供述を裏付ける間接証拠があったのに評価されなかった」と判決を批判。名古屋地検は上級庁と協議を続けていた。
控訴を巡っては、美濃加茂市議会が11日、「市政への影響が長期化する」として、懸念を示す声明を発表している。【金寿英】
◇東電、タンク保管60万トンのうち2万トン
東京電力は16日、福島第1原発でタンクに保管している汚染水など約60万トンのうち2万トンについては、放射性物質を除去する処理が目標としていた5月中に間に合わないと明らかにした。原子炉の冷却に海水を使った事故初期に発生した汚染水で、塩分濃度が高く、多核種除去設備(ALPS)など処理装置の性能が落ちるため、処理を後回しにするという。
東電は「(2万トンの)処理に数カ月かかる」と説明した。また、ためている汚染水全量をALPSで処理し、トリチウム(三重水素)以外の放射性物質を基準以下まで減らす時期についても「見通せない」と述べ、当初目標の来年5月から遅れる可能性を示唆した。
一方、貯蔵タンク内の汚染水に起因する被ばく線量については、処理が進む結果、廃炉計画で定められた「敷地境界で年間1ミリシーベルト未満」という基準を今月末までに達成できる見通しとなったことを明らかにした。作業員の被ばく低減のため、原子力規制委員会が年度内の達成を指示していた。
また、1〜4号機の地下を氷の壁で囲んで地下水の流入を防ぐ「凍土遮水壁」について、4月から山側の一部で凍結開始すると表明した。3月中に開始予定だったが、1月に作業員の労災事故が相次ぎ、安全対策を見直した影響などから遅れる。
原子炉建屋の海側トレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)にたまっている高濃度汚染水の抜き取り作業は、6月に完了できる見通しを示した。トレンチ内の汚染水は海側の凍土遮水壁を建設する際の妨げになる。【斎藤有香】
◇警視庁立川署 生徒はバールと折りたたみ式ノコギリ所持
小学校で飼育されていたヤギを殺すため許可なく学校の敷地内に立ち入ったとして、警視庁立川署が先月、東京都立川市の市立中学3年の男子生徒を建造物侵入容疑で逮捕していたことが同署への取材で分かった。同署によると、生徒は容疑を認め、「インターネットでイスラム過激派組織『イスラム国』(IS)による人質の処刑シーンを見て人を殺したいと思い、その練習をヤギでしようとした」などと供述しているという。
逮捕容疑は先月15日午前1時ごろ、立川市内の小学校の敷地内に無断で侵入したとしている。生徒は先月中に家裁送致された。
立川署によると、生徒が施錠されたヤギの小屋に入ろうとした際にヤギが鳴いて騒いだため、付近をパトロール中の警察官が気付いて駆けつけた。生徒はバールと折りたたみ式ノコギリを所持。自宅から押収された生徒のパソコンには、ISによる殺害映像を閲覧した履歴が多数残されていたという。【林奈緒美】
イオンモール幕張新都心にある仕事体験テーマパーク「カンドゥー」では、春休み限定仕事体験として3月20日から4月6日に、「うどん職人」体験を開催する。また、3月19日には新しいアクティビティが2つオープンする。
春休み限定でオープンする「うどん職人」は、3月20日から4月6日の間、トリードールの運営するうどん店「丸亀製麺」の協力で開催される。うどん職人の指導のもと、家族で小麦粉からうどんを作る。作った麺はすぐに茹で、釜揚げうどんとして「できたて、本物のおいしさ」を味わうことができる。
3月19日には、新たに2つの仕事体験、「たこ焼屋」と「アイスクリームショップ」がオープンする。
「築地銀だこ」がブランドパートナーの「たこ焼屋」では、お客様のことを考えて、「真心」と「感謝」を込めて作る職人となり、「築地銀だこ」が厳選した素材を使って、鉄板に流したネタをまわしながら、おいしいたこ焼を焼き上げる。その場で試食ができるので、作りたてのおいしさも体験できる。
「アイスクリームショップ」のブランドパートナーは、みんなをハッピーにする元気なアイスクリームメーカー「コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン」。マイナス9度に冷やした石板の上で、アイスクリームとフルーツ、クッキー、チョコレートをミックスしたオリジナルのデザートを歌いながら楽しく作ることができる。
「うどん職人」「たこ焼屋」「アイスクリームショップ」はいずれも、おすすめ年齢は3歳から15歳。所要時間は30分。保護者参加も可能となっている。
自民党は16日、少年法の適用年齢(現行20歳未満)や民法の成人年齢の引き下げを検討する組織を、月内にも発足させる方針を固めた。川崎市の中1男子殺害事件で18歳の少年らが逮捕され、少年法見直しを求める声が上がっており、広範な議論が必要と判断した。ただ、見直しには党内にも慎重な意見があり、集約には時間がかかりそうだ。
検討組織は政務調査会の下に設置する。少年法に関しては、稲田朋美政調会長が「被害者の立場に立ってどう思うかということもある」と引き下げに前向きなのに対し、法相を務めた谷垣禎一幹事長は「人格形成の途上という意味では急に変わるわけではない」と慎重姿勢だ。党内にも加害少年の矯正や保護の観点から慎重な意見が根強くある。
成人年齢に関しては、憲法改正の国民投票の投票権年齢を「18歳以上」と定めた改正国民投票法(昨年6月施行)は、選挙権年齢と成人年齢に関し「速やかに国民投票年齢との均衡を勘案し、法制上の措置を講じる」と付則に明記している。選挙権年齢を引き下げる公職選挙法改正案は今国会で成立する見通しで、検討組織は民法の成人年齢引き下げについても議論する。【宮島寛】