社会そのほか速
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北朝鮮による拉致の可能性を排除できない特定失踪者大沢孝司さん=失踪当時(27)=の支援団体の総会が新潟市で開かれ、講演した民間団体「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表は拉致問題をめぐる日朝協議について「今の話し合いを続けても解決しないので、いったん打ち切るべきだ」と述べた。
荒木代表は北朝鮮が拉致被害者の再調査結果報告を先送りし続けている現状を批判。「相手が協議の継続を欲しているのは間違いなく、日本側から打ち切ることで、今のような対応ではだめだと認識させることが重要だ」と主張した。
15日未明、千葉県浦安市の路上で20代くらいの男性がワゴン車にはねられ死亡し、警察はワゴン車を運転していた31歳の男を逮捕しました。
午前4時すぎ、浦安市北栄の片側2車線の県道で、20代くらいの男性がワゴン車にはねられました。男性は頭を強く打つなどしていて、収容先の病院で死亡しました。
警察は、ワゴン車を運転していた会社員の中橋優太容疑者(31)を過失運転傷害の疑いで逮捕しました。中橋容疑者は取り調べに対し、「考え事をしていて発見が遅れた」と話しているということです。
警察によりますと、現場には横断歩道や信号は無く、中橋容疑者は右側の車線を運転していたところ、道路上にいた男性をはねたということです。
警察は、被害者の身元の確認を急ぐとともに、容疑を過失運転致死に切り替え捜査する方針です。(15日16:09)
北陸新幹線を建設している鉄道建設・運輸施設整備支援機構は15日、ラムサール条約に登録された福井県敦賀市の中池見湿地を通る現在のルート計画を変更する考えを明らかにした。環境への影響を調査した検討委員会の提言を受け、担当者が記者団に「速やかにルートを検討する」と述べた。
検討委は機構が設置。15日に敦賀市内で開いた会合で、現在のルートは国内屈指のトンボの生息地として知られる湿地の自然環境に与える影響が大きいとして、機構に変更を提言した。
環境省などによると、中池見湿地には約3千種の動植物が生息。生物多様性が評価され、2012年にラムサール条約に登録された。
9年前の日中合作映画「単騎、千里を走る。」以来、親交を深めていた高倉健と張芸謀(チャンイーモウ)。日中最高峰の2人の映画人の間に、人知れぬ友情のドラマがあった。
張芸謀の世代は高倉健の映画と共にあった。文化大革命終結直後の1978年、長く上映が禁止された外国映画が解禁され、高倉健主演のアクション映画「君よ憤怒の河を渉(わた)れ」が上映された。中国人の80%が見たとも、10億人が見たとも言われるほど、人民の間で熱狂的に受け入れられた。
「この作品は日本人にとっては単なる高倉健の主演作の一つかもしれないが、中国人は60歳以上の人間は全員が見たでしょう。私は50回、60回と見て、セリフは全部覚えました。高倉健はあの時代の中国人の『神』になったのです」(張芸謀)
高倉健の逝去を受け、中国のあらゆるメディアがまるで中国の国民 的スターの死のように報じた。洪水のような報道は日本をもしのぐと思わせたほどだったが、こんな事情があったのだ。
映画監督として名を上げた張芸謀は「高倉健のための映画」を撮ろうとした。それが2005年の「単騎、千里を走る。」だった。初めて一緒に仕事をした高倉健は、スクリーンの中の彼から想像した姿と、ほとんど変わらなかったという。スタッフへの謙虚で親切な姿勢。寡黙な優しさ。演技への真摯(しんし)さ。
「彼の人格的魅力は格別です。全身に『古風』の気をまとっている。中国古代の『士』の精神を体現したように見え、東洋文化における男性の理想像ともいえます。だからこそ、中国人は彼に夢中になったのです」
高倉健と張芸謀との間には、もう一つ思い出がある。08年北京五輪のとき、張芸謀は開・閉会式の総合プロデューサーを任され、巨大な重圧のなかにいた。そんなとき、張芸謀の北京五輪のオフィスを、高倉健が事前のアポなしにふらっと訪ねたという。その手には、日本刀が握られていた。もちろん、殴り込みではない。
事務所には、北京五輪に関わる大勢のスタッフがいたが、一同、思いもよらぬ高倉健の登場に目を丸くした。
「うまく言葉で表すことができないから、日本の古典的な方法でやることにしました。日本で国宝級の人に頼んで刀をつくってきました。日本刀は『守護と支持』を意味しています。これが自分の気持ちです」
高倉健は張芸謀にそう説明し、日本刀を鞘から抜いた。口に手ぬぐいをくわえて、手入れの方法を教えると、ふたたび刀身をしまい、箱に入れて、布にくるんで張芸謀に渡した。
「刀に息がかかれば、刀が汚れてしまうと教えてくれたのですが、その様子は日本の武士にそっくりでした。あまりに特別だった。忘れられない。この刀の包みはいまも開いていません。その包みの中に、彼の気迫と力が残っていると思えるから、開くのが惜しいのです」
※AERA 2015年3月23日号より抜粋
◇餓死懸念/市民に周知かぎに
京都市が、野良猫に不適切に餌をやる行為などを罰則付きで禁じる条例案を開会中の2月市議会に提案し、議論を呼んでいる。動物のふん尿やにおいに苦しむ住民からは期待の声が上がる一方で、「適切な餌やりも排除される」「野良猫が餓死してしまう」など、市には条例化への疑問や批判を中心に3005通にも上るパブリックコメントが寄せられた。市によると、同種の条例は東京都荒川区などにあるが、政令指定都市で条例化の動きは初めて。市は20日の条例案採決を前に、15日に市民を対象にした説明会を開く。【宮川佐知子】
市によると、2013年度に市民から寄せられた犬猫のふん尿被害に関する苦情は671件。苦情は減少傾向だが、「マナー違反を規制する抑止力が必要だ」と条例化の準備を進めてきた。
「京都市動物による迷惑等の防止に関する条例案」は、所有者がいない猫などに不適切に餌を与え、環境を悪化させる行為を禁止。違反者には市が中止を勧告、命令し、従わない場合は5万円以下の過料を科す。市の説明では、自宅敷地内で行う▽清掃をする▽地域の同意を得る−−などの条件を満たせば「適切なえさやり」として、禁止対象にならないとしている。
しかし、1月中旬までパブリックコメントを募集したところ、条例への批判、疑問が続出。猫と地域の共存を目指す「ぜろの会」(京都市)の根津さゆり代表は「地域の同意を得るのは難しい場合もある。条例ができれば、無責任な人間が生み出した野良猫を餓死させてしまう」と懸念。市民団体「THE ペット法塾」代表の植田勝博弁護士も「餌やりは本来自由な行為であり、条例は動物愛護法の趣旨にも反する」と指摘する。
一方、京都市は2010年度から地域住民による猫の世話をサポートする「まちねこ活動支援事業」を進めてきた。町内会などの同意を得て餌やりをする住民を支援する制度で、避妊や去勢手術の費用を市が負担する。これまで112地域が登録し、市は今後も条例化と並行して事業を進めていく方針。
京都市伏見区で「まちねこ活動」に携わる中村美保子さん(58)は「自分の好きな時だけ餌をやったり、清掃をしない勝手な人もいる。餌をやるなら最後まで責任を持ってほしい」と話し、条例案に理解を示す。
日本動物愛護協会(東京都)の杉山公宏理事長は「条例案は動物の命の大切さや適正管理に触れており、動物に好意を持つ人、持たない人双方が納得できる内容。(条例化には)市民にいかに周知徹底させるかがかぎだ」とコメントした。
奈良市では13年に条例化されたが、計画段階で、野良猫の餌やり規制には批判が高まり、カラスによる被害防止に限定された。