社会そのほか速
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九州大などの研究グループは、体長1ミリの線虫に人間の尿の臭いを嗅がせ、その反応から高い精度でがんの有無を判定できることを突き止め、11日付の米科学誌電子版に発表した。費用は検査1回100円から数百円程度、約1時間半で結果が出る。日立製作所などと組んで装置の開発を進めており、2019年にも実用化を目指している。
従来の検査では分からなかった早期がんを発見できる可能性もあり、受診率向上や早期の治療が期待できそうだ。グループの広津崇亮助教(神経科学)は「自宅で採った尿1滴を検査機関に送れば、がんを発見できる。医療費の抑制にもつながる」と説明している。
福島第一原発事故から4年を迎え、原子力規制委員会の田中委員長が職員に向けて訓示を行い、「事故を風化させてはならない」と呼びかけました。
「一部では事故の教訓を忘れつつある風潮もありますが、私たち規制の責任を担う者は、絶対に福島の教訓を風化させてはなりません」(原子力規制委員会 田中俊一委員長)
原子力規制委員会の田中俊一委員長は、原子力規制庁の職員に対して行った訓示でこのように述べた上で、震災で被害を受けた福島県に「福島第一の事故が追い打ちをかけた事実はぬぐいされない」として、規制行政の責任の重さを訴えました。
田中委員長は廃炉措置について、「紆余曲折しながらも着実に進んでいる」とする一方で、労災事故や汚染された雨水が海に流出した問題をはじめ、トラブルが相次いでいることをあげ、「リスクを顕在化させないという戦略的な取り組みと進捗状況を、正直に福島県民に伝えることが大切だ」と述べました。(11日19:54)
神奈川県横須賀市の自宅で同居する両親を次男が殺害した事件で、逮捕・起訴された次男が、犯行の前後で危険ドラッグを使用した疑いが強まったとして再逮捕されました。
無職の上地真二容疑者(36)は、去年10月、横須賀市の自宅で両親を包丁で刺して殺害したとして逮捕され、およそ4か月におよぶ精神鑑定の結果責任能力があると判断され、今月6日に殺人罪で起訴されました。
警察は、上地容疑者の自宅から危険ドラッグの吸引器具などを押収し捜査を進めていましたが、上地容疑者が犯行前後に危険ドラッグを使用した疑いが強まったとして再逮捕されました。取り調べに対して、上地容疑者は「危険ドラッグを吸ったり、あぶったりした。バターに混ぜてあぶった」などと容疑を認めているということです。(11日21:13)
パリで日本酒フェアを開いて普及活動に取り組んでいるフランスの「日本酒啓蒙(けいもう)家」、シルバン・ユエさん(44)が11日、群馬県川場村の永井酒造(永井則吉社長)を訪れ、酒蔵を見学した。
ユエさんは、日本酒造青年協議会からパリでの活動を認められ、「酒サムライ」の称号を贈られた左党。欧州での販路拡大を目指す群馬県が招待した。
酒造は1886年創業。酵母づくりや冷蔵設備などを視察したユエさんは「蔵は日本酒を造る環境に適していて感動した」と絶賛。フランスに輸出すれば、国旗のトリコロール(3色旗)の下で、皆とりこになーる?【米川康】
東京電力福島第1原発の汚染水貯蔵タンク群を囲むせき(高さ30〜50センチ)から放射性物質を含む雨水が漏れた問題で、東電は11日、周辺の地下水から1リットル当たり1万1000ベクレルが検出されたと発表した。検出したのは、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質。前回(9日採取)に比べ、濃度は約30倍に急増しており、漏れた雨水が地下水を汚染した可能性がある。
せきには放射性物質が付着しているため、降った雨も汚染されてしまう。10日になって、タンク周辺を二重に囲うせきのうち、外側のせきのつなぎ目などから約747トン漏れ、土壌に染みこんでいることが判明していた。せき内での放射性物質の濃度は最大で同8300ベクレルに上った。
東電は汚染範囲の把握のために監視を強化するとともに対策を急ぐ。海に流出する可能性については「現時点で判断できない」としている。【斎藤有香】