社会そのほか速
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日本と韓国は外務、防衛当局による安全保障対話を4月中に実施する方針で大筋合意した。韓国は今月27日に改定を予定する日米防衛協力指針(ガイドライン)の事前説明を求めている。複数の日韓外交筋が4日明らかにした。北朝鮮の核・ミサイル開発も主要議題になる見通しだ。3月のソウルでの日韓外相会談で対話の早期再開を確認しており、実現すれば2009年12月以来で約5年ぶりとなる。
日韓関係は従軍慰安婦問題などで冷え込んでいるが、両政府は北朝鮮の核問題に対処する観点から「信頼関係を醸成する安保対話は先行して行う必要がある」(外交筋)と判断した。
約半年ぶりに観測された皆既月食=4日午後9時ごろ、北海道陸別町(銀河の森天文台提供)
満月が地球の影に入って暗くなる皆既月食が4日夜、全国で起き、天候に恵まれた北海道や東北などで観察会が開かれた。日本では昨年10月8日以来、約半年ぶり。月の一部が欠けて見える部分月食が午後7時15分から始まり、同8時54分から12分間、皆既月食となった。その後、再び部分月食となり、同10時45分に終わった。
青函トンネルで発生した特急スーパー白鳥34号(6両編成)の発煙事故で、特急がトンネルに入る前に車掌が異臭に気付いていたことがJR北海道への取材で分かった。一方、JR北は4日、事故を起こした電車と同型の34両の緊急点検を実施し、異常がないことを確認した。
JR北によると、車掌は緊急停止する約30分前の3日午後4時45分ごろ、木古内駅(北海道木古内町)からトンネルに入るまでの間でブレーキを強くかけた時のような臭いを感じた。配電盤や窓の外、車内などを確認したが異常が見当たらなかったため走行を続けたが、青森側の旧竜飛(たっぴ)海底駅を通過した後、窓の外に火花が見え、非常停止したという。
白煙は先頭から2両目の台車部分の配線(直径約30ミリ)3本に過電流が起き、配線を覆うゴム製の膜(厚さ約5ミリ)が焦げたことが原因とみられる。焦げた配線は、モーターと回転数を制御する「主変換装置」をつないでおり、JR北は、この装置に異常があった可能性もあるとみて本格調査を始めた。
スーパー白鳥34号は4日、自力走行でJR北海道函館運輸所(函館市)に到着。北海道運輸局も車両の調査を開始した。現時点では、国土交通省運輸安全委員会の調査対象となる列車火災には該当しない見通しという。【鈴木勝一、三股智子、小川祐希】
維新の党とその地域政党・大阪維新の会は4日、2015年度予算案を採決する衆院本会議を体調不良を理由に欠席しながら前夜に飲食店で会食していた維新の党の上西小百合衆院議員(31)=比例代表近畿ブロック=を、最も重い除籍(除名)処分にすると発表した。松野頼久・維新の党幹事長は大阪市内で記者団に「党のイメージを損ねた」と述べた。上西氏は議員辞職はしない考えを松野氏に伝えたという。
大阪維新の橋下徹代表(大阪市長)もこの日、街頭演説で「29歳(で初当選)の女の子を国会議員に育て上げることができなかった。僕の指導不足」と陳謝した。上西氏に議員辞職を求め拒否されたことも明らかにした。
上西氏は先月13日、胃腸炎との診断書を党に提出、衆院本会議を欠席した。今月3日の記者会見では診断書を受け取った12日夜、先輩議員らと会合で居酒屋など3軒をはしごしたことを認め、「ソフトドリンクしか口にしていないが、体調管理の甘さは真摯(しんし)に反省する」と陳謝した。「本会議欠席後に旅行した」と週刊誌などが報じたことについては「15日に京都府宮津市へ仕事で行った。私的旅行ではない」と否定していた。
上西氏は12年と昨年の衆院選大阪7区に出馬し敗れたが、いずれも比例で復活当選して現在2期目。【熊谷豪、松井聡】
警視庁は4日、大麻を所持したとして立川署が現行犯逮捕した自営業の30代男について、簡易検査のミスがあり釈放したと発表した。再度行った検査で陽性反応が出たため、同署は改めて大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕状を取った。男は釈放後に一時所在不明になったが、同署に出頭し、逮捕された。
同庁組織犯罪対策5課によると、3日正午ごろ、東京都立川市で、車の中で寝ていた男を同署員が職務質問。バッグの中から大麻とみられる乾燥葉片約13.1グラムが見つかった。同署の男性巡査部長が検査したが、本来は3種類の試薬で検査しなければならないのに、2種類だけで実施。結果を「陽性」と判断し、同容疑で逮捕した。
男は容疑を認めていたが、署内で検査ミスが判明したため、逮捕から約4時間後に釈放された。巡査部長は「2年ぶりの簡易検査で失念してしまった」と話しているという。
同署は規定通り3種類の試薬を使った再検査で陽性反応が出たため、逮捕状を改めて取得した。