社会そのほか速
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明治安田生命J1リーグ1stステージ第6節が18日に行われ、FC東京はサンフレッチェ広島に1-2で敗れた。
試合開始35秒で先制点を奪ったFW武藤嘉紀。「ラッキーゴール」と振り返ったが、ホーム味スタでのゴールを誓っていた日本代表ストライカーがサポーターを歓喜させた。それでも、最終的には逆転負け。チームの連勝も3で止まった。
武藤自身も後半はほとんど仕事をさせてもらえなかった。相手からの警戒も感じている。
「バックラインがしっかり残っていて、カウンターも仕掛けられなかった。(裏のスペースは)だいぶケアされてました」
自らの得点でチームに勝利をもたらすことにこだわる武藤だが、この日はそれができなかった。また、これまで堅守を誇っていた守備でも2失点を喫した。「どこかで課題があると思うので、それを直していきたい」と武藤は前を向いた。
手数をかけない素早い攻撃でゴールを陥れてきたFC東京だが、広島の守備陣もしっかり対応してきた。今後も相手の研究により、速攻を仕掛けられない場面が増えると思われる。
武藤は「相手のブロックを崩す工夫をもっとしないといけない」と話し、「攻撃にかける人数をもう少し増やしたかった」と、課題を口にした。
首位からは陥落したが、悲観はしていない。「まだ1試合負けただけなので。しっかり切り替えてやっていきたい」
[MOM1363]西武台DF小川匠(3年)_「絶対に自分が試合を決めてやろう」主将が後半ATに劇的V弾
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.18 関東高校大会埼玉県予選準々決勝 西武台高 2-1 埼玉栄高 西武台高第2G]
「最後の方でCBからボランチ入った時に『絶対に自分が試合を決めてやろう』と思っていた。自分はヘディング得意。『ヘディングで一発決めてやろう』と思っていたので、狙い通りでした」。後半23分に追いつかれた西武台高だったが、後半アディショナルタイム突入後の42分にDF小川匠(3年)がMF山口大輝(3年)の左クロスから決勝ヘッド。「点決める時はほとんどヘディング」という主将の劇的な決勝弾によって準決勝進出を決めた。
ホームグラウンドで決めた劇的な一撃で4強への道を切り開いた。ゴール直後にチームメートやベンチのサブ組とともに喜びを爆発させていた小川は、試合終了後もコーチングスタッフやサブ組の選手に次々と声をかけられて笑顔でハイタッチ。クラブハウスに戻る途中にも試合を見守った控え選手たちの祝福に応えていた。
昨年、SBやボランチでレギュラーを務めていた小川は今年、CBとしてプレー。この日は、相手の積極的なプレスの前に思うような攻撃ができず、守備でも相手のロングボールに押し込まれるシーンが続いた。だが、「(徹底されると)多少嫌だなと思うけれど、『来い』という気持ちです」というCBは楽しみながら、得意のヘッドで相手の攻撃を跳ね返していく。中途半端な守りで追いつかれたものの、後半29分にCBからボランチへポジションを移すと、自ら「自分が試合を決めてやろうと思っていた」という通りの一撃でチームを勝利へと導いた。
1対1の守備の強さやインターセプトも持ち味とする小川は「練習していってポゼッションとロングフィードができる選手になっていきたい」と攻撃面を伸ばしてより、攻撃面でも貢献できるCBになることを目指している。そして守備のこだわりはゼロに抑えること。「今はCBなので、自分が行けないところも周り動かして絶対に失点しないこと。前は攻撃力がある。負けないように毎回ゼロで行けたらいい」と誓った。
(取材・文 吉田太郎)
浦和、唯一の無敗継続…横浜FMに鮮やか逆転勝利で単独首位に
[4.18 J1第1ステージ第6節 浦和 2-1 横浜FM 埼スタ]
J1は18日、第1ステージ第6節を行い、埼玉スタジアムでは無敗で首位タイの浦和レッズとここ4試合負けなしで8位の横浜F・マリノスが対戦し、浦和が2-1の逆転勝利を収めた。勝ち点と得失点差で並んでいたF東京が直前の試合で敗れていたため、浦和は単独首位になった。
ホームの浦和は前節からFW石原直樹とFW高木俊幸に代えてMF梅崎司とMF武藤雄樹を先発起用し、一方の横浜FMはMF兵藤慎剛を今季リーグ戦初先発となるFW伊藤翔に代えてこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]
後半11分に浦和がシュートチャンスを作り出す。MF宇賀神友弥からパスを受けたDF槙野智章が一気にPA付近までドリブルで運ぶと、FWズラタンへパス。前節、移籍後初得点を挙げたストライカーが右足で狙うも、ボールは枠を捉えられなかった。すると横浜FMも同12分、MF三門雄大のスルーパスに反応したFWアデミウソンがPA内に侵入してシュートを放ったが、これはGK西川周作の好セーブに阻まれた。
その後、浦和が徐々にリズムをつかみ、シュートまで持ち込む場面を作り出す。前半18分には右サイドのMF関根貴大のクロスを梅崎がヘッドで合わせたが枠を捉え切れず。さらに同20分には関根のスルーパスから抜け出した宇賀神が、マークについたアデミウソンをワンフェイントでかわして右足で狙うもネットを揺らすには至らなかった。
しかし、横浜FMも前半29分に決定機を創出する。カウンターからボールを運んだアデミウソンが、ゴール前でフリーになった伊藤へ。伊藤が右足で合わせたシュートは枠を捉えたが、またもや西川の好反応にストップされてしまう。しかし同33分、再びカウンターを発動させると三門の鮮やかなスルーパスに反応した伊藤が、西川の反応に遭いながらも今度はネットを揺らして横浜FMが先制に成功した。
だが、浦和が一気に逆転する。前半43分、左サイドからのボールをPA内で受けた武藤が右足で狙う。これはポストに弾かれたものの、誰よりも早く武藤自身が反応して、こぼれ球を押し込んで試合を振り出しに戻した。さらに前半アディショナルタイムには、ズラタンのシュートのこぼれ球に反応した関根のクロスを梅崎がダイビングヘッドで押し込んで、浦和が2-1として前半を折り返した。…
ブンデスリーガ第29節が18日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントはパーダーボルンと対戦し、3-0で勝利を収めた。
ドイツ紙『ビルト』が同試合の採点(最高点1、最低点6)を掲載。2点リードで迎えた80分に、試合を決定付けるダメ押しゴールを決めた香川には、チーム最高点の「2」をつけた。
ドルトムントはその他、先制点を挙げたアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン、その先制点をアシストし、自らも追加点を決めたガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンに香川と同じく「2」の採点がついている。
2008年からチームを率いてきたユルゲン・クロップ監督の退任が発表されて以来、最初の試合となったドルトムント。香川の得点を含む3ゴールで、指揮官に3試合ぶりの勝利をプレゼントしている。
4月12日からモナコ・モンテカルロで開幕の「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/クレーコート)。
土曜日に行なわれた準決勝。世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、ラファエル・ナダル(スペイン)を6-3 6-3で倒し、決勝進出を果たした。
ジョコビッチはこれで16試合連続での勝利。決勝では第6シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦することになる。
モナコのアルベール大公が見守る中で行われた試合では、ナダルはかつての強さをかいま見せ、両者とも激しいプレーの応酬となり、攻撃と素晴らしい守備のテニスが繰り広げられた。
だが、ナダルはまだ右手首と虫垂炎によるツアー離脱の影響で苦しんでいる。この日のナダルには、ジョコビッチのマスターズ4連勝を止めるために十分な安定性を示せなかった。
ジョコビッチは昨年のパリのマスターズで優勝。さらに今季はインディアンウェルズとマイアミでも優勝している。ジョコビッチが今大会にも優勝すると、シーズン最初のマスターズ大会を3連勝した初めての選手となる。
ナダルは第1セットの第7ゲームであったチャンスを逃したことを悔やむだろう。このときのナダルは強烈なフォアハンドでジョコビッチのバランスを崩し、ジョコビッチを悔しがらせたが、ナダルはその流れをつかむみことができなかった。
第2セットも接戦だった。ナダルはハードに戦い抜き、試合に踏み止まっていた。最初のサービスゲームでは2本あったブレークのピンチをしのいでいる。しかし、ジョコビッチが第7ゲームで攻勢に出てこれを取ると、第9ゲームでさらにブレークを追加。ナダルとの43度目の対戦でジョコビッチが20度目の勝利を挙げた。
両者の対戦は、昨年の全仏オープンの決勝以来だった。
ベルディヒは、ガエル・モンフィス(フランス)を6-1 6-4で下しての決勝進出だ。ベルディヒにとって今大会での初の決勝進出でもある。
ベルディヒは試合の序盤の段階で、ベースラインから試合をコントロールした。モンフィスはベルディヒの早いペースと強打に苦戦を強いられた。第1セットでモンフィスが取ったポイントはわずか11ポイント。第2セットでのモンフィスは作戦を変更し、よりスライスを増やして相手のリズムを崩しにかかった。モンフィスはこれで流れを取り戻し、ベルディヒの2本のフォアハンドのエラーを誘うなどしてブレークバックに成功。…