社会そのほか速
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日本ハムは15日、西武とのオープン戦(西武プリンスドーム)で7-3と勝利、10試合目でようやく初白星を挙げた。原動力となったのは先発・メンドーサの好投を引き出したスタメンマスクの2年目、石川亮捕手(19)だ。
先発右腕は7回1安打無四球で1失点(自責0)。88球とシーズンなら完投ペース。だが申し分ない内容を差し置いて「リードが素晴らしかった。ほとんど首を振っていない。出してほしいサインを一発で出してくれたからね」と、この日マスクを被った石川亮に感謝の弁をおくった。
「本当に頭のいい捕手だ。今日も綿密な打ち合わせをしたわけじゃない。春季キャンプで一度組んだだけだが、そのときの感覚を覚えてくれているんだ」
そう、お褒めの言葉をいただいた19歳は、実に謙虚。「リードに関しては僕の特徴を出してはいけないと考えています。ある投手にとって投げやすい捕手って、他の人には投げにくいということにつながる。もっとリードのバリエーションを増やさないと」
それでも、バットも3打数2安打と大当たり。栗山監督は「大きなアピールをしてくれている」と目を細めて絶賛するが、ワケがある。開幕まで2週間を切った状況で司令塔が不在なのだ。
正捕手の大野は右肘の故障で守備に就けない状況。パワフルな打撃が売りの近藤は送球難に苦しんでいる。昨季2番手に定着した市川は昨年末に椎間板ヘルニアの手術を受け2軍調整中。27日の楽天との開幕戦(札幌ドーム)のスタメン捕手が決まらない危機的状況で、指揮官には19歳のイケメンが救世主に写っているようだ。
また、大野は今季中にも国内FA権を取得し去就は微妙だ。栗山監督が「(石川亮は)将来軸になれる選手」と見込むだけに、今季のエース・大谷の女房役に最も近い男といえる。 (片岡将)2015/3/17 16:56 更新
テニスのマスターズ大会「BNPパリバ・オープン」は16日(日本時間17日)、米カリフォルニア州インディアンウェルズで男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク5位で第5シードの錦織圭(25)=日清食品=は、同31位で28シードのフェルナンド・ベルダスコ(31)=スペイン=に6-7、6-1、6-4で逆転勝ちし、同大会初の4回戦進出を決めた。
ベルダスコは過去対戦で2戦2敗と苦手にしているサウスポー。強力なサーブを武器にしているうえ、強いドライブの効いたストロークを得意にしており、球足の遅い当地のコートで高く跳ねるボールに錦織は苦しめられた。同じスペインの世界ランク3位、ラファエル・ナダルに似たタフな相手だ。
第1セットからベルダスコの角度のあるサーブに苦しみ、チャンスをつかめないまま互いにサービスゲームをキープしてタイブレークに突入。錦織は一時、主導権を握りかけたが、ストロークで打ち負けて6-8で落とした。
しかし、第2セットからは錦織が自力を発揮。第2ゲームで初めてブレークに成功して、5ゲームを連取して一気に押し切った。
第3セットも第1ゲームをいきなりブレーク。ストローク戦で完全に主導権を握り、バックハンドのクロスが面白いように決まった。5-4で迎えた第10ゲームはブレークポイントを握られたが、最後はフォアハンドのエアKを決めて右手を強く握りしめた。
ベルダスコとは2012年4月のバルセロナ・オープン以来の対戦だったが、ブレークを1度も許さず、苦手だった相手に立場がかわったところをみせつけた。
ATP(男子プロテニス協会)の公式ページは「錦織は厳しい試合を勝ち向いてベスト16進出を初めて果たした。特に3度のブレークポイントをことごとくしのいだ粘り強さがあった」と評した。
4回戦は18日(同19日)、世界ランク12位のF・ロペス(スペイン)=過去対戦3勝2敗=と、同23位のP・クエバス(ウルグアイ)=同1勝=の勝者と対戦する。2015/3/17 16:56 更新
禍(わざわい)転じて福と為す。人気者の遠藤は左ひざの故障という禍に押しつぶされてしまったが、照ノ富士(23)は禍も何のその。逆に頭からパクパク食っちゃうような勢いで突っ走っている。
底知れぬパワーで大旋風を巻き起こしている新鋭が突然、原因不明の腹痛に襲われたのは4日目のこと。「朝から10回ぐらいトイレにいっているよ。気持ちが悪くて吐くし、下痢もやばい。全然、腹に力が入らない」。出番前は青い顔をしていたが、土俵に上がると微塵もそんなことを感じさせない動きで豪風に圧勝。「これからコンビニで“ウコンの力”を買って飲まなきゃ」とジョークを飛ばしていた。
一歩間違えば足を引っ張りかねない腹痛は、まだおさまっていない。75年ぶりの新三役で初日から7連勝という記録を打ち立てた7日目も「トイレに通う回数はだいぶ少なくなったけど、腹の力の入り具合は60%から70%かな」と話していた。にもかかわらず、幕内でも指折りの力持ち、栃ノ心を真っ向勝負で寄り切ってしまったのだから、まさにスケールの大きさは破天荒。
8日目(15日)は稀勢の里にモロ差しを許して寄り切られ、昭和に入って初めての初日から8連勝という大記録は逸した。しかし、強気な態度は少しも変わらない。
「立ち合いにズラしてきたな。そんだけ怖かったんじゃないの。あっ、これ、書くなよ。向こうは全身全霊で(勝ちを)狙いにきていた。(勝負後)倒れたもの。久しぶりに悔しい。今夜はゲン直し? ウン、いくか」とうそぶき、肩を怒らせて引き揚げていった。
負けても自信はふくらむばかり。9日目(16日)には、妙義龍を寄り切り、早々に勝ち越しを決めた。「次の目標は2ケタ」。この旋風児からまだ目を離せない。 (大見信昭)2015/3/17 16:56 更新
サッカーのセリエA、ACミランの日本代表FW本田圭佑(28)が16日(日本時間17日)、敵地でのフィオレンティーナ戦に4試合ぶりに先発したが得点には絡めなかった。後半36分に交代した後に2失点し、1-2で逆転負けした。
3トップの右で先発し、前半12分に右サイドでパスを受け、右足で強烈なシュートを放ったが、GKに阻まれてゴールはならなかった。
チームは後半11分に先制。同29分には本田がカウンターからのクロスで好機をつくったが、得点にはつながらなかった。同36分に交代すると、直後の38分に同点とされ、さらに試合終了間際に逆転された。3試合連続で白星から見放されている。2015/3/17 16:56 更新
6000円近い定価にも関わらず、世界中でベストセラーとなっているトマ・ピケティの『21世紀の資本』。「富めるためには投資せよ」の教えに従えば、日経平均2万円を目前にした今、指をくわえて静観している手はないはずだ。ではいったい、どうすれば富める人になることができるのか?
⇒【図】マーケットの分類(世帯の純金融資産)
世界中に広がる格差の正体を解き明かしたといわれる『21世紀の資本』。第一生命経済研究所の永濱利廣氏は、こう解説する。
「本書の肝は、過去の膨大なデータから、資本主義における「資本収益率(r)>経済成長率(g)」という不等式を検証したこと。端的に言えば、『労働より投資のほうが儲かる』という誰もが薄々感じていたことを、歴史的に立証したのです」
元手が大きいほど有利なのが資本主義。持てる者はますます富み、持たざる者がコツコツ働いたところでその差は広がっていく一方だ。
「特に‘00年代に入ると、新興国の台頭と安い労働力の流入によって労働の価値が落ち、『r>g』に拍車がかかっています。先進国と新興国の格差が縮まった代わりに、今後は先進国においても国内の格差が拡大していくでしょう」
上図のように、日本でもすでに格差の底辺である「マス層」に全世帯の約80%が集中。そして、「マス層」と「準富裕層」の間には「アッパーマス層」という階層ができている。手をこまねいているばかりでは、今後、広がる一方の格差社会において、永遠に「マス層」から抜け出すことはできない。ファイナンシャルプランナーの藤川太氏は、「まずは貯蓄重視の運用を見直すべき」と釘を刺す。
「40歳で年収500万円の人が60歳までに3000万円の資産を形成する場合、収入の30%を貯蓄に回し続けねばならず、相当な根気が必要。仮に投資で年10%の運用ができれば収入の10%しか貯蓄に回せなくても達成可能です」
SPA!編集部によるアンケート調査によると、40歳までに資産3000万円を貯めた人は279人。うち、年収500万円以下の属性に限ってみると、52人の該当者がいた。その52人を対象にしたアンケート結果(円グラフ参照)を見れば、大半が投資の運用益で、本業の貯金だけで3000万円に到達したのは、わずか14%と少数であることがわかる。
「そもそもインフレ局面においてお金の価値は相対的に下がるので、『貯金=リスク』です。例えば、年3%のインフレが進めば、1000万円の貯金が実質30万円の損になる。これを、税金のように取り立てられるので『インフレタックス』と呼びます」(藤川氏)
このようにアッパーマス層を目指すには投資が不可欠。「現在は絶好の追い風」と永濱氏は語る。
「昨年は17年ぶりに賃上げ率がアップし、年度明けから個人消費が戻ってくるでしょう。夏頃からはプレミアム商品券の効果も予想され、本格的な好循環に入る兆しがあります。来年前半頃までは円安・株高のトレンドが続く可能性があるでしょうね」
好景気の今はガッチリ元手を作る時期。「元手があれば、仮に不況で株価が下がっても、代替的な金融商品への投資も視野に入ります」とは前出の藤川氏だ。
「お金持ちの蓄財パターンを見ると、必ずしも滑らかな上昇の弧を描いているわけではありません。リスクを取るステージと、手堅く守るステージを組み合わせ、階段状に資産ラインを伸ばしているケースが大半です」
3/17発売の週刊SPA!に掲載されている『超格差に勝つ[資産3000万円]達成計画』では、すでにアッパーマス層以上に到達した先人たちのマネー哲学とテクニックを完全網羅。千載一遇のこのチャンスを鷲掴みにする方法が多数掲載されている。人生をマス層で終わらせたくなければ、ぜひ熟読いただきたい! <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>
【エコノミスト永濱利廣氏】
第一生命経済研究所・主席エコノミスト。経済財政諮問会議政策コメンテーター。著書に『知識ゼロからの経済指標』(幻冬舎)など
【ファイナンシャルプランナー藤川太氏】
家計の見直し相談センター代表。相談実績は1万5000世帯以上。著書に『1億円貯める人のお金の習慣』(PHP研究所)など