社会そのほか速
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可決されていれば、アボット首相は3年の任期半ばで退陣を迫られるところだった。アボット氏は投票後、「国を成功に導くため最善を尽くす」と続投を宣言した。
財政再建を目指した緊縮予算が国民の不評を買い、与党支持率が30%台と低迷したことから、与党内の一部で首相への不満が噴出。政権の「中間評価」とされたクイーンズランド州議会選(1月31日投票)で大敗すると、連邦議会の総選挙を来年に控え、執行部刷新の声が急速に広まった。党執行部は、不意打ち的に議員総会を1日前倒しして動議を抑え込んだが、「退陣は時間の問題」(地元紙シドニー・モーニング・ヘラルド)とさえ言われている。
アフガニスタンやイランの地域への領土拡大も宣告した。
声明は、イスラム国のナンバー2とされるアブムハンマド・アドナーニ報道官の名前で出された。約9分間の音声で、組織に共感する過激派に向け、「ムジャヒディン(イスラム聖戦士)よ、怒りに従って死を遂げろ」と扇動。カナダの国会議事堂での銃乱射テロ事件、オーストラリアでの立てこもり事件、パリでの連続銃撃テロ事件、ベルギーの過激派摘発事件の容疑者をたたえ、「全てのイスラム教徒に告ぐ。欧州、西洋、あらゆる場所で『十字軍』を見つけたら、標的にしろ」とテロの実行を呼びかけた。(テロに)参加しないイスラム教徒も「敵とみなす」と脅迫した。
メッセージによると、イスラム国とみられるグループは、「29日の日没までに、健二と交換するためにサジダ(・リシャウィ死刑囚)がトルコ国境にいなければ、ヨルダンのパイロットは直ちに殺害する」ことを世界に公表するよう要求。「さもないと、次は健二の番だ」と脅迫した。
メッセージの中で妻は、イスラム国から昨年12月2日に届いた脅迫メールで、夫の拘束を知ったことを明らかにした。身代金2億ドルを要求する映像が1月20日に公開された後も、イスラム国との間で数回のメールのやりとりがあったという。
妻は「私は、これが私の夫にとって最後のチャンスになることを恐れています。そして、夫と(ヨルダン軍パイロットの)ムアズ・カサースベ氏を救出するために残された時間は数時間しかないのです」とした上で、「ヨルダンと日本の両政府には、2人の命がかかっていることを理解してほしい」と訴えた。
声明では「凶悪かつ卑劣な行為」とイスラム国を強く非難し、対イスラム国包囲網で国際社会が連携する必要性を訴えた。
声明は決議のような法的拘束力はないが、安保理として一致した意思を示す。安保理はこれまで、イスラム国による人質殺害事件が起きるたびに声明を出してきた。日本人人質事件での対応は初めてとなる。
声明では、「後藤健二さんの即時解放を求める」とし、「ジャーナリストを含め、シリアで人々が日々直面している危険が高まっていることを思い起こさせる悲劇だ」とイスラム国の残虐行為を非難した。その上で、「イスラム国を打倒し、イスラム国が信奉する不寛容や暴力、憎悪を撲滅しなければならない」と強調した。
テロがあった2005年11月9日夜は、アンマンでハリッドさんの結婚式が行われていた。新郎のハリッドさんと新婦がホテルの会場に入る直前、強い光と「ボン」という音と共に爆発が起こった。「何が起きたんだ」。気がつくと、会場の入り口付近に父親や義父が倒れていた。ハリッドさんと新婦は無事だったが、テロでは、結婚式に参加した親族や友人ら27人の命が一瞬にして奪われた。
テロは、他の二つのホテルでも発生し、犠牲者は50人以上に上った。