社会そのほか速
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JR旭川駅と直結する大型複合商業施設「イオンモール旭川駅前」の27日開店を前に、内覧会が23日、開かれた。既存の中心商店街「平和通買物公園」では、3月に入って専門店が閉店し、モールに入居する動きが続いている。旭川の郊外には今月、新たな複合商業施設がイオンに先駆けて開店しており、道内第2の都市の買い物客の流れが注目される。(高橋敦人)
内覧会では、フードコートや道内初出店のテナント、シネマ・コンプレックス(複合型映画館)などが報道陣にお披露目された。
中心商店街からイオンへの転居を決めたある専門店は「様々な目的を持った人たちが行き交うショッピングモールには新たな商機があると考えた」とする。「旭川駅前」では約130ある専門店のうち、40店余が道内企業で、地元との共生を強調する。買物公園の商店主から成る「旭川平和通商店街振興組合」の鳥居幸広理事長は「買物公園の商店は影響を受ける。ただ、札幌への買い物客の流出を食い止める好機にもなるのでは」と述べる。
昨年12月5日開店の「イオンモール岡山」(岡山市)は、JR岡山駅と約200メートルの地下道で結ばれている。専門店数は旭川駅前のほぼ3倍に当たる約360店、年間集客数は旭川駅前のほぼ4倍の2000万人を見込む。
岡山商工会議所の須々木(すすき)敏彦理事は「駅前に年間2000万人を集める施設のできたことは歓迎している。いかに周辺に回遊させるかが課題」とする。同商議所はイオン開店から1か月間の影響について今年1月、市内13商店街に聞き取りし、駅から800メートルほど離れた商店街では「歩く人が明らかに減った」との意見が寄せられた。市や同商議所は新年度に詳細な影響調査を予定している。
旭川駅から約6キロ離れ、旭川空港と駅とのほぼ中間にある東神楽町ひじり野地区にも、約30の専門店の入る商業施設「アルティモール東神楽店」が13日、開店した。運営主体のスーパー「西條」(名寄市)の西條敬弘社長は「旭川と近隣自治体から集客できる」と、自信をみせている。
みさき公園(岬町淡輪)で、カピバラの赤ちゃん2匹がすくすくと育っている=写真=。デビューに向けて屋外運動場に慣れる練習をしており、同園は4月10日前後から公開する予定。
カピバラは南米に生息するネズミの仲間。2匹は父ガビンチョ(4歳)と母ジェルミン(同)の子で、2月25日に誕生した。同園によると、2匹とも順調に育っており、体長約40センチ、体重約3.5キロに成長。母親に乳をねだったり、餌のササをかんで遊んだりしている。
飼育係の辻本沙江美さん(25)は「おっとりしているが、健康に育って園を代表する人気者になってほしい」と話していた。
現在は、南米に生息する動物の獣舎を巡る「南米の森ミニツアー」(開催日に園で受付)で見ることができる。問い合わせは、みさき公園(072・492・1005)へ。
中津川市千旦林の観光施設「ちこり村」が募集していた、ヨーロッパ原産の野菜チコリを使ったレシピのコンテストで、「かぶの花寿司(ずし)」を考案した恵那市武並町、主婦太田ゆりさん(61)が最優秀の「ちこりレシピの女王」に選ばれた。メニューは同施設内のレストラン「バーバーズダイニング」のバイキングメニューに加えられ、今月末まで提供される。
コンテストには、東濃地方を中心に、東京都や京都府など全国各地から52点の応募があった。太田さんの「かぶの花寿司」は、チコリの上に酢飯を載せ、赤カブの酢漬けをあしらい、春の彩りを表現した。
夫の優さん(70)の健康を考え、酢を使った料理を心がけているという太田さんは、「チコリは見たこともなく、家の畑で栽培しているミニ白菜やミニレタスをイメージしました」と話す。表彰式の際にかぶの花寿司を試食、初めてチコリを食べた太田さんは、「とてもおいしかった。この味を広めたい」と感想を語った。
ちこり村では太田さんを「ちこりPR奥様大使」に任命し、1年間、チコリのPRにも努めてもらう。
◇犠飛 着実に加点
2年ぶり6度目の選抜出場となった敦賀気比は23日、奈良大付(奈良)との初戦を勝利で飾った。二回に先制すると、三回、七回にも着実に加点。右腕のエース平沼翔太投手は相手打線を1安打に抑える好投で、2万人の観衆を沸かせた。
二回、松本哲幣選手が中前打で出塁すると、7番の上田竜也選手が外角の直球を振り抜き、右中間を破る適時二塁打で1点を先制。さらに三回、右翼線に二塁打を放った中井基継選手が、七回も中越え二塁打の篠原涼選手がそれぞれ犠飛で生還して1点ずつ追加した。
変化球がさえて10三振を奪い、相手に三塁を踏ませなかった平沼投手は「昨夏の経験を生かして冷静に投げられた」と振り返った。
東哲平監督は「平沼がよく頑張ってくれ、安心して見ていられた。次の試合にも思いっきり向かっていってほしい」と話した。
<一球一瞬>背番号「17」大暴れ3安打
狙っていたのは直球のみ。二回一死、甲子園の初打席で、持ち前の思い切りの良さで振り抜くと、鋭い打球が遊撃手の右を抜けた。続く上田竜也選手の適時打で先制のホームを踏んだ。
背番号17、打順6番の松本哲幣選手。チーム初ヒット後も、右翼線三塁打、右中間二塁打を放ち、4打数3安打と気をはいた。
「自分は得意の打撃で貢献するしかない」
昨秋の新チーム結成直後、練習中に背中付近の肉離れを起こし、試合にも出られなかった。けがを癒やす一方、地道に走り込みや筋トレなどに取り組み、課題だった下半身の強化に専念。その結果、打球の鋭さが増し、昨秋の公式戦では6試合で打率5割を残し、北信越大会優勝に貢献した。
守備では、木下翔吾選手らと激しい外野のレギュラー争いを続けるが、好調な打撃はキープし続けた。
今月17日の練習試合でも複数安打を放ち、強烈にアピール。「一番調子の良い選手を使う」とした東哲平監督から、22日のミーティングで「明日いくぞ」と先発出場を告げられた。
采配通りの活躍に「さすがに出来すぎ」と照れ笑いを浮かべ、ベンチの木下選手も「仲良しでもライバル。(活躍は)うれしいけど、やっぱり悔しい」。
だが、決して満足はしていない。七回にも二死一、二塁の好機に打席に立ったが、凡打に終わった。
「スイングが中途半端だった。下位打線で点をとらないと、勝ち上がれない。今度は迷わずフルスイングする」。そう誓った。(平井宏一郎)
岐阜、滋賀県境の伊吹山(1377メートル)の山頂に通じる伊吹山ドライブウェイ(全長17キロ)で、来月18日の開業を目指し、除雪作業が本格化している。
除雪作業は、先月28日に麓の関ヶ原町の料金所付近から開始。23日には料金所から約15キロの8合目付近で、除雪車など4台の重機を使って作業を進めた。今年は積雪量が多く、例年なら3~4メートルの積雪が、この日は5~7メートルもあり、ショベルカーや除雪車を使って雪を谷底に吹き飛ばすなどしていた。積雪量が多いうえ、水分を多く含んだ硬い雪のために作業に手間取り、開業日が遅れる可能性もあるという。