社会そのほか速
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鬼を追い払うのではなく、カヤで作った円すい形の葦(あし)塚に悪神や疫神を招き降ろして鎮めるのが特徴。神職4人が、葦塚を囲んで神事を行った後、拝殿前で護摩木約2000本をまいた。護摩木をたいた火にあたると、無病息災に過ごせるとされ、参拝者は競うように取っていた。
菊陽町の主婦、平野輝美さん(34)は「無事に取れました。子どもに元気に過ごしてほしい」と話していた。
子どもの心を育む読書を充実させようと、市教委が毎年開く「読書講演会」の一環で、ユーモラスでおおらかな世界観が持ち味の長谷川さんを招いた。
長谷川さんは、絵本「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」などをリズムや抑揚を付けて読み聞かせたほか、即興で絵を描いたり、ウクレレを演奏したりし、「本って面白いなと思ってもらい、親しみがわいてくれればうれしい」と話した。
読書が大好きという同市立仰木の里東小1年の井口璃乃さん(7)は「すごく面白かった」と喜んでいた。
宮崎、鹿児島両県境にまたがる霧島連山のふもとに立つ日帰り施設。緑色の建物が目印だ。車なら、都城市中心部からおよそ30分、宮崎自動車道の高原インターチェンジ(IC)から20分ほどで着く。
オープンは1967年。きっかけは、代表を務める別府清一さん(46)の祖父が地元住民から聞いた話だった。「皮膚病や打ち身に効き目のある水が、山から湧き出ている」――。別府さんの父が国有林内で自噴する源泉を確認し、許可を得てパイプでくみ始めた。
水温約22度の冷鉱泉をボイラーで40度前後に温めて提供する。利用者が温度調節できるよう、湯船のそばにボイラーのレバーや冷鉱泉の蛇口を設けている。
源泉そのものは無色透明だが、豊富に含まれる鉄分が空気に触れて酸化するため、湯は赤茶色を帯びている。湯船には乳白色のカルシウムが厚く付いており、含有量の多さを物語る。飲用も可能で、口にすると塩辛さを感じる。「泉質には自信があります。ゆっくりとつかってほしい」と別府さんは勧める。
<こんな湯>カルシウム炭酸水素塩冷鉱泉。午前7時~午後7時。火曜休み。中学生以上300円、小学生以下150円(各税込み)。(電)0986・33・1380
<見て・食べて>車で約3分の「がまこう庵」では地元産ソバの料理が人気。「かけ」と「ざる」の「二味(ふたあじ)そば」(税込み1080円)など。子牛や羊と触れ合える「高千穂牧場」へは車で約10分。
市教委によると、戦国大名・大友宗麟(そうりん)(1530~87年)の城下町だった「中世大友府内町跡」の発掘現場の地層から昨年11月、垂直に伸びる砂の筋が多数見つかった。
京大大学院の竹村恵二教授(地球科学)が分析したところ、大規模な地震の揺れで、地下水の圧力が高まり、地下水交じりの砂が下層から吹き上がった「噴砂(ふんさ)」の跡と判明。約780平方メートルの発掘現場内に約20本あり、地下約2・3メートルにある砂の層から約1・5メートル吹き上がっていた。上から見ると、地上に噴き出た噴砂の部分が長さ十数メートルに及ぶものもあった。
原因として考えられるのは、「慶長豊後地震」(1596年)か「宝永地震」(1707年)だという。
慶長豊後地震は、別府湾を震源とし、マグニチュード(M)7・0と推定されている。大津波が押し寄せ、沿岸部の村がのみ込まれたと伝わっている。
宝永地震は、南海トラフを震源に、M8・6とされる。佐伯市では高さ約11・5メートルの津波に襲われたとの記録が残っている。
竹村教授は「大規模地震が起きた場合、同じような現象が起きる可能性があり、被害予測をする上で貴重な発見だ」と指摘。市教委とともに今後、地質や出土品などを調べ、噴砂の年代の特定を進める。
研究会は、市の新名物をつくって地域を盛り上げたいと、農林水産省出身の福井逸人副市長(41)を発起人として11月6日に発足。畜産農家や流通業者、飲食業者など約100人が発足式に参加し、会のあり方について激論を交わした。
会員になる条件は、研究会のフェイスブックのページに「いいね!」をクリックするだけとお手軽。雰囲気は、さながら「大人のサークル活動」だ。
先陣を切ったのは鹿屋商工会議所青年部(48人)で、11月23日、市農業まつりで独自の「豚ばら丼」を1杯500円で販売した。大手牛丼チェーンの豚丼を手本にし、しょうゆベースのつゆで薄切りの豚バラ肉を煮込んだ。市の観光名所「かのやばら園」にちなんで薄切りのショウガでバラを表現。用意した150食を完売した。
竹井知子会長(39)は「お客さんからもおおむね評判で、自分たちも楽しめました」と手応えを語る。
13日のイベントでは、かのやばら園のレストラン「Rose Diner」が、焼いた豚バラ肉をバラの花びら入りのタレで味付けして盛りつけた豚ばら丼を、1杯300円で販売する予定だ。
福井副市長は、研究会の中では「福丼」の通称で活動している。「まだ始まったばかりだが、研究を重ねながら、メンバーを増やして、味のバリエーションもさらに広げていきたい」と意気込みを語った。