社会そのほか速
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日本原水爆被害者団体協議会(田中煕巳事務局長)は17日、ロシアが昨年ウクライナ南部のクリミア半島へ軍事介入した際、核戦力の使用を視野に準備していたとプーチン大統領が証言したことを受け、「強い怒りを込めて抗議する」とする声明文を発表した。
声明は「核兵器がいかに残虐・非道の兵器であるか、私たちは身体で体験した。核兵器は人類と共存できない悪魔の兵器である」と主張。プーチン氏に対し、「核兵器を使うことを考えるのではなく、非人道きわまる核兵器の全廃への道を進むよう要求する」と訴えている。
重力に負けず、生物が立体的な体を形作るメカニズムについて、東京医科歯科大学などのグループは、突然変異で体の組織が平らにつぶれた「扁平(へんぺい)メダカ」を使って、立体的な臓器を作るのに必要な遺伝子を特定したと17日発表した。iPS細胞を使った再生医療にも結びつく成果として期待が寄せられている。
東京医科歯科大の仁科博史教授や英バース大学などのグループは、2004年の研究で発表した突然変異体のメダカに着目。重力に負けて背骨などの組織が平たくなったこのメダカは、組織や臓器の配置にも異常が見られた。
扁平メダカの遺伝子解析を行ったところ、臓器などの大きさを制御するたんぱく質「YAP」を作り出す遺伝子に変異が起きていることを突き止めた。
さらに正常なメダカの受精卵にYAPたんぱく質の働きを失わせる操作をした結果、YAPたんぱく質が無くなると、細胞張力が低下して重力に勝てなくなり、臓器を立体的に形作る組織が崩壊して扁平メダカになることがわかった。
実験の結果から研究グループは、YAPたんぱく質を作る遺伝子には、細胞間の骨組みを作って、細胞張力をコントロールし、臓器を正しい位置に配置する働きがあると結論付けた。
研究グループは「細胞張力をコントロールするメカニズムはヒトにも存在することがわかった。100年以上謎だった脊椎動物の臓器が立体的な構造を作る仕組みの研究を進めることで、iPS細胞を使って、眼球などの立体構造を持った臓器を作る再生医療に結びつく」と期待を寄せている。
なおこの研究結果は英科学誌「Nature」電子版に17日掲載された。
産業廃棄物処理施設の完成後、設置許可を不当に取り消されたとして、名古屋市のパチンコ店運営会社「名成産業」が愛知県に損害賠償を求めた訴訟は、名古屋高裁で17日までに和解が成立した。16日付。県が解決金13億8600万円を支払う。
昨年3月の一審名古屋地裁判決は、取り消し処分と前提になった改善命令について「改善の必要がない項目まで改善を命じた」などと指摘し、違法と認定。県に建設費用など約12億3000万円の賠償を命じていた。
富山、長野両県の北アルプスを貫く「立山黒部アルペンルート」で、春の観光シーズンに向けて、除雪作業が進んでいる。
作業は、2月19日から富山県側の美女平(標高977メートル)―室堂(同2450メートル)間の約23キロ区間で、20台近くの除雪車を使って行われている。室堂での積雪は今月16日現在、8・5メートルで、平年より1メートルほど高い。4月16日には全線開通し、最高で10メートルを超す雪壁の間を通る「雪の大谷」を楽しめる予定だ。
同ルートでバスなどを運行する「立山黒部貫光」(富山市)は、北陸新幹線の開業効果で、昨年より約10万人多い年間約100万人の集客を目標に掲げる。担当者は「迫力ある雪の壁をたくさんの人に楽しんでほしい」と話している。
愛知県春日井市出川町の前平ちびっ子広場で、地面の一部が陥没しているのが見つかり、市が原因を調査している。
見つかったのは15日午前8時30分頃で、近くの人が見つけ、市に連絡した。
市で調べたところ、同広場(約490平方メートル)の中央付近にあるブランコ近くの地面が最大で深さ約2メートル、直径約5メートルにわたって陥没しており、ブランコの支柱が傾いていた。このため、市は安全柵を設置して、広場の入り口を閉鎖した。前日までは陥没の前兆などはなく、けが人はいないという。
市によると、現場付近は戦前、亜炭鉱の採掘場があったといい、経済産業省中部経済産業局に報告して、今後の対応や処理を講じることにしている。